二人のために未来のために
作詞・作曲:宇徳敬子 / 編曲:池田大輔
-Review-
日本語の質感を大切にした「二人のために未来のために」は、
しっとりとしたバラードにおける従来からの持ち味を
存分に発揮している。
どこにいるのか見失いそうになってしまう神秘的なコーラスが印象的なインパクトノあるイントロの曲。
"忘れることを選んだあなたにもう一度だけ会いたいのは
忘れることを許してあげると伝えたいだけ・・・"という、
過去の失恋を忘れて前向きに生きようとする
女性の心が描かれた曲です。
人は忘れることが出来る。忘れることは罪じゃなくて・・・。
-Message-
"忘れることを許してあげる"強がりかもしれないけど、
お互いの未来のために決心した・・・そんな私なりの恋愛観を歌ってみました。
妖精達が舞い降りてくるイメージのイントロや、
間奏でギターの増崎さんが、さりげなく表現してくれているイルカの泣き声のような音で、
どこか幻想的な雰囲気をもっているナンバーですね。
夢をあきらめる、あなたをあきらめることは出来ないから
"忘れる"ことで今は強がってでも決心した・・・
お互いを縛るよりは、行きたい方向をみていきましょうね・・・みたいな心境を
私なりの恋愛観として表現した曲でもあります。
イントロは妖精達たちが舞い降りてくるイメージです。
”忘れる"ということは悲しいことでもあるけど、
"忘れる"こともなければゆきづまってしまう。
私なりの恋愛的なひだを歌っています。
-Impressions-
こういう低い音から入るメロディー好きなんですよね。
最初のコーラスがとても不思議です。
・・・なんかオトナな歌詞ですね。どうしようかしら?(何が?)
日が暮れてきて空が赤く染まってます。
あぜ道を一人寂しく歩いてるんでしょうか?
・・・あぜ道って・・・田舎の風景しか想像できないわ田舎者には(泣)
男の人から別れを、告げられて、お互い忘れることで楽になる。
忘れることをゆるす、ポジティブで強い女性です。
神秘的なイントロがとても印象に残った。
歌い出しの直前のイントロは
坂本冬美さんの某有名曲のイントロに似てませんでしたか?
一瞬ビックリしてしまいました…(笑)。
それにしても、ミディアムバラードを歌わせたら
宇徳さんの右に出る者はいないですね、やっぱり。
こんな感動的な曲をつくり歌いこなせるのは
宇徳さんの実力があってこそ…さすがです。
人間は前に進むことだけじゃなくて、
後ろに下がること、忘れることも大切なんですね…。
-Memo-
間奏でDIMENSIONの増崎さんのイルカの泣き声のようなギターが印象的ですよね。
その時に宇徳さんが"聞こえる?"etcと言っているのはご存知でしたか?
間奏も楽しんで聴ける・・・宇徳さんならではといった感じですね