下らない本を買ってしまい、ラッキー♪とか思ってる悠ちゃんですぅ。
「ネタ?ネタだね!」
 ネタです。…「人気の謎」という本なんですが、成功者は何をしたかとか、どうせ下らない事が書いてあったりするんだろうなとか思ったのです。そして何だかわからないアプローチかけて科学的なのか非科学的なのかよくわからない内容だろうなと思ってたのですが、割と想像を絶する内容でした。ありきたりの本なんですけどね、それこそ腐るほどにある。
「それは想像を絶するとは言わない」
 本来なら詳しく解説したいのですが、書いてる時間ないです。というわけで軽く…まず読み始めて2、3ページで

「あ、この作者本物のバカだ」

 と思いました、最初から笑わせてくれました。
「やっぱりそーいう本か」
 まず、最初の最初…一番最初の部のタイトルが「生まれた瞬間に人の一生はほぼ決まっている」と、こうです。これだけならまあ、「下らない運命論者だな」となるわけですが…。
「でも、その時点で買った事を後悔しそうな本だね、それって」
 ある意味、親切ですね。最初の最初からこの本の真髄に迫ってるので、ちょっと中身見た人は、その手の本が好きな人、ネタに困ってる人でもない限り買いません。…何か本業は占い師とあるのですが…まだ半分ほどしか読んでませんが…占い師というより…サギ師か怪しい霊能者か…。
「あ、それは日本語として間違ってる」
 ?
「お兄ちゃんも割とボクに言うんだよね、言葉がかぶってるって」
 はぁ?
「まあ、いっか」
 そうですね、私が間違ってました。霊能者とサギ師は同じ意味でしたね。…まあ、そんな事はどうでもいいんですよ。この方は生まれで顔や才能、運勢、寿命…まあ、何から何まで決まると言ってるんです。
「それはそうだろうね。生まれた瞬間にとか言ってるんなら」
 あまりにも徹底してるんです。抜粋しますよ。

『考えて見れば生年月日が同じで数分違いで生まれた双子の場合、そっくりな顔をしています。同じ両親から生まれた子でも1歳でも歳が違えば別の顔になるのに。同じ時に生まれた双子は星の配置が同じなので実に顔が似ているのです』

「……」
 この方、開始3ページ目にしていきなり遺伝…否定してます
「えと…同じ時に生まれると顔は同じになるんだね?」
 運命も同じです。
「探せば似た人はいっぱいいるんだね?」
 世界中を探せばいるかもしれません。
「でも、そっくりな兄弟っているよ?」
 いますね。多分、偶然です、それ。ただですね、この方注意書きとして、双子でも出生時間が数分違うと顔や運命が変わる事もあると言ってます。
「…それ、ただの二卵性双生児なんじゃ……」
 違います。生まれた時間の問題です!
「っていうかさっき数分違いで生まれた双子は顔が同じとか言ってるよ!」
 数分も違っていても運命同じになっちゃうんですね、割と星もいい加減なもんです。
「そーじゃなくて、今さっきのも数分違うとって言ってるじゃないか!」
 この後、双子が同じ日に死んだ例をあげて運命が同じだと力説してます。
「同じ日に死ななかった双子の例を多分、その数万倍は挙げる事可能だと思う」
 それはですね…これがこの本の本質「徳」です!徳を積む事で寿命が変化するんだそうです。
「って事は一緒に死んだ双子は?」
 全く同じように生きてきたのではないでしょうか?
「有り得るかぁぁ!」
 この後も割と暴走続きます。死人の悪口まで言ってます。石原裕次郎さんが死んだのは若い頃の行いが悪かっただの。
「名誉毀損…」
 よくもまあ、次から次へとと言った感じですが、まだ第1章、序章なんですよね。この後、更にヒドくなります、っていうか笑えなくなりました。
「まだヒドくなるんだ。まあ、そうだよね、この手の本の場合」
 そうです、覚悟は必要です。この後は前世がどうだとか、霊界だとか天国へ行く方法だとか…。
「そんなのジョジョの神父さんにでも教えてあげればいい、ボクは別にいい」
 エンリコ=プッチ神父でしたっけ?ヤダモンのバカ兄弟の名前が確かエンリコとブッチでしたが…。
「ジョジョの話はしなくていい」
 「徳」を積む事で幸運になるんだそうです。でも、この徳は前世から引き継いだもので…
「そんな5流宗教みたいな話はどうでもいい」
 と言ってもこれが「核」となってますので、この本は。以降、この本及び著者に対する悪口になります、この雑記。本気で悪口になります。というわけで読むなら覚悟。
「ふみぃ」
 徳があれば幸運。著者の知り合いの社長さんは原爆投下の日に広島にいたんだそうですが、柱の影に隠れていて無事だったそうです。何万人に一人の幸運だそうです。
「広島にいた時点で不幸だと思う。しかも五体満足、全然無事だった人は割と…何万人に一人?」
 柱の影程度では助からないと思いますけどね。原爆の被害というのは投下後の放射能汚染もありますから。
「何だかなぁ」
 この後、放射能の恐ろしさの話が出てきて、胸のレントゲンを受けると寿命が1.5日縮まり、胃のレントゲンは1年半寿命が縮むそうです。どこから引っ張ってきたデータかは当然不明ですが。
「それでそんな恐ろしい放射能汚染地帯にいたのに無事に生きてるから幸運だって?」
 この後も「それは不幸中の幸い」であって「幸運」じゃないだろ?とツッコミたくなる逸話を何個か取りだして、「徳」の大事さを語ります。居眠り運転してたのに無事だった!などなど。
「居眠り運転するけど、徳が高いんだ?」
 えぇ、その方は神社仏閣に億単位の寄付をしたそうです。
「徳はお金の問題じゃないと思う」
 いえ、お金の問題なんです。ムカっときたのはこの辺りからです。人は幸せを感じた時に徳を消費するそうです。おいしいモノを食べても消費しますし、とにかく何かあるごとに消費します。抜粋します。

『高級料理を毎日食べ続けても、八十年間寿命があって、いい服を着て、いい住まいに住んで、いい車に乗って、いい奥さんをもらって、幸せになって名もあがって、そういう人は毎日支払っている徳も相当な額です』

「つまり、お金持ちな人達は徳があると?」
 そうです、結論を言うと「金」が全て!とそう言ってます。大体からして「俗」ですよね、良い服だのいい車だの…「金銭」を払う=徳を積むという考え方がサギ師ですよね?
「だね、どっかの得体の知れない宗教みたい」
 そーいう宗教を誉めてますよ、この方。交通費を払わずに歩いて、そしてその分を寄付せよ、とか言った教祖をベタ誉めです。
「バカじゃない!」
 本気で怒らないで下さいな。
「バカそのもの」
 この方の言い分はヒドイものです、ホントに。前世だの何だのそれ自体が非常に下らなく「頭悪い」証明となってますけど…。難民の人達にもこの方は同じ事言えますかね?…徳がないからあんたは不幸なんだ!と。金を払えと。とにかく「ムカつく」事請け合いです。そして最も徳のない人は「若死に」する人だそうで…これにもムカつきましたね。子供が死んで悲しんでいる両親にそれ言えますか?下らない狂人に殺された小学生や何かも本人が悪いと言うんですか、この方は?
「あんまり深く考えない人なんだね…」
 しかも言ってる事も無茶苦茶なんですよね。善行の徳に対して悪行に対しては劫というものが積み重なるようです。これらは相反するものではなく徳もあるけど劫もあるという状態に成り得るようなんです。でも、読んでみると…悪人なのに幸せに暮らしてる人がいるのはどういう事か?それは前世の徳である、現世で劫を積んだが前世の徳が20に対し、現世の劫が15ならば徳が15残ると…相反しているわけでもなく関係のない徳と劫でありながら「減算」を行ってるんですよね、「徳−劫」っていう減算を。この方が「金儲け」の為だけにその場で思いついた事を適当にどんどん書いていった事がよくわかります。
「そーいえば、人気のひみつとかそんな本じゃなかったっけ?」
 えと、半分ほど読んだんですが、延々と前世、来世、霊界、徳、劫の話でうんざりしてしまいまして…一応、それらしき事はちょこっと書いてありました、「人気のある人の真似をしろ」と一言で結論を述べてます。徳だの劫だのは全く関係のない話ですが、事実そう書いてあります。
「はうぅ」
 成功する人というのは努力どうこうではなく前世からの徳であり、成功する人は何をやっても成功するんだそうです。ただ、それでは話にならないので「実は、前世からの徳は85%」であり、現世での徳が15%影響するので、努力もしろ!と、こう。成功する人は努力した人だ、と…何が何だかわからない話になってますが…まあ、努力する事を否定してないだけマシですね。この方は20代の頃に作曲家やっていたらしいのですが、絶好のチャンスを何度も逃し、それは徳が足りなかったからだと言ってます。…もはや言う事ありません。徳がないのは自分の責任ですが、そもそもがかなり間接的なので…結局、自分の才能がどうとかではなく徳というわけのわからないものが原因で自分自身には問題はなかったと言ってるに等しいですね。どこまでもどこまでも「自分勝手」です。「いい加減にしなさいよ、いい歳したおっさんが!」って感じですね。出す本全てがベストセラーだとか自分を誉めてますけど、それって「別の意味」でウケてるだけです。ま、本人もわかってるかと思いますが。…毎日毎日、得体の知れない霊能者に1万円払い、みたいな…それは徳じゃないだろ!とかツッコミ入れたいところですが、何を言ってもムダでしょう。真心を込めれば金額は問題じゃないみたいな事は言ってますが、やっぱり読んでみると金額が大事だったりします。つうか「金銭」を玉串と呼ばないでもらいたいものですな。神への供物が心も何もこもってない…しかも「徳」という見返りを期待した腐りきったものですか…。違うだろ?金さえ出せば心は問題じゃないんですね…必死に真心真心と誤魔化してますけど…そして怒らないで下さいね……子供を産むと徳は大きく減るそうです、それは喜びが大きいからだと…勘違い甚だしいですが、ヒドイのはこの先です、女の子で1000万〜3000万、男の子で3000万〜1億だそうです。
「怒らない…うん。もうどうでもいいし」
 人は平等だ、前世の徳がなどといいつつ。性別でこれ程の格差があるとは…全然不平等ですね、大体からして男尊女卑の心があっちこっちに見えて非常に不愉快です。何か戦場かどっかに置き去りにしてみたい人です。それでも自説を唱え続けて見事に死んでみせたら拍手してあげますよ。悪業は苦しむ事で消える?…消えねーよ、苦しめば改心しなくてもそれでいいんだ?へぇ?じゃあ、自分で体を傷つけて痛みで苦しめば劫は消えるんだ?
「だんだんと悪口が過激になってきたね」
 ちょっと許せないなと思ったので。だから最初に下らない本を買ったと言ったんです。ちなみに天国は三階層に分かれていて…この著者は行った事があるそうです。
「ファウストみたい」
 悪魔とでも契約したんですかね。著者の見た天国は夢のような世界らしく…物欲の嵐!…こんな天国イヤだなと読んでいて思いました。ファッションセンスがいいとか、どんな天国ですかね、一体?
「ファッションセンスか…それは大事だよ、やっぱり!」
 そ、そうなんですか?ちなみに一番ランクの低い天国に行くには15万の徳が必要だそうです。その為には徳の積める指導者の元で修業しないとダメだそうです。
「……まあ、後でツッコミ入れる。っていうかキミもわかってて言ってるんだろうし」
 はい、二階層目は150万以上だそうです。非常に少ないそうです、入れる人は。そこまで人間は病んでいるんでしょうか?悪人ばっかりなのでしょうか?その割にお金持ちの人はこの人の論では「相当に徳が高い」はずなんですが…。
「で、最上級は?」
 1億5千万以上だそうです。
「ふざけるなぁ!何だその子供じみたろくでもない数は!」
 子供生まなければ楽勝で二番目の天国にはいけますね。
「あぁぁぁ、ボクが言おうと思ってたのに!男の子の双子なんか生んじゃったら最大で2億、最低でも6千万!も消費!!」
 老後は幸せを感じないよう、どこかに閉じこもって暮らすか、それともとっとと自殺するか…。
「でも、若死にって徳がないんでしょ?」
 ないです。でも、若死にしたので徳を積むヒマもなく、また引き継いだ徳が少ないまま転生して、そして若死にします。
「もうイヤになってくる」
 このような世界なので「喜びを感じるな」と著者は述べてます。「人気の秘密」とは何ら関係ないですね。人類の8割はサラリーマンだとか、平和ボケした事言ってますし。闇の世界に突き落としてやりたいですよね、何か…幸せボケしたこのバカ作者。
「幸せ感じまくってそうだから、この人は天国いけない」
 いえ、本を出版して、読者を幸せにする事で徳がたまるそうですから。まあ、残り半分とにかく読んでみます、何かと辛い本ですが…。
「頑張ってね。ちなみに定価は?」
 雑記のネタとしてはこんなものかと思います、¥1000です。それにしても本当に愛する人が現れて1ヶ月幸せに思って過ごすと…25万も徳が減るんだそうです。…私、今すごい勢いで減っていってるのかもしれないです。
「減るほどの徳なかったりして」
 そういう事は無いのだそうです。幸せを感じるのは絶対に代価として徳を払っているそうなので。
「へぇ、意外」
 相変わらず、失礼ですね、あなたは。
(2001年 9月11日謎雑記より抜粋)

 全部読み終える前に批判してしまった事は大いに反省しつつ、「人気の謎」の話を今日もします。とりあえず全部読み終わりました。
「どーだった?」
 最後まで同じでした。結局、この方は…何ていうかその…「日本は世界の雛形ぞ」系の…
「大本教?」
 とは限らないんですが、竹内文書の内容をそのまま信じるような方のようです。…そして、最後の最後まであちこち矛盾があり、そして「欲まみれ」の俗人です。矛盾があるのは適当書いてるからでなく…この方の師匠の言い分をまったく自分で考える事なく「信じ」矛盾点には一切気付いてないだけのようです。宗教に勧誘してみれば面白いと思いますよ…。
「で、どうする?紹介するの?残り半分」
 そうですね、せっかくですし。ただ、ほとんど同じ内容というか…全く別の内容というか。同じ事を別の言葉で矛盾をはらみつつ語っているだけですので…。ある意味凄い純粋なんです…昨日も思ったのですが…「裏」「闇」の部分を知らないんですよね。「キレイ」な世界しか見た事がないんです。…会社で出世するのはいかに会社に貢献したか…だけじゃあないんですよ。でも、この方は「売り上げ」が多ければ出世し社長になれると信じています。…子供なんですよ、ホントに。そして世界が狭いんです。自分の見える範囲しか世界はないんです。この方にとって地球は端っこから水がこぼれ象が地面を支えてる、それが「世界」です。
「ふーん」
 子供だと思えば怒りもわかなくなりました。どうやら自分より裕福な女性がかなり大嫌いなようです。色々とけなして…イギリス王室に喧嘩売ってます。ダイアナ妃とセーラ妃の悪口を数回書き…特にセーラ妃は大嫌いのようです。特にこれはヒドイなと思った部分を抜粋します。

『チャンスさえあれば少しでも多く楽しもうという彼女たち(特にセーラ妃)は、とにかくチャラチャラと遊び放け、英王室にとっては困ったとりまきを集めて、スキャンダルに華を咲かせていたわけで、同じ遊びまくるのでも、楚の荘王とは大違いです』

「楚の荘王?」
 走れメロスに出てきたような王様です。
「余計わかんないだけど」
 どうでもいいです、深く考えないで下さいな。徳があるから幸せに暮らしてるんだと思いますが…どうもこの子供様は自分より裕福で、楽して生きてるヒトが気に入らないご様子です。この子供様自体、どうやらかなり裕福な生まれのようにも感じますが…。
「子供だから」
 えぇ、この考え方も子供ですよねぇ。ちなみに殺人についても触れていて、そのヒトを殺すと、そのヒトが現世において徳を積むチャンスを奪ったり幸せを感じる時間を奪ったとかで劫が増すそうです。…でも、これもツッコミを2桁単位でいれられますよね。生まれた瞬間に運命決まってるんでしょ?死ぬのは徳が尽きた時って言わなかったっけ?徳じゃなくて劫を積むかもしんないじゃん。…などなど…
「悪人は殺す事でこれ以上、罪を重ねないようにしたっていう意味でそれを救いと考えるヒトもいるしね」
 ミロクの世がどうとか、この辺りは宗教系なので省くとして…どうやら昨日言った、老後は幸せを感じないようにひっそりと、というのはダメらしいです。これは幸せは感じませんけど、徳は減るんだそうです。徳が減るのは幸せを感じた時だけとか言ってましたが…例外のようです。
「何それ?」
 孤独で生きるヒトはヒトの道に反してるらしく、神様が怒って徳を奪うそうです。それは孤独で過ごしたくないのに孤独で過ごす老人や…家族を失ってしまったヒトや…まあ、子供の言う事ですから怒らないで下さい。
「全然怒ってないから、子供って聞いた時点で」
 ちなみに…年齢的な事でなく精神的な意味で「子供」と言っているのであって、実際の「子供」をバカにしてるわけじゃないですから。まあ、大人びた考え方してる子供というのもイヤですけど。
「でも、それもどっかで矛盾言ってない?隠れて暮らすみたいな事に対して?」
 どうでしょう?どっかで言ってるかもしれませんが、あまりにも多くて私も把握しきってませんし。あ、この辺りがそうかもしれません。徳を積む方法として「苦しい努力をする」「認められない陰の努力をする」とあります。ヒトに気付かれてはいけないようです。
「矛盾はしてないね」
 そうですけど、意味はわかりませんね。徳と何の関係があるのか…何故に隠れて努力しないといけないのか?認められないとしたら、それは何の成果もなかったわけで…世間では認められませんよ。
「それ、日本語ヘン」
 あう、確かに私が間違ってました。認められないから認められないなんて。あまりにも無茶苦茶な本だったので伝染してしまったようです。でも、認められなかったら、それは無駄な努力といい、価値はありません。あと、徳は積もうと思ってするものではないと言ってますが、…それ、徳を積む方法を書き記し、徳を積め!と言ってる、この本自体を否定してますね。
「子供だから」
 陰で認められない努力というのは…どうやらヒトの見てないとこで良いことをしろと言ってるようなのですが、どっちにしても、それを意識した時点でもう徳は積めないですよね。ていうか見てようが見てまいが「する」事に「本当の心」優しい心があるわけで…「ヒトが見てないとこでいい事をする私って格好いい!」と自己満足に浸ってるだけじゃないですか?それは…偽善ですよねぇ?自分が手柄をたててもウソをついてまで他人がやったという…それは「ウソ」という罪、劫を背負う事になります。自分の功績を認めずに他人に押しつけて…それでその他人は喜びますかね?
「子供だから」
 何でも、その一言で解決ですね。アトピーについてもヒドく誤解しているようで…何で適当書くのか聞いてみたいです。アトピーはアレルギーであり、精神的作用で発現する事が多いのです。生まれつきアトピーの方も食が悪いと言うんですか?後半は全ページに矛盾点があるような本でしたね。もちろん前半部分があるからこそ後半に矛盾があるわけで、後半を先に読めば前半が全ページ矛盾とかになるんでしょうが。…それにしてもそんなにセーラ妃に恨みあるんでしょうか?

『でも、この生き方を話すと、セーラ妃なんかは、「イヤッ、そんなの。私は死んでもやりたくないわ」というかもしれません』

「子供だから」
 …私もこの本にある生き方したくないですが…喜びを感じるな、苦痛を感じろ、金は全部怪しい霊能者に差し出せ!…イヤです、そんなの。私は死ぬまでやりません、そんなの。死んだら無に帰るのでどっちにしてもやりません。
「子供だから」
 話聞いてますか?
「子供だから」
 この本の真髄は…でも最後の章にあるのかもしれません。不幸が訪れるのは劫のせいだと子供様は言い切っているのですが、「霊」が悪いとか何とか…悪霊取り憑くのも劫のせいだと私などは思うのですが、除霊…子供様が言うには救霊…をしなさい、除霊をする事で解放された喜びを感じますが、クソ高い除霊料…子供様が言うにはお玉串…という犠牲があり、そして霊を無理矢理、霊界に送るという事でそれは善なる行いなので徳がとってもたまるそうです♪そして除霊を勧める事でも徳はたまるそうです。除霊を受けられるのは天からの贈り物なので気にせずに除霊して徳を高めて下さいとの事です。
「天からの贈り物だけど金銭要求するんだ?」
 天からの贈り物いらないですから、最初から霊に取り憑かれないようにして頂ければ非常にありがたいかと…。あっ、そうそう、最後に…幸運なヒトの例は昨日書きましたよね…不幸な人の例というのもありました。こんな不幸な人は見た事ないそうです。「何度も死にそうな事故に遭った」そうです。
「それって幸運?」
 幸運ですね。そんなに何度も事故に遭って無事に生きてるんですから、何十万人に一人の幸運ですね!
「所詮、子供か」
 子供です。見方を変えるだけで幸運と不幸どっちとでもとれる…それに気付いてはいないんだと思いますよ、これって。まあ、私は不幸だと思いますが…あの幸運なヒトの例にあったヒトも全て不幸だと思ってます。では最後にこの本の帯の言を…

『何故ツキまくる人がいるのか!?この法則と理論をズバリ解明する』

「法則でも理論でもないし……」
 あ、最後と言っておいて何ですが、除霊の連絡先はちゃんと記してありました。
(2001年 9月12日謎雑記より抜粋)