PC | あれ……雹さん? | |
雹 | 遅かったな、* もうすぐキャンプファイアーが 始まる時間だぞ。 | |
PC | そうですね。 じゃ、一緒に行きましょう。 | |
雹 | 美しいものだな…… 今まで炎とは、私にとっては 戦いの象徴でしかなかったのだがな。 | |
PC | 雹さん…… | |
雹 | ……私は、生徒たちを支配する事で 自らの目的を成就させようとした。 それが、 烏合の組織を動かすために、 もっとも効率的な手段だったからだ。 | |
PC | でも、 それはバツたちに否定された…… | |
雹 | ……奴らが口にする 「友情」とやらの力を、 私は理解する事ができなかった。 そんな軟弱な戯れ言に屈した己を、 認めるわけにはいかなかったのだ。 | |
PC | 雹さん…… | |
雹 | ……だが、最近になって 恭介が何を目指し、 私の下を去っていったのか…… その理由が、 おぼろげながらも判ってきた。 それは……お前と出会ったからだ。 | |
PC | お、俺ですか? | |
雹 | お前は、奴らに似ている。 安易な正義感に身を委ねた、 バツや恭介たちにな。 そんなお前と日々を過ごすうち、 奴らの考え方が 理解できるようになっていった…… | |
PC | じゃあ、今なら みんなと仲良くできるじゃないですか! | |
雹 | 黙れ! いくら理解しようと、認める事などできん! それは我が全てを否定する事になる! | |
PC | でも……支配だけじゃ、 人を束縛する事はできても、 導く事はできませんよ。 雹さんが目指しているのは、そんな社会なんですか? それなら、そんなモノ俺は認めない!! | |
雹 | ……人を支配する事なく、 導いていく力、か…… 私に、それができるだろうか? | |
PC | もちろんですよ。 あなたは、忌野雹なんですから。 ましてや、 俺は側についているんですよ? 何も不安がる事はありません。 | |
雹 | フ……まさかこの私が、 誰かの支えを心地よく感じるとはな。 ……*、お前の協力があれば、 もはや私は迷うまい。 我が理想、必ず実現してみせよう!! |