光と影のロマン(Album Version)
作詞・作曲:宇徳敬子/編曲:池田大輔
-Review-
アコースティック調の穏やかなイントロから、
ギターを軸としたバンドサウンドへと展開。
宇徳さんのボーカルが心地よく絡まった
ドラマティックな作品に仕上がっています。
「光と影のロマン」のレコーディングは
宇徳さん本人も含めた参加メンバー全員が
ブースに入り、セッション形式で行われた。
その結果、生音のライブ感がフィーチャーされたサウンドに
仕上がっている。
この曲は70年代のシンガーソングライター達に通じる
ノスタルジックな中にも安心感を与えるサウンドに仕上がっています。

今作はアコースティック調の穏やかなイントロに導かれ、
繊細でありながらも力強いバンドサウンドに呼応するかのように、
優しさの中にも強さを見せる一途な想いを歌う宇徳敬子の
自然体の自己表現が心地よく響く1曲。
「光と影のロマンは」夢を追い続ける姿をつづったアコースティックなナンバーです。
子供から大人まで口ずさめる優しいメロディが印象的な曲。
キラキラよ輝く光が差し込む情景が見えるような優しげなイントロから、
徐々に力強いサウンドへと変化していく「光と影のロマン」には、
宇徳さん自身が持つ繊細さと強さがしっかりとにじみ出ています。
彼女と共演したミュージシャンのヒューマンな息吹が感じられる快心作です。
宇徳さんらしいポップでナチュラルなメロディ・ラインが力強いバンド・サウンドに乗せて届けられる。
詞の世界には一見すると"恋愛ソング"にも受け取れる。
でも・・・その中には「自分はこうありたい」という
宇徳さん自身のポジティブな意志が詰っている作品。
ピアノとアコギの繊細なイントロから力強いサビへと展開するポップなサウンド。
しなやかなボーカルで歌う、ロマンティックな詞の世界がGood。
コーラス・ワークももちろん本人が担当。
Inter FM telephone juke boxにて21夜連続NO.1を記録
-Message-
音と音とが共鳴しあいながら1曲が出来上がっていく過程の中に
自分がいられるっていうことはやっぱり刺激になりますね。
すごく良い雰囲気の中で出来上がっていったものだから、
結局、ヒューマンな息吹がかかったサウンドに仕上がったなって思います。
人ってみんな、ロマンを求めながら生きていきますよね?
でも、現実社会に惑わされたり、何かの形に縛られてしまうことで、
追いかけている夢とかを諦めちゃったりするじゃないですか。
でも、最終的にはロマンを忘れたくないなって・・・。
真実の光や本当の自分というものを追いかけていけたらいいなって・・・
私は特別強いわけじゃなくて。
強くなりたいって思ってるからこそ強さや前向きさを歌で表現しているんですよ。
"強くなりたい"という意思をどう伝えるかが大事になって来ます。
そのためにも、"自分はこうありたい"っていう確信は
持っていたいなって思ってるんです。
人生って結局"ロマン"で始まって、"ロマン"で終わっていくという、
永遠の愛しさみたいなことを感じてもらえたら・・・という思いで作りました。
Aメロとかはストイックに歌っているつもりなんですけど・・・。
気分はドラマティックというよりはロマンチックですかねぇ。
(アルバムバージョンについて)大袈裟な言い方なんですけど、
ちょっとしたSEが入っている・・・それぐらいですね。
大きく変えてしまうことにちょっと抵抗があったので・・・・。
人生には良い時もあれば悪い時もありますよね。
でも人間て、たとえどんな時でもロマンを追い求めながら生きてる
・・・だから“光と影のロマン”なんです。
メッセージ・ソングという感覚はないんです。
どちらかというと・・・
"私はこう思ってるんだけど、みなさんはどうですか?"
っていう一つの提案っていう感じですね。
-Impressions-
アルバムバージョンって、ストリングスのイントロが入ってるだけ?
この曲の詩で、一番気に入っている、と言うか、
印象に残るところが「膝をかかえて見た夕日〜」と言う所です。
子供の頃の心情とか、情景が浮かんできます。
夕日を見る時は、剣道のかっこうとか、
夕日に向かって、バカヤロー、とか、お母さん〜とか叫んではいけません。
(何いってんだか)
MEGA-MIXの始まりの部分はこの曲のイントロだったのですね・・・。
Bメロからサビにかけてのメロディーが凄く好きです。
「ただ年をとるだけの大人には なりたくないよね」
ってフレーズは胸に突き刺さりました(笑)
ロマンを追い続けて生きていこうと思います(笑)
アニメのタイアップ曲だったせいか、とても人気のある曲だが、
聴く度にやっぱりいい曲だなと納得してしまう。
この曲のプロモとして流されたライブ映像を思い出しながら聴くと、
思わずノッテしまいもする(笑)。
アルバムバージョンではイントロにオーケストラ風のメロディーが加わり、
美しさも増している感じがする。
歌詞で一番印象に残るのは「ただ年をとるだけの大人にはなりたくないよね」。
外見は大人になっていても中身は大人になりきれていない自分に、
よく聴かせなければいけない曲なのかもしれない(笑)。
-Memo-
曲の途中からはいってくるオーヴァードライヴ・ギターはDIMENSHIONの増崎孝司さんによるもの。
この曲はご存知の通り、ミュージシャン全員がブースに入り、セッション形式で行われました。