実のところ、私は龍虎の拳はあまり好きではない。うわぁ、いきなり言ってしまった。
が、しかぁし、嫌いというわけでもなし、4ハード制覇していることだし、せっかくだからハードごとの比較でもしてみようかなと。
まあ、手抜きなんで誰かこれを元にもっとマシなのを作ってくれると嬉しいです。
画像が多くてちょっと重いです。ああっと、誤解されたままってのもやだから言っておくと龍虎2は好きです。
さて、それぞれどのハードのものかおわかりになりましたでしょうか?私はいきなり見せられても多分、わかりません。しかし龍虎ファンはわかるようになって下さい!
左上がネオジオ、右上がスーファミ、左下がメガドラ、右下がPCエンジンになります。
メガドラ版はいきなりやる気ないですねぇ。右上の本もなければ、左下のペンもない。リョウとユリの間にある光の線もありません。
一方スーファミ版はユリがあまりにも無表情で怖いです。でもロバートは一番格好いいですかね?
PCエンジン版は勝手に本の全体像を描いてしまってます。他にもメガドラ版のリョウは偽物っぽいとか色々といいたいところですが、あとは見た人それぞれに任せます。
またまたメガドラ版はまるでやる気が見られません。オリジナルを再現しようとかは全く考えていないようです。
PCエンジン版は健闘していますが、1行辺りの文字数が違います。
スーファミ版はキャラサイズが小さいのは許すとしてジャックののけぞりポーズが全然違います!しかもメッセージの一部が平仮名になってます、これはダメでしょう。
しかしPCエンジン版は何故にイスに人が座っているのでしょう?キャラを減らすならともかく何故に増やしているのでしょうか?
今回は背景比較までは行ってないのですが、ここで見る限りでも随分と違うのがわかります。そのウチ、暇が出来たら背景比較もやりますかね。
では、軽く各ハード毎の特徴でも。
SFC版
全キャラに超必が存在する
エンディングに続きが存在する
MD版
通常技にキャンセルがかかる
PC−E版
基本的にネオジオ版と同じ
またメガドラ版はやる気ないです。キャラ小さすぎです。しかもキャラ名表記がどこにもない!
スーファミ版、PCエンジン版はゲージ類を外に出して、プレイ画面は狭くなってます。メガドラ版に劣ってるというのは恥という他無い!
顔グラフィックなどはスーファミ版でしか再現されてません。
背景は無視したいところですが、影の再現が全然されてませんねぇ。メガドラ版などは床からして違いますぜ。
さて、ゲームそのものですが、PCエンジン版はネオジオ版に非常に近いです。スーファミ版は幾分かダメージを抑え気味で、メガドラ版は必殺技の威力はガタ落ちしており、中段扱いだった技もしゃがみガードできたり、覇王翔吼拳も完全にガードできます。完全にガードの意味がわからないような人は龍虎ファンじゃないです。ただし、威力が低い代わりにゲージの消費量も少ないです。
CPU戦は4ハード全てアルゴリズムが違いますね。特に極悪なのがPCエンジン版で、かなり卑怯っぽい動きをします。動きだけでなく強さもおかしいです。BIGとKARATEの攻撃力が尋常じゃないです。しかもKARATEだけでなくBIGのゲージ溜めもやたらと早い。必殺技はほぼ全てガードします。龍虎乱舞でさえ…いや、本当です、本当にガードするんですよ。もちろん通常はガード不能ですし、結局こいつらも途中から喰らうんで意味はないですが。
4ハード別KARATE攻略
ネオジオ
しゃがんで待っていれば飛んでくるので立Kで落とし挑発、すかさず飛道具。これの繰り返しでパーフェクトも可能です。
スーファミ
三角蹴りをガードさせて投げ。スーファミ版お約束のパターンですが、パーフェクトで勝てますし、これで十分でしょう。
メガドラ
しゃがんで待って、ひたすら足払い。パーフェクトは無理ですが楽勝です。
PCエンジン
とにかくジャンプキックしまくり。それしかないです。必殺技は使うだけ無駄です。
スーファミ版には存在しないステージ間デモです。やる気のないメガドラ版にしては珍しく上手く再現してます。「出」程度の漢字を平仮名に変えてるのは何ですが…
あぁ、もちろんメガドラ版には音声入ってないです。しかしPCエンジン版もメガドラ版もガードレールの高さ位、再現しようとか思わなかったでしょうかねぇ?
スーファミ版なんか存在しないんだからサイアクですが。
各ハードの再現率というものをちょっと紹介します。まずレバー入力からボタン入力までの時間を置くと飛道具の弾速が遅くなります。これはどうなっているのでしょうか?
まずスーファミ版、これは再現されてないようです。微妙に遅くなってるかなって気がしないでもないですが実際はわかりませんし、体感出来ない程では弾速が変わっても意味はないです。
メガドラ版は再現されてません。ただし弾速は変えられます。メガドラ版はCボタンでも必殺技を出せるように調整しており、それによりビルトアッパーや飛燕疾風脚等も他の格ゲーの弱技、強技のような使い分けを可能にしてます。
PCエンジン版では…再現されてます。
んでは、その弾速の遅い飛道具を利用した龍虎乱舞空振りはどうかというと…再現されてるハードはありません。
龍虎乱舞そのものですが、まずSFC版はコマンドがボタン同時押しに変更され出しやすくなってます。ところがメガドラ版は使用するボタンそのものが変更されており(Cボタンでも必殺技が出るので、オリジナルのコマンドを入れると虎煌拳になってしまう)、Bを押してAというコマンドになってます。もちろん立ち蹴りのグラフィックが出てから発動します。これによりかなり使いにくくなってます。そればかりかKOFシリーズのようにガード可能です!はっきりって使い道ありません。
PCエンジン版は忠実に再現されてます。ただし、乱舞中のドカドカという効果音は再現されてません。
ネオジオ版では乱舞中にポーズをかけると、このドカバキなヒット音だけが先に再生され、ポーズをとくとヒット音のない乱舞になるというバグ(?)がありましたが、当然そんなの再現されてません。
ではヴォイスはどうなっているかというと…PCエンジン版は完全に再現されてます。スーファミ版は一部カットで、エンディングは「やめて、お兄ちゃん」だけがヴォイスあります。メガドラ版はサイアクでほとんど入ってません。勝ちポーズでも一切しゃべりません。そうです、リョウはあのポーズをとっても「オース」とは言ってくれないのです!もちろんデモでしゃべるわけないです。
まるでやる気が感じられないメガドラですが、オリジナルにない妙な事はやってます。時間切れで負けた場合、ネオジオ、PCエンジン、スーファミでは棒立ちなのに対してメガドラではちゃんと敗北ポーズをとります。オリジナルの再現をしようとかはやっぱり全然考えてないようです。ちなみにキャラカラーも1Pと2Pで決まっていて、2P側の使うキャラは同キャラ対戦でなくても常に2Pカラーです。まったくメガドラ版…やってくれます!
ちなみにメガドラ版は必殺技のコマンドも結構変更されてまして、暫裂拳はパッドではただでさえ出しにくいのに更に出しにくくしてます(←→←→A)。そして飛燕疾風脚系のコマンドは全て溜め技になってます!ビルトアッパーも必殺技扱いで使用すると気力減ります!本気でオリジナルを無視してます。技の効果とかも変化してたりしますし。しかし優れている事もありましてネオジオを含めた他ハードではCPU専用技だったローリングスピア(BIGの必殺技で前転してから棒でつつく技)がプレイヤーも使用出来るようになってます。でもやっぱりジャンプは出来ません。
メガドラ版は何故、オリジナルにあるものを消して、変なものを追加するのでしょう?何故に注連縄?
スーファミ版が一番オリジナルに近いですかね。
やる気のないメガドラの本領発揮!帽子被ってません!
スーファミ版の帽子もどうかと思いますがないよりかはマシです!しかもキングとリョウの間合いが遠すぎます。あんな遠く離れて会話しますか、ふつー?
それぞれ龍虎乱舞で倒したシーンです。PCエンジン版は見事な再現ですが、スーファミ版はキングがちょっと吹き飛びすぎです、メガドラ版に至っては見えません、キングが。しかもこれ、画面外にはみ出してるのでわからないのですが…まあ、後にしましょう。
スーファミ版は下着の色が違いますが何か意味あるんでしょうか?
見ればわかるでしょうがネオジオ版だけリョウの顔が悲惨です。この顔変化はPCエンジン版でしか再現されてません。もちろんBIGのサングラスとかも吹き飛んだりしません、スーファミとメガドラでは。
メガドラなどはそればかりかどんなに体力減っても構えも変わらないので、龍虎乱舞使用可能になってるかどうかすらわかりません。あんな構えなんてグラフィック数枚あれば十分なはずなのに何故に再現出来ないのでしょう?
また、気力ゲージを見ればわかりますが龍虎乱舞でさえ、こんなにゲージ消費量は少ないのです、メガドラ版(全ハードでゲージMAXで使用してます)。
ちょっとした表記だとPCエンジン版は人抜き表記ではなくBEAT BY表記。うーん、せっかく今さっき再現率の高さを誉めたのに…PCエンジン版も割とダメ。
メガドラ版しか語る事ないですよね。そーなんです背景ないんです、デモ画面!ってそうじゃなくて必殺技KOしても服破れません、メガドラ版。つまりキングは男なのでしょうか?背景がないのもかなりの手抜きですが…キングの服が破れないのは龍虎の設定として致命的なのでは…表現が何かまずかったのだとしても下着は見せないで服を破るとか方法あったのでは…大体、メガドラにそんな変な規制はありませんでしたが…やはり手抜き?
※飛燕疾風脚かビルトアッパーでKOすれば服は破れるそうです。…ほとんどプレイしてなかったから気付かなかった。ごめんなさい。
メガドラ版、ここに至ってもまだ背景ないです…スーファミ版は勝手に立ち位置変えたり、腕まで描いてみたり…
PCエンジン版は「ユリ!!」のあとの空白がないです。文字の再現率はメガドラ版が一番高いのか、もしかして?
勝手に「!」をつけるな!せっかく珍しくメガドラ版をほめてやったのに。文字の再現率全然高くねーよ、メガドラ版。それとも焦って取り込んで!が表示されてないだけか、残りの3ハードが。覚えてないなぁ。
だぁ、やっぱりメガドラ版だけ表記が違う!「その人は・・・」ってどこに「・・・」があるか!
SFC版はSFC版で手の組み方違うし…でも一番顔が可愛いのはスーファミ版。
しかしこいつらどこで会話してんだ、リョウもロバートもユリも背景全部同じだぞ?スーファミ版は違うけど…スーファミ版はそれ考えて立ち位置変えたのか、もしかして?
最後にPCエンジン版のバカらしい警告画面を公開してとりあえず終わりとさせて頂きます。ここまで見て頂き誠にありがとうございました。
もちろん音声つきで、最後の警告画面では、もちろんユリはすすり泣いてます…やりすぎ。
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