ボク
CV:村田 貴輝(大人になったボク:ダンカン)
 主人公。本名不明、人は彼をこう呼ぶ…「ボク」と。
 「ボクちゃん」「ボクくん」「小学生」など、多少の違いはあるものの基本は「ボク」であり…本人自ら「ボクはボクって言うんだ」と言うので「ボク」なのです。
 小学3年生…にしては少し子供すぎる…ように感じるけど、昭和50年という時代ではあんなものなのかもしれない。
 割とみょーな事を知っていたりするが、好奇心旺盛ではなく…見方によっては「冷めたお子様」。特徴のある主人公では感情移入不可能という配慮でしょうか?
 誰が相手であろうと「ハンパな丁寧口調」で話すのが特徴。
 どきどきぽやっちおのジャンと違って1日中走り回っていても腹を空かさない元気なお子様。

靖子お姉ちゃん(相楽靖子)
CV:坂本 真綾
 誰が何と言おうと本作のヒロイン!東京の高校に通う16歳。夏休みに故郷に帰ってきました。
 富海に帰る「連絡船」で偶然にも「ボク」と一緒になる…つまり「ボク」が最初に出会う事になる富海の住人。
 両親は離婚、母親は東京でお仕事、父親は既に死亡。人口自体異様に少なく、住人全てが家族のような富海にあって「友人」と呼べる人がおらず、寂しいからなのか「ボク」に好意的に接してくれます。
 まさに「憧れのお姉ちゃん」。家庭事情が複雑な事もあり、夜の公園で1人ブランコをこいでいたり、どこか物悲しさを背負っていますが、基本的に明るく魅力的な女子高生。

 特に「友人」がいないので大抵は自分の部屋で本を読んでおり、割といつでも会えます。時々、妹さんと一緒に海にいます。しかもスクール水着!
 「夏休みって後半より、絶対前半の方が長く感じない?今度、計ってみよっかな」というのはかなりの名台詞。どうやってはかるつもりなのか興味アリ。
 好きなアイスは「氷あずき」らしい。
 チビすけ 三毛猫 泣いた 笑った ララララ ランラン ララララ ラ… いつも一人♪
 陽だまり 三毛猫 友達できた   ララララ ランラン ララララ ラ… たのしいな♪

船頭さん
CV:牛山 繁
 港町「潮館」と「富海」をつなぐ連絡船の船頭さん。富海の住人ではないものの、仕事上、毎日、富海にやって来るので半住人といったところ。何で休みをとらないの?代わりの人とかいないの?
 街の住人ではないので、基本的に出会う事は無く、「ボク」にとってあまり重要な人物ではありません。が、人それぞれに人生があり…どうやら「富海」に恋する女性がいる様子。
 好物は「茜屋」のラーメンで、毎日食べてます。あまりにも毎日毎日ラーメンを食べているので「サイモン」に「身体に良くない」とか言われたり…。
 朝夕は港、昼は茜屋の食堂にいます。1日3回会えるわけですが…どれも「会える時間帯」が狭く、よっぽど物好きな人でないとファーストプレイで、この人の為に「短い時間」を割くような事はしないかと思われます。セカンドプレイでは毎日逢いにいってみるもまた一興。

おばちゃん(荒瀬美津子)
CV:一条 みゆ希
 「ボク」の父親の妹で、「ボク」の下宿先「茜屋」の主人。
 いかにもな「叔母さん」。「おばさん」ではない事に注意。「小学3年生」の「ボク」にとっては「他人」ではないけど「家族」でもない「親戚」のおばさんというのは、少し近寄りがたく、その「家族」の中で1人過ごすというのは、何か「浮いた」感じになるのですが、そーいうものを上手くフォローしてくれるいい人。
 茜屋を経営してるはずですが、昼に見るのは「洗濯してる姿」ばかりというのが「茜屋」の現状を物語っています…。毎日毎日洗濯してるその姿を「ボク」も疑問に思ったのか、その疑問をぶつけてみましたが…。
 この人も毎日、どこにいるかかなり「固定」されているので逢う機会は多い…まあ、下宿先の「母」なので当たり前ですが…。
 夕方は台所で「晩御飯クイズ」を出題してくれます。夜になると「疲れている」ので肩たたきしてあげましょう。お駄賃目当て…じゃなくて…。
 本人曰く「無駄な知識ばっかりいっぱいある」。まあ、「ボク」からすれば大人はみんな「物知り」。

おじちゃん(荒瀬源太)
CV:天田 益男
 元・大工の気のいいおじさん。名目上はこの人が「茜屋」さんの主人、経営者。でも…見かけるといつも何もしてない。…普段何してるんだろ?
 親戚の「おじさん」というのは「おばさん」以上に近寄りがたく「優しい」人であっても、かなり「他人」っぽく振る舞いがちで…やはり「おばちゃん」に比べると「ボク」との「会話」も少なく、少し「怖い」感じ。怖い人じゃないんですけど「ボク」から見ると…ね。
 朝食、夕食での「いっただきまぁす」の台詞が最大の仕事という噂が田村家に流れております。
 ちなみに夕食の時間に「ボク」が茜屋にいない場合はこの人が「ボク」を見つけて連れ帰ってくれます。これが「仕事」?

タケシにーちゃん(荒瀬剛)
CV:高山 みなみ
 荒瀬家の長男、小学5年生。おじちゃんの子供だけあって「性格」がいいタイプの「おにーちゃん」で「ボク」に対しても「よそもの」ではなく「友人」として接してくれます。「ボク」から見て「たよれるおにーちゃん」。
 異常と言っても言い程に弟「シゲル」といつも一緒。兄弟喧嘩とかしないのかな?ふつー、するもんだけど。
 ふつーに「小学生」で、昼間は外で遊んでるけど、そればっかりじゃなくて「漫画」も好き。宇宙の端っこがどーなってるのか考えてみたり、「自分が死ぬ事」以外の怖い事が「便所コオロギ」の存在そのものだったり…小学生!!
 やたらと細かいルールのある「虫相撲」…ルール作ったのはこの子なのでしょうけど、普段は「シゲル」しか相手いないわけで、何で「虫交換」とか「虫ランク」とかそんなトコまでルール化してるのか謎、まあ、凝るモノにはとことん凝るタイプに見えますし、ルールを作る事自体が楽しかったのかもしれませんが。
 小5でありながら、靖子おねーちゃんに一切何の興味も示さない辺り、男として間違ってると私は言いたい。

シゲル(荒瀬繁)
CV:大谷 育江
 荒瀬家の次男、小学2年生、生意気盛り。「よそもの」「新入り」だから年齢は上でも「ボク」は一番格下!とか言ってくるお子様、まあ気持ちはわかる。いつまで経っても下っ端だし、あの環境だと。
 タケシにーちゃんとセットで「名探偵コナン」にしか思えない…のは禁句。
 本人は隠してるつもりなものの「光」ちゃんの事が好きなのは誰の目からも明らか。「ボク」が「光」ちゃんと一緒に行動しただけで「拗ねる」。子供か、アンタは!……子供ですね、小学2年生ですし。
 しかし「光」ちゃんが好きな割に表立って何もしない…というか意地悪ばかりするのはどーか?
 曰く「この世は不思議がいっぱい」…先生は子供と同じ量の給食で何で平気なの?…不思議ですか?…というか私の記憶では大量に喰ってましたが。他にもろくな「不思議」な事が無いものの、確かに小学生時代は私もそーいう発想だったな、と思える事請け合い。ヒットは「漢字の書き取りを続けてると、その漢字が文字に見えなくなる」…ある、それはある。それと同じで、同じ単語を連呼してると、それが意味ある言葉に思えなくなるというのもあったな。小学生時代、実際に私はそれを感じた「カモメカモメカモメカモメカモメカモメ」…「カモメって何だろ?」みたいな。

サイモン(サイモン ライヒ)
CV:デビッド ニール
 茜屋の1号室で寝泊まりするお客さんでカメラマン。日本語は問題なく理解してるものの発音は結構凄い。
 言う事がかなり面白いというか発想が凄いなと感じる、ヘンな人。色んな国を巡って一番好きなのは讃岐…理由はうどん。…小学生のボクをからかってるというわけでもなさそう。一番好きなものが複数あるステキな人で人生楽しんでます。
 色々と知っていて、知らない事は知らないとはっきり言う。実は「いい事」を色々言ってるものの「ボク」に通じてるとは思えない。
 日本…そして富海を愛する言葉達者で面白い外人さんといったところ。唐突に現れ写真を撮って去っていく事もしばしば。
 毎週日曜は誰なのかは秘密だけどデートしてるらしい。
 「夕日が紅いのは「科学的に証明」出来るけど、夕日は紅いから夕日、それがキレイだから。紅くないとイヤだから。空が青いのも、雲が白いのも…同じ」名台詞です。美しいものに理由はいらない、科学的な説明もいらない。

光ちゃん(相楽光)
CV:最上 莉奈
 靖子お姉ちゃんの妹、小学2年生。小学生が他に荒瀬兄弟しかいない富海では当然、友達無し。意地悪ばかりするシゲルくんは嫌い…つまり孤独。
 孤独だからなのか、「ボク」に目をつけ強引に「秘密の砂浜」にご招待とかしてくれます。普段は公園で1人で何するでもなく座っている…哀愁漂ってはいませんが、孤独さを感じさせます。
 占い少女でもあり、ゲーム的には「その日、どこでイベントが起こる」かを教えてくれるという事で、かなり重要な存在。
 基本的に生意気。…ながら「命」を大事にしており「虫は死ぬから」興味を持たない事にしてるらしい。理由は「死んだら可哀想だから」
 どうやら「隠れて猫」を飼育してる事と関係ある感じですが、まだ半分しかゲームが終わってない私にはこの少女はまだまだかなり謎。

じいちゃん
CV:平野 稔
 相楽姉妹の祖父。富海診療所で医者をしてる優しいおじいちゃん。子供の「ボク」相手に「人生」をとくとくと語る…かなりの強者。死んだ後の事やら、死の世界やら、死んだ人の事ばかり考えて、それを「ボク」に語る…いくら老人とは言え、かなり後ろ向き。嫌な医者だ。命と向き合う仕事故?
 しかし、盆…8月14日を境に少し前向きになる。…相楽家の人間は何というか…富海の「悲哀」全てを担当してる感じ。
 普段は診療所にいるものの「患者」がいないので多分、かなり暇してる。遊びに行ってあげましょう、ついでに肩たたきなんかしてあげれば喜んでくれる事請け合い。

看護婦さん(凪咲)
CV:石塚 理恵
 診療所の看護婦さん。富海の住人ではなく毎日毎日、連絡船で通勤してます。
 患者がいないので仕事無し。ヒマというのは辛いもので……看護婦必要なののかな、この診療所?
 勤務時間が終わり、帰りの連絡船まで出るまで公園でぶらついていたり…何やら船頭さんと一緒にいるのを避けてる様子。ちょっと前までは楽しく一緒に話してたのに…。
 毎週日曜日は「秘密のひと」とデートしてるそうです。相手は…割とバレバレ。

洋兄ちゃん
CV:進藤 一宏
 ロケット作りに勤しむ中学3年生。進学希望なのにロケットに夢中。
 靖子お姉ちゃんとは当然ながら幼なじみで小学校入学前はよく一緒に遊んでいたらしい。でも、たった1つの年齢差と性別の違いが、溝を作り、靖子お姉ちゃんが小学校に入学した後は現在まで一言も口をきいてないとか。…靖子お姉ちゃんの事が好きなのかどうかはわからないというのは本人の談。好きも何も10年も話してなかった相手はかなり他人な気が…。
 小学3年生のボクにも対等に接してくれる優しいお兄ちゃん。基本的にいい人だけど、何か抑揚が無いというか投げやりな感じ。…しゃべり方でなくて、存在自体が。
 多分、靖子おねえちゃんと恋人になっちゃうと思う。

女子大生(芳花)
CV:田中 敦子
 ボクに遅れる事数日、富海にやって来た正体不明の女性。茜屋の2号室で寝泊まりする。
 ちなみに学生ではなく、「ボク」が勝手に女子大生と呼んでいただけ。夕方になると何やら寂しげな曲をギターで演奏したりしているものの、何しにやってきたのやらかなり謎。「誰だかわからない人」が来るのを待っているらしい。
 サイモン曰く「ミステリアスな人」…後に間違いだったと言い、訂正するも「ミステリアスでヘンな人」。サイモンにヘンな人って言われるこの人は…。
 割とサイモンとは気が合っている様子。…その正体は…まあ、どーでもいーです。

入院患者
CV:坂本 真綾
 ほんの数日だけ診療所のベッドに居座ってる謎の…多分、「美」少女。
 夕方にしかいないから、入院してるわけじゃあないと思う。どこか存在が希薄で「ボク」が言うには「座敷童」みたい。
 富海を心から愛しており、家族を大事にし、昔を懐かしんで…この街を走り回りたいとか何とか。
 靖子お姉ちゃんと同じ声なのは…意味ありげ。
 名前は「言うと驚くから秘密」…何か正体はすぐに想像ついちゃいますが、この想像を超える正体である事を望む。
 肩たたきをすると、とても喜んでくれて「幸せ」だと言ってくれるので、何かすっごく気分いいです。
 夕方という短い時間ににしか逢えないので注意。船頭さんとかに逢いにいってる場合ではない。

静江ちゃん
CV:唐沢 潤
 靖子と光の母親。マニュアルによると現在は「交通遺児の奨学金団体」に勤めている。
 お盆シーズンにやってきて茜屋の3号室で寝泊まりする。ワケありなので相楽家には顔すら出さない。
 おそらくは若かりし頃は、ボーイッシュというか、男まさりな女の子だった…と思わせる性格。気持ちのいい人。
 なのですが、問題ありまくりの相楽家の一員として当然、どうにもすっきりせず…自虐的。
 いい人にたくさん出会うには自分がいい人でなければならない。…富海を出ていったのはこの街の人は「イジワル」な人ばかりだから…とは本人の談。もちろん、富海の住人はいい人ばかりなので、言っているのは「自分はこの富海にいるべき人間ではない」という意味。…何故、そこまで自虐的かな。
 靖子お姉ちゃんは「静江ちゃんに嫌われてる」と言い、静江ちゃんは「靖子お姉ちゃんに嫌われている」と言う。あまりにも溝が深すぎる親子…。
 本人曰く「ちょっと悪い正義の味方」…親のいない子供の為に働いてる事を誇りに思っているものの、自分のわがままで、自分の子供達が「親のいない状態」になってる事…これが静江ちゃんを「自虐的」にさせている最大の原因。…小学3年生の「ボク」には理解出来ない事ですし、黙って見ている事しか出来ません。
 っていうか「ちゃん」づけするなよ、「ボク」。

オオカミじじい CV:中 庸助
 洋の父親。その昔、狼を追っかけていたからオオカミじじいらしい。でも、「じじい」と呼ばれるような年齢でもなく、「オオカミのおじさん」と言うべきとはおばちゃんの談。
 やたらと怪しげなものの、実のところ、ふっつーーーーな人で怖い人ですらない。今は炭焼きしてます。
 夏休み後半にしか出合えず、別に何があるというわけでもなく…でも何か独特の雰囲気をもったおじさん。

谷口のおじちゃん
CV:村田 則男
 静江ちゃんが帰ってしばらくしてからやって来て、茜屋の3号室で寝泊まりする事になる無口なおじさん。
 無口でどことなく怖い感じながら、割と優しく…ボクに色々と語ってくれる元・潜水夫。
 いっつも海辺で海を見ていて、夕方になると哀愁漂わせて女子大生のギターを聞く…。その正体は割とすぐにわかっちゃうと思う。

テントのお兄ちゃん(保田)
CV:内田 夕夜
 「ボク」の富海夏休み生活で最後に出会う人(8月31日に出会うという意味でなく、この人が現れたら、この先、新キャラがいないという意味で)。
 茜屋の客室が全て埋まっていたが為、海岸でテントで寝泊まり。女子大生とは知り合いで、片思い中。
 正直言って、登場した時点で「プレイヤー」には何者なのかもうわかっちゃってる公務員。
 終わりの終わりに登場するだけあって、ほとんど出番無し。ボクとは出会った瞬間に親友……になったらしい。

お坊さん
CV:池田 勝
 マニュアルのキャラ紹介に出てない人。何故なら出番は8月14日だけだから。
 お盆には不可欠な人なので出てくるだけで、特にどーという事もない人。「凄いお坊さん」とか何とか話が出ますが、坊さんは坊さん。
 僧侶という職業が大好きらしい。いい事だ。
 花火をくれるので、その日は花火大会。

ケン坊
 相楽家で飼われている犬。初日からずーっといて、逢おうと思えばほとんどいつでも逢えるキャラ。
 話しかけると、ボクは勝手に鎖を解き放ち…その後、どこぞへと行ってしまうが、翌日にもなるとまたつながれている。
 一応、この犬にもイベントは存在してます。