旧旧裏雑記 旧裏雑記 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月
 6月 1日
「6月は休日なくてやだよな?」
 また、その話ぃ?
「悠なんか、自由が当たり前だったから、割と大変だろ?」
 そーでもないよ?それに…ボクは…ふっふっふ…6月に休日があるのだ!
「さぼりだろ?」
 ちっがーう。ちょっと聞いた話なんだけど…
「あ、友達出来たんだ」
 …それはどうでもいいとして…
「まぁた、男か…お前は、同性の友達作れないのか?」
 何故、ばれる!
「しかも、何だっけ?まあ、いいか…創立記念日か、休みって?」
 違うんだなぁ……県民の日!
「あ、あぁ…そっか。千葉県の学校ならそりゃ休みだわ…そっか、悠ってば中学校では転校生扱いだったから、千葉県民の日知らなくても不思議がられないんだ。でも、出身地ってどこに設定されてんだっけか?聞かれたら困るな」
 中学校の事は関係ないでしょ?ボクが転校生だったなんて事、知ってるわけないんだから。
「そっか。どっから来たのか聞かれなかったんだ?」
 賢いボクは「ひ・み・つ」と答えておきましたぁ!
「偉い偉い」
 えへへぇ…って…誉められてるように感じない…。
「誉めてないし…そっか、6月に休みあんのか、いいなぁ…去年までは…あったんだよねぇ、私も」
 県民の日だね!
「東京で働いてんのに関係ない!っていうか都民の日っていうもので休みになった覚えもない」
 じゃあ、会社の創業記念日?
「いや、誕生日休暇という粋な休日があったのだよ」
 漢字読めない人だと「わくなきゅうじつ」って読みそう。
「はい?」
 い、いや、だから文字化した時にさ…。
「あぁ…いいですか!わくは『枠』であって『粋』ではありません!」
 木が90個あるから枠?
「意味わからんて、それは…米が90個で粋か?」
 こんなもんかな?
「最近の裏雑記はプチって感じで、短いのな」

 6月 2日深夜
「おいよぉ…」
 ……。
「寝るなぁぁぁ」
 ふぇ?
「寝るな、こら」
 あっ…深夜に起きてるの久しぶりだったからつい…
「お兄ちゃんはいっつも深夜に作業してるというに」
 だって、早く寝ないと…お兄ちゃん先に起きちゃうんだもん。
「…お前さんは何時間寝たいんだ?」
 育ち盛りなんだよ!
「育ってねぇだろーが、全然」
 永遠に育ち盛りなの♪
「そんなんだから人気投票13位なんだ、悠は」
 13位って?あれ、ボク娘以外にも何かあったっけ?
「スーパーリアル麻雀人気投票…SNKのサイトで発表されてる」
 …13位って…えと、キャラ数は…
「下から数えた方が早い位置にいる」
 …うぅ、ボクとは無関係だけど、何か悔しい…悠っていう名前なだけに。
「だろだろ!何か悔しいだろ」
 悠ちゃん強化!世界中の悠ちゃんをバックアップ!
「多分、悠っていう名前は日本にしか…漢字使ってる国自体が…」
 うるさーい。
「PIVキャラ人気ねーな、にしても…出番が無いから人気ないんであって、元々人気なかったわけじゃないのに…」
 何でそんなに詳しいかな…確かボクの記憶だと…祐里がボクに悠って名前つけてくれて…。
「ちっちっ!それは…記憶を美化してますな!祐里は由宇だの裕だの…悠という名前を初恋の人がつけてくれた、うむ綺麗な思い出だ。だがしかーし、真実は…『そんな名前やだ、ボクが自分でつける』という…」
 …うっ、覚えてたけど敢えて伏せていた事実をわざわざ…
「ふっ」
 ま、まあいいや、とにかく…ボクの記憶では悠っていう名前だからPIVに手を出して…そのまま、何か全シリーズ揃えたって…。
「ウソじゃないぞ…っていうか、それは祐里の事であって私の事じゃないんだが、それはそれとして…ゲームを知らないからって歴史に詳しくないってわけじゃない。悠は一目見た時からずっと…」
 そっか…お兄ちゃんの好みのタイプだもんね、ショートカットで元気良くって。
「今は愛菜とかタマミとか…すっかりロリキャラに…」
 …どっちの方が良かったんだか…。
「つうわけで麻雀わかんないし、そもそも「脱衣」はちょっとなぁって事で避けてたけど、悠にだけは目をつけてて…」
 悠っていう名前は実は…そこから来てるかもしれない!
「悠っていう名前をつけたのは…だからな…思い出を美化するのは勝手だが…名付け親はお前だ!自分自身だ!」
 田村って何だろね?
「自分でつけたんだろが。ところで人気投票のページなんだがな…スパーリアル麻雀になっとるんだが」
 スパー?
「KOF2000のストーリーページはKOF99になってるし、SNK…やる気ねーな、全然…でも大人気だね、プレミアムコレクション…確かに私も気に入ったけど…おっそろしく出来良くて…ネオポケってこんなにグラフィック能力優れてたのかとか…」
 ネオジオポケットは名機だと思うよ…実際。ゲームの質も高いし…。
「これでハイパーネオジオ64からプレミアムコレクション2が出たら笑えていいんだけど…」
 ハイパーネオジオは…名機じゃないと思うな。
「KOFにリアル麻雀チーム出場」
 麻雀じゃ勝負にならない…
「チン爺さんは大喜びってもんだ」
 でも、脱衣はダメ♪
「登場キャラは香澄とクリスと…」
 つきたな、ネタが。
「うっ、晶とみづきでどうだ!」
 みづきは羅将神ミヅキとして…晶って………まさか…結城晶?
「しつけのなってねぇヤツはって感じでバシバシと」
 わけのわかんない事を。
「いや、しかし香澄をそっと入れ替えるのはいいかも、袴着てれば多分バレない、入れ替わっても!」
 バレるって、すぐに。
「香緋の代わりに晶っていうのはどうだろうか?いや、タマミというのもありか」
 そもそも香緋いないし、既に。
「香澄かっちゃったぁぁぁ♪」

 6月 3日
 意味わかんなぁぁぁぁぁい!
「キレるなよ。…何だ、現代若者か、悠は?」
 多分、そうなんだと思うけど…現代若者って…お兄ちゃん…何歳?凄い表現だよね、現代若者…50代の何も知らないおじさんみたい…
「現代若者はキレやすい!…適当言うなよ…現代人がキレやすいんだろーに」
 でも、おばあちゃんとかおじいちゃんとかがキレて暴れたって話聞かないよ?
「暴れるだけの元気がないんだろ。そーいや、男の方が精神的に弱いみたいだね。簡単に言うと壊れやすい…やっぱり精神構造違うのかな?」
 違うんだろーねぇ。そ、それより…量子力学…意味わかんない。
「…なんつーもの勉強しとるんだ、貴様!非国民め」
 ごめんね。
「挑発かぁ?」
 ボクってば、日本国籍持ってないから、非国民なの。
「そーいやそーだな。いや、しかし…量子力学?面白いか?」
 聞いてる、ボクの話?意味わかんないんだよ、全然。頭おかしいんじゃないかな、量子力学?
「おかしいのはこの世界だ」
 …お兄ちゃんもおかしい。ワンダーランドなんだ…みんなみんな、おかしいんだ、この世界は。
「気付いたか…」
 冗談抜きで…量子力学の導き出す結論って…「この世界は不自然だ!」っていう。
「今までの科学では理解不能なものを…科学で公式として無理に成り立たせようとすると量子力学に行き着くみたいだ…で?私は量子力学って全然知らないんだけど?」
 んー…あのさ…説明出来ない。この世界が矛盾に満ちてるなってわかっただけ。
「何だ、魔法の理屈と同じじゃん。じゃあ、私達は科学の最先端にいるわけだ。量子力学って行き着くと魔法になるぞ」
 なんだ…そう考えれば量子力学なんて大した事ないかも。
「そうなんだろうか」
 衝撃的っていうか…アレが現代科学の最先端なんだとしたら…科学なんて言葉は意味持たないよ…法則がない事が納得いかないから無理に法則を作ってるっていうか…量子力学が正しいなら、この世界は存在しない」
「今にホーキング博士とかが解答導き出してくれるでしょ」
 でも、神の分野だよ、これは。人間が手を出しても…気が狂うだけだって、こんなの。
「もう狂ってるんじゃないか?別に侮辱とかそうでなくて…いい意味での事だけど…最先端科学者は正気だと思うか?言ってる事理解出来るか?」
 す、既に狂気?
「じゃないと、最先端科学にいつまでも携わってられんだろ。信じたくなかったこの世界の真実がどんどん明らかになってく。それを最初に知る事になる彼らは…正気では有り得ないと思う」
 この世界で完璧なものは…自分だけ。お兄ちゃんの言葉は正しかった…。
「あと、正義超人の友情な」
 それは絶対に完璧じゃない!!

 6月 4日
 タツノコファイトォ、レディィゴォォ!
「実体を見せず忍び寄る黒い蘭の花」
 蘭は忍び寄らないと思うな。
「うぬっ、そゆ事言う奴には反動三段蹴り」
 今まで深く考えなかったんだけど、KOFのゼロって、あれどういう意味の名前だと思う?ワンとかツーとかいるのかな?それともプラス、マイナスがいるのかな?
「そんなものは方便だ!」
 新秩序にはボクが立つ。
「そゆ事言う奴には白羅滅精」
 わかるか?こういう事だ!
「なぁ?KOF2001ってみんな朝鮮語でしゃべるのか?京も庵も」
 だから…どこの国で作ったとしても…あくまでもSNKのゲームなんだから…どうしてそういう曲解する人ばっかりなのかな?韓国チームがメインとか。
「KOFさ…1からやり直してくんないかな。ネスツ編は2000で完結って事で…裏切り者のゼロは死にました、めでたしめでたしでいいから。1からやり直す言ったクセにオロチ編の続きだし、影響受けまくりだし。個人的にはGガンダムみたいな国別対抗の」
 それって、使われた国に失礼。
「じゃないと思う。Gガンダムありなんだし。そもそもがその国を曲解したキャラなんて今までもいっぱいいたし。日本チームは当然、全員ちょんまげで負けたら切腹でござる」
 サービス満点だね。
「インド人はカレーだ!みんな頭にカレーを」
 カレクック?それはインド人のイメージじゃないと思う
「インドチームは、ダルシムとダランとカレクック」
 インドに対する侮辱だ!
「そんな事は決してない!イギリスチームは紳士の国に相応しくザベルとラインドウェルとEXビリー」
 バ、バンドチーム?
「いや、頭おかしい奴チーム。他にワーヒーのジャックとかも悪くないな」
 フランスは?
「ジャン=ピエールとジャン=ピエール=ポルナレフとピエール=モンタリオ」
 …どうでもいいけど…ピエール=モンタリオは…イタリア人だと思うんだけど、あの人。
「誰がそんなことを知ってる!多分、みんなフランス人だと思っている、いや、見ろ!ボンジュールショットだぞ。フランス人決定だ。フランスといったら朝から晩までボンジュールだ!」
 フランスに対する侮辱だ!
「いや、偏見だろ。んじゃ、3人目はイリス=シャトーブリアンにしよう」
 うあっ。
「何だその、うあっってのは?じゃあ、キャロル=スタンザック……いや、ジャン=ピエール=ミラボーにしよう」
 ……ちなみにイタリアチームは?
「仕方ないからボンジュールショット入れて、パンナコッタ=フーゴ入れて、最後の1人誰にしよっか?」
 ツェペリさん。
「座ったままジャンプできるんだよな、あの人」
 水の上も歩けるよ♪
「最後の1人はカニベースにするか…ジャンケン勝てないのが魅力だ!…ドイツだとどうなる?」
 何でボクに聞くかな?レオパルドンははずせないよね?
「うむ!」
 後はブロッケンかな?
「ロボットはちょっと…ロボット認めちゃうと…中国チームがちょっと…パイオニアが…」
 ロボットじゃないんだけど、ブロッケンは…あくまでもサイボーグであって。
「思うにジャーマンミサイルという命名は素晴らしいものがある。各国もドイツにならってアメリカビィィィィムとかフランスボンバーとか…」
 フランスボンバーちょっと待った。ジャーマンミサイルにしてもそうだけど…それ…英語!
「そんなことはどうでもいい!」
 兄さん、兄さんなんだね!
「むぅ、確かに兄であるし、声も同じであるが…というかこのネタは前にやったような気も」
 ドイツチーム決定。ヴォルフガング=クラウザーと惣流=アスカ=ラングレーとシュバルツ=ブルーダー。
「レオパルドンがいねぇ!」
 …そーいえば、初級シスアド講座ってどうなったの?
「うぐっ」

 6月 5日
 暑い…。
「ん?…そーいや、何で冬服着てんだ?もう衣替えだろ?みんな夏服になってないか?」
 うん…でも、冬服の人もまだいるよ。それで、夏服あるの?
「麻宮サキじゃあるまいし、そこまでビンボーじゃねぇっていうか…買っただろーが」
 そうだっけ?
「そうです」

 悠ちゃん、夏服ばぁじょん、どうだぁ!
「おぉ、可愛い可愛い。思わず襲いたくなるほどだね」
 …。
「………何か問題あった?今の?」
 べ、別にないよ。ありがと、おにーちゃん。そっか、襲いたくなるのか…。
「もしかして誰かに愛の告白でもされた?」
 ちょっと前に…
「何ぃぃ?」
 ちょっと前にお兄ちゃんに結婚申し込まれた。
「…そ、それは…。……痴漢か!?電車で痴漢に…」
 ……………正解。
「おのれ、悠に対して!私が許す、魔法で懲らしめてやりなさい」
 それが出来ないから憂鬱…朝からすっごいイヤな気分だよぉ、アレ。どうすればいいかな?
「ラブラバーで反撃…ってふざけてる場合でもないな。先頭車両で壁に張り付いてるのがとりあえず無難かな?」
 何でボクかなぁ?他の人ならいいっていうわけじゃないけど…。
「痴漢って割と無差別じゃないのか?」
 そうなのぉ?狙ってやられてるんだとしてもヤだけど、誰でもいいっていうのも何かポリシーないっていうか。
「拾えないポリシーなら捨てなよっていうの意味わかんないよな?夜血だっけ、こんな意味不明な事言うの」
 薬飲んでる人の言う事なんか…
「拾えないからこそ捨てられないのでは?とにかく、痴漢行為は犯罪です。極めて不快なのでやめましょう!」
 誰に言ってるの?どこに向かって言ってるの?
「痴漢行為は罪が非常に重くなりました。そして…女性に対してだけでなく被害者が男性でも成り立つようになりました」
 美少年とか狙われるみたいだしね。
「それ以前に男女平等じゃないからじゃないのか?」
 それにしても女の子は不幸だ…男に生まれてればなぁ。
「悠が弟?弟とは結婚出来ないじゃないか!」
 妹とだって出来ないよっ!
「いや、義妹ならOKだぞ?それにな…自意識過剰なヒトってのがいてね」
 何の話?
「満員電車での男の不幸の話。お互い体ぶつかってるのに、何か「あんた、わざと私の方にぶつかってきてない?」みたいな視線で見られたり…」
 そう感じる事自体もお兄ちゃんの過剰反応じゃない?そう思ってるかどうかなんてわかんないんだし。
「そうだけどね…他にも疑われる事自体イヤだから両腕組んだり、両手で吊り革持ったり…というわけで男も疑われるという面で不幸なので、痴漢撲滅!!」
 撲滅!!ところで、さっきの話だけど、もしボクがホントの妹だったら、ボクはただの妹だった?結婚とか…考えなかった?
「まさか!敢えて法律的な事を言っただけだ。私が好きになったのは悠っていう妹じゃなくて、悠っていう女の子だもん。実妹だろうが義妹だろうが関係ないね。ただ…義妹でもホントの妹だぞ?」
 そっか、ボクはお兄ちゃんのホントの妹なんだ…。
「そもそも、敢えて実妹、義妹いうなら、悠は実妹だし。血がつながってない実の兄妹ってのも凄いものがあるけど」
 血のつながってるエルフと人間の兄妹も十分に凄いと思う。

 6月 6日深夜
「UFOがあっちいってこっちいって落っこちる日か…」
 ハダマだね?
「ハダマだよ」
 フーファイターズだね?
「RB2も終わったし…意外と早かったな」
 1日2キャラペースだったしね、全部ボクの力だよ。
「それは知らなかった。RBSも全部悠の力なんだっけ?」
 そうだよ?ボクが毎日毎日…
「鉄板の上で焼かれたんだ…というかさ…更新作業した覚えあるっていうか、ついさっきまでローレンスのね…あれは悠の力?」
 …可哀想…お兄ちゃん……可哀想だからずっと黙ってようと思ってたんだけど…実はね…お兄ちゃん、記憶障害起こしてるんだ…。
「思い当たる節はあるが…しかしな、ローレンスは本気で今さっきまでというか…目の前に更新完了したばかりの…更新時間を見てみろよ?」
 お兄ちゃんはね…毎日毎日…宇宙人に連れ去られて…そこで記憶を改竄されちゃってて…。
「お兄ちゃんって凄いね」
 凄いね。宇宙人に選ばれたんだよ!
「んなわけあるかい!」
 次はWAか…。
「無視か!」

 6月 6日
 あれ?
 ………

「ん?忘れ物?」
 タイヤに空気入ってない…パンクしたみたい。どーしよー?また遅刻だよぉ。
「またってのが気になるな。まあいい、私の使っていいから…サドルとか調整しなくても何とかなると思うし」
 いいの?
「急いでるんだろ?」
 …お兄ちゃんの後ろにボクが乗るっていうのはどうかな?
「それでいくか」
 やった!
「何が?」

「そーいや、後ろに乗せるのって久しぶりだな」
 熱あるのに無理して公園まで行った時以来だね。
「まだ雪があったんだから、2月か3月だよな?」
 なっ…お、覚えてないのぉ?ボクは、はっきりと覚えてるのに。
「そう言われてもなぁ…1月か!」
 そう…まったく、記念すべき初デートの日を忘れるなんて。
「それなんだけど、初かぁ、あれ?」
 初だよ…お兄ちゃんがその気になって動いてくれたのは。それまでって秋葉原がどうとか…ただボクが一緒についていったっていうだけで…2人で遊びに行くっていう感じじゃなかったし…
「うーん、ここら辺は感覚を共有出来ない辺りか。私の場合、悠と一緒にいればどこにいてもって感じだから…だから…」
 ボクもそうだよ?でも、やっぱり家にいるのと遊びに行くのって違うよぉ。
「それはそうだなぁ…たまにはどっかいこっか?博物館とか」
 ホントにぃ?でも、博物館って渋いね。
「やっぱり博物館はイヤか…うーん」
 そんなことない、そんなことない…渋いね♪っていうだけで、誘ってもらえるだけで嬉しいから。何か、最近…お兄ちゃんってボクと一緒にいて楽しいのかな?って思う事多かったから。
「悠から誘ってくれりゃいいのに。色々と行きたいとこあるだろ?」
 断られたら立ち直れないもん。
「…悠に誘われたなら…もし休日出勤頼まれようが断ってでも!」
 本気で言ってるね、それ。でも、だからこそ誘えないっていうか…迷惑にならないかなって。
「ならない、ならない…あっと、帰りどうする?」
 歩いて帰るから気にしなくていいよ。間違っても早退してボクが帰ってくるのを待ってるなんてしちゃだめだからね!
「それもいいかもしんないな。でも、やめとくわ、残業しないのに早退なんて、とか…そーいう話になっちゃう」
 自転車どうしよっか?
「そりゃパンクしたまんまじゃダメだろ…テープはって。
 そんないい加減な修理しないでぇぇぇ。
「へっ?…いや、パンクの修理っていうのはそういうもんだぞ?まあ、普通のテープじゃなくて強化テープだけど」
 そうなの?ウソかホントかわかんないなぁ…
「まあ、出来る限り早いウチに直しとかないとな」
 うにゃぁ。

 6月 7日
「夏休みは海でも行くか?」
 海といったら磯釣りだよね?
「決してマイナーな作品ではないが、かといって………元ネタわかりにくいな、おい!」
 そーか、そーか、そんなにボクの水着姿を見たいか。
「何を言うかな。海と言ったら磯釣りなんだろ?ならば水着に着替える必要はないッ!」
 うぅ…ごめんなさい…ホントは潮風を頬に受けて裸足で駆けてみたいです!
「…お前、何歳だ?」
 田村悠15歳夏−過ぎ行く季節−
「過ぎ行く季節ってのが何なのかよくわからんが…振り向くと白い砂で私の足跡ですか?」
 そうです!振り向けば私の足跡なんです!!
「カモメが飛んでて感涙か。いや、それはいいとして…何歳?」
 15歳だってさっきも。
「まあいいや。やりたければやっていいぞ。潮風はここでも吹いてるし、白い砂は持ってきてやろう」
 …どうしてそういうイジワル言うかなぁ?
「何にしてもだ、それも水着はいらんな」
 …海で泳ぎたいです。
「わかりました。…まあ、海で泳ぐ人ってあんましいないけどね、ただ浸かってるだけで。…ん?泳げるの?」
 どうかな?そーいえば…祐里ってば冷たくて、消滅を目前にしたボクに思い出作りとかもしてくれなかったから…海にもプールにも行った事ない…泳げるのかな、ボクは?
「まあ、泳げなくても問題はないな。水着は…」
 スクール水着はイヤだからね!
「…よくわかんないから、その時に適当に」
 適当って…。適当にされたくないんだけどなぁ…
「問題は…人ごみだな」
 あっ、去年テレビで見た見た。毎年あんななの?だったら、やだなぁ。海は行きたいけど…人ごみは嫌い!
「どうしたもんかなぁ……学校で水泳…参加するの?私の記憶だと、女子生徒ってすっごい少なかったけど。おかげでプールが広かったが…というか50mプールにしてくんないかな…学校はもうちょっと水泳に力入れろよ…何で水泳だけ遊びの時間になるかな?他の体育科目と違って。25Mプールじゃなぁ、狭すぎるだろ、人数的に。何の練習にもならない」
 ふーん、折角のプールの時間なのに参加しない人多いんだぁ…見て時間を過ごすなんて勿体無い!
「安心しろ…水泳がイヤなら陸上だ!って事で1時間ずっと走りつづけさせられたりするみたいだから。学校によって違うだろうけど…私はそう聞いた。どこの学校のいつの話かは秘密だが」
 そ、それはもっとイヤだ。……お兄ちゃんはイヤ?ボクが水着姿、他の人に見せるのって?
「別にそんな事はないな…」
 なら問題無しだ。…でも、ホントに気にしてない?
「どうかな?」

 6月 8日
 鳥は飛べるのに、どうして人間は飛べないのかな?
「難しいな、そりゃ」
 あれ?バカにされるかと思ってた。
「そういう前提で質問するんかいな、悠は」
 あ、あははは…だって、何となく。
「まあ、常識的に考えれば鳥には揚力を生み出す翼があって人間にはないっていう答えになるけど、その程度は悠だってわかってるだろうし。っていうか知らない人はいるのか?…聞きたいのはそんな事じゃないだろ?」
 飛べたらいいよね。
「飛びたいと思えばいつかは、ね」
 人はいつか……
「ちなみに、空飛ぶ蛇ってのはいるんだぞ…USOだとジャンピングスネークを飛ぶ蛇として紹介しちゃったけど…」
 ケツアルクアトル?
「あれは…蛇か?っていうか実在してるのか?神様だぞ?」
 じゃあ、飛ぶ蛇なんて…。
「飛ぶというか滑空する蛇だな…でも、ジャンプする蛇よりか飛んでる蛇っていえるはず」
 いつか一緒に飛ぼうね♪

 6月 9日深夜
「ゆうぅぅぅ…起きてる?ゆうぅぅぅぅぅぅ」

 どしたの?あっ…大丈夫!?
「…大丈夫じゃないから呼んだんだけど…よく、わかったな…そんなに顔色悪い?」
 悪いっていうか赤い。どれ?…ふうぅ…結構、あるね。
「滅多に風邪ひかないのが取り柄だったのに…うぅ」
 …氷枕持ってくるから、待ってて。
「お願い」

 無理しちゃダメだよ…でも、呼んでくれるなんて嬉しいなぁ。昔のお兄ちゃんだと、辛いって事自体隠しちゃってたから…。
「それは悠も同じだろぉ。悠も突然、発熱とかあったら…気にしないで呼べよ?」
 うんうん。じゃあ、後は薬飲んで大人しく寝てる事!
「言われなくてもそうします…悪いな、博物館…ちょっと待ってくれ」
 …何か、デートっていうとどうしてどっちかが高熱でうなされるのかな、ボク達って?
「運命が私達を引き裂こうとしているのだよ。しかし!…あう、はぁはぁ」
 いつもの調子でバカやってちゃダメだって…。しかし!運命にどこまでも抗って見せる!とかそんな感じ?
「そんな感じ。あぁあ、楽しみにしてたのになぁ」
 ボクも博物館も逃げないから…。
「じゃあ…寝るわ…悠は…一晩中、見てるとかしないで…部屋に戻って寝ろよ?」
 わかってる。これでボクに風邪うつってもバカみたいだしね。

 6月 9日
「う…」
 …。
「………何で、悠がいるんだ?」
 する事ないから。
「そっか…………」
 何か食べる?
「食べたくない」
 …食べなきゃダメなのに…無理してでも。
「じゃあ…悠…」
 ボク?…朦朧としてる?人間は食べちゃダメだよ?
「…あの、冗談に付き合えないんですけど、今は…」
 ヤキソバでいい?
「……悠…いや、だからね…そんなもんいらないから……って、悠って他に何作れるんだ?」
 …病人用のは特に何も……ごめんね、ごめんね。
「いや、いい…ヤキソバを…焼かないとどうなる?」
 ソバじゃないかな?
「そうなのかぁ?あれはソバじゃないと思うけど…どうでもいいや、味も何もなくていいからっていうか味ない方がいい。ただ単に麺を…」
 よしっ、じゃあ、ちょっと待っててね。作ってくるから。
「作るっていうのかな?」

 それで、どう?
「病院行くわ…」
 そんなにヒドいんだ…じゃあ、自転車の後ろに…。
「パンク直ってない…アレな、タイヤがボロボロで…タイヤごと交換しないとダメだわ…行ってきなよ…どうせ暇だろ?」
 じゃあ、そーするとして…帰ってくるまで待っててよ!後ろに乗せてあげるから。
「…何か恥ずかしいな、それ。逆ならともかく」
 病人は黙ってる!じゃあ、行ってくるけど…絶対に勝手に病院行っちゃダメだからねっ!
「はいはい…で、お金だけど…5000円もあれば交換出来るかな?…わかんないな…1万円ありゃ絶対か…」
 タイヤってそんなに高いの?お小遣い…そんなに…。
「悠に出せなんて言わないって。私の財布…どこにあるかわかるよな?勝手に持ってって」
 そーいうのよくないよぉ?
「精神体だった頃は悠に財布ごと管理されてた覚えが…」
 …ふみぃ…。

 たっだいまぁ、元気してるぅ?
 って、寝ちゃってるか、やっぱり。
 おーい…起きないとダメだよぉ。
 起きろぉぉ。
「うにゃ…ん?」
 やっぱり眠り浅いね。こんなんで起きちゃうなんて。
「はうぅ。寝ても全然熱ひいてないし」
 タイヤね、3400円だったよ。
「そんなもんか…う…病院…」
 悠ちゃんにお任せ!
「中山だから…」
 って何?
「地名」
 っていうと…ずっとあっちの?何でそんな遠くまで…。
「ついでに悠も…」
 ボクは関係ない!!
「とことん病院嫌いなのな…」
 じゃあ、行こっか?
「やっぱり私が運転するよ。恥ずかしいって、やっぱり」
 それじゃ、ボクが一緒に行く意味ない…そんなにボクと一緒なの恥ずかしい?
「そうじゃないだろ」
 恥ずかしくなんかないって!
「…まあ、いいか。確か寝れるんだよな?」
 うん、寝てても落ちないもんだよ。経験者は語る!!
「大丈夫かなぁ?後ろに人乗せると…思いの外、重いよ?」
 だいじょぶだって!で、どこまで行けばいいの?
「JRの下総中山駅まで…線路伝いに行けばいいから」
 わかった。
「じゃあ、よろしくお願いしますわ、悠様!」

「………なぁ、ここどこだ?」
 …さ、さぁ?
「もしかして額に汗状態じゃない?」
 …ま、まさか…。
「ここ、どこ?」
 …線路伝いに行ったんだよ!
「ウソつくなよ…どこだよ、ここ?………なぁ、アレ何だ?」
 …JRA?
「……競馬場?中山競馬場?」
 何だ、中山なんだ、やっぱり。
「駅は何処だ?」
 お兄ちゃんわかんないの?
「知らん。中山競馬場なんて生まれて初めてきた…どこだよ!!」
 興奮しちゃダメだよ…。……ごめんね…近道しようかなって思って…。
「い、いや…悪いな、怒鳴って。後ろに乗って寝ておいて勝手な事…とにかく…中山なのは間違いないわけだから」
 そうだね、適当に。
「適当って…」
 お兄ちゃんは寝てていいよ。どこかわかんないんだったら役立たずだし。
「や、役立たず……」
 役立たずは寝ててね♪
「何かすっごい幸せだよ、ホントに」

「ありがと、ご苦労様」
 どういたしまして。
「あれからどれくらい経った?」
 秘密。
「脚…痛くないか?」
 平気平気。
「帰りは後ろに乗りなよ。自転車運転出来ない程には辛くないから」
 …じゃあ、そうさせてもらうね。…ホントのトコ…すっごい疲れた。全然地図ないんだもん!不親切な街だね、中山って!
「いや、普通は…地図はそうそう…」
 それで?病院なんてどこにも見あたらないけど?
「ん?このミレニティ中山っつう…」
 どう見てもスーパーマーケットか何かなんだけど…
「知らなきゃ、病院があるとは思わないだろうな」
 …ボク、役に立てたのかな、お兄ちゃんの?
「十分ね。悠がいるっていうだけで、気も楽になるし。1人で病院行くよりも、ね」

 6月10日
 …ごめんね。ごほっごほっ…ボク…もう…
「…死んじゃダメだ!…とか、いや…何やってんだ?」
 高熱で寝込んでます。
「……お約束な奴だな」
 出来ればまずは心配して欲しいなぁとか思うんだけど、どうでしょうか?
「大丈夫か?」
 …大丈夫じゃないかも。死ぬかもしんないから…最後にキスして欲しいな。
「ウィルスが口の中に直接入るだろーが!」
 何でそんなに愛がないの!
「熱は…」
 着替えたい…。
「うん?じゃあ、悠が着替えてる間に…やきそばでも」
 そんなもの食べたくない。

 6月12日
 さぁて、今日も元気に…
「ワタシ、モウツカレマシタ」
 あと、たったの4キャラなんだから、ほら!
「CVS2の人選はどうなんでしょうか?意味わからないんですが……いや特別文句はないけど」
 脈絡はないね。…それよりも。
「ワタシ、モウツカレマシタ。モウダメデェス」
 ラルフとクラークいないのはヘンじゃない?
「あと何キャラ増えるかだな。ラルフとクラークのどっちか出さないと怒るだろ、ファンは?麻宮アテナがいるんだから」
 隠しグルーヴ、ジャス学タイプっていうのがあて、全キャラに愛と友情のツープラトンがあるの♪も・ち・ろ・ん、ツープラトンの時だけ姿見せするキャラがいーっぱい。
「リュウは?」
 名前つながりで、リュウ。
「誰や?」
 リュウだってば!ケンはショーン。
「友情!?ガイルはナッシュでいいとして、ダルシムは?ダランってわけにはいかんだろーし、あれはアリカキャラだから」
 今回の真のラスボスって誰だと思う?
「オサム君」
 ジェフ&ゴウケンとかはどう?
「幽霊?」
 ギースとベガが合体する?
「ファンは泣くな、そりゃ」
 ベガースとかになるのかな、名前は?
「プロの話題にしよう!せっかくの新作なのに話題にしてる人少なそうだし」
 だって、今更…しかも新キャラ2人だけだし。
「ダンがいりゃOK。レシオ1だから費用対効果という点でダンは性能いいと思うぞ」
 …我道拳飛びすぎ!
「初代ZEROの頃はあれ位は飛んでなかったっけ?」
 だって、リョウとかユリとか全然飛ばないんだよ?ダン以下なの、あの2人は?
「だな。ダンはサイキョーだかんな!…ただ使いやすすぎるというか強すぎるというか…あれはダンかな?ボイスも格好いいし」
 強すぎるって言うのは却下するとして…。
「強いって!中断空脚がないのが痛いけど、その分、空中断空脚がキャンセルから出せて大活躍。でも、やっぱり中断空脚ないのは…痛いなぁ。強は相変わらず使い道よくわかんないし」
 ガードクラッシュさせてから使えばいいと思う。
「中攻撃がないのがやっぱり痛いか…立中パンチとか、下中キックとか…でも、サイキョーっすよ、やっぱりダンは。サイキョー背負い投げなんかサイキョーすぎですよぉ。…挑発するし。…何かさ、あからさまにジョーダンズ+レシオ2キャラってチームばっかりなのはどーしたものかな?お前ら、CVSにその2人最初からいたとして、チーム組ませてたか?とか聞きたくなる。どんな理由でチーム作ってもいいけど、私のダンへの愛にはかなうまい」
 …もし、リムルルがレシオ4とかで登場してたら?
「ダンよりリムルル♪」
 …別にいいけど、ボクの事も忘れちゃダメだよ。
「何ぃぃぃ、レシオは?レシオは5か、6か?隠しキャラか、悠は?」
 …どうでもいいよ、もう。

 6月13日
 …ゴルベーザが誰だったか結局書いてなぁい!
「前から思ってたんだが…後から読み返してわかんない話題はどうかと思うんだな」
 読み返すまでもなくゴルベーザは。
「そうでなく、雑記がね」
 ボクはいっつも雑記を考えてしゃべってるわけじゃない!!
「ムーンレィスなんだよ、ゴルベーザは」
 …あ、あぁ、思い出した!マヒローに乗ってた水ぶくれさん!?
「思い出したといいつつ、何故に最後に語尾があがるかな。しかも、それスエッソン=ステロだし」
 じゃあ、逆パンダの人?
「…多分、それはミドガルドかメリーベルだと思うぞ」
 じゃあ、ダブルメテオした人だ!
「…わかってるじゃないかぁぁぁぁ!」
 うん、最初からね♪…ゴルベーザって誰?みたいな事言った、ボクが?
「ゼロスだっけ?」
 ゼロムスじゃなかった?
「グラディウスのラスボスって名前覚えてる?」
 ゼロスだっけ?
「何か、どうにも記憶曖昧だな」
 即答クイズとか面白いかもね。ドラゴンクエストで妖精の笛が落ちていた村の名前は!とか。
「マイラ」
 …別にお兄ちゃんに即答して欲しいとは言ってないのに。
「地名とかは簡単だからダメだろ?リナ=インバースの出身地は、とかってのは」
 …咄嗟には出ないんじゃない、ふつー、それ?
「そーかなー?」
 新王国歴150年現在のオランの国王の名前は?とか…とりあえず、即答クイズは「名前」当てにしないと…即答出来ないよね、やっぱり。あのときの台詞は?とか、最初にあの魔法の餌食になった人は?とかってのは難しい。
「オランの国王の名前なんか誰が言えるんだ?」
 ドレックノールの国王よりは遥かに簡単だと思うよ。
「ラムリアースとかなら簡単なんだけどな」
 名前当ては問題も作りやすくていいね。アスターテ会戦でヤンが搭乗していた戦艦の名前とか。
「銀英伝をハンパにしか知らない人はヒューベリオンとか間違えそうだな。銀英伝の全キャラ覚えてたらすごいね。エルラッハとは誰だ?とか言われても、突然には出てこないだろ」
 エルラッハは簡単でしょ?もっと「誰それ?」ってのいっぱいいるし。
「それだと面白くもない。何か聞いたことある。けど、誰だっけ?っていうのがやっぱりね。って、これじゃゴルベーザの話題から全然離れてない」
 ゴルベーザは誰だっけ?なんてならないもん。偉大過ぎて忘れないから。

 6月14日
 頭痛い。
「目が痛い」
 休んでいい?
「んー、熱は?」
 38度。
「休んだ方がいいかなぁ。お兄ちゃんも休みたいなぁ」
 一緒に寝てよ、今日は。
「…家ん中にウィルスでも飛び交ってんのかなぁ。2人同時になんて」
 治ってなかっただけだと思う。ボクはもう寝る、頭痛いから。お兄ちゃんはどーする?
「休むわけにいかんだろ」
 そっか、頑張ってね。
「羨ましいなぁ」
 休めば?
「ここは…確か癒しの魔法が」
 だから、病気を治す魔法は使えないんだって、ボクは。というか使えるならこんな辛い思いする前に。
「…長台詞辛くない?」
 …辛い。

 6月15日
「この本見て思ったんだけど、悠ってキレる事ってないの?」
 うーん…ないような気がする。
「怒らない人っていうのは、いい人なんじゃなくて、感情がかけてるだけだと思うんだけど…」
 怒っていい?あのさ!キレるのと怒るのは全然違うんだよ!ムカつくっていうのともね。家出しちゃった時、あれは怒りで……あれをキレるっていうのかなぁ?そうかも…あれはキレてたんだ!
「そっか…殺人犯に怒りを感じても、それをムカつくと表現する人もいなければ、キレる人もいないわな」
 理性の糸が切れるからキレるって表現するわけだよね?…全部当てはめるには無理あるかもしれないけど…静かな怒り…冷静さを保てるものを怒り、正気を失ってるのがキレてるっていうんだと思う。行動に移すかどうかの問題じゃなくてね。
「悠ってさ、実は学校で大人気だろ?」
 何がどうなると、いきなりそうなるの?
「何ていうかなぁ。男女問わずに、存在してる感情。バカ何とかはイヤだ!っていう。まあ、バカ女って表現はあってもバカ男ってのは聞かないけどな」
 敢えて頭につけるまでもなくバカだから。
「男女差別だ!」
 バカ女だってそーだよ!
「むぅぅ、この話はやめにしよう。元に戻すけど、自分が明らかにバカっぽいのに、求める異性は健全というか純粋というか、そういう人な場合が多い。バカ同士くっついてるのも結構あるけど」
 だから、ボク?でもね、…ボクも誤解してたっていうか…いないよ、そんなにバカっぽい高校生って。
「そーなの?」
 冷静に考えてみて…特定のある街限定じゃなくて、すれ違う高校生っていうのどう思う?
「…普通だね」
 そーでしょ?
「遭遇率という点でバカっぽいのは2割程度か?これは錯覚か…バカが目立つから、そればっかりに見えるっていう」
 わかったぁ?
「それはわかった。でも、悠は可愛いから♪」
 …別に特別人気ないって…学校のアイドルとかそんなの普通いないって。
「アイドルだとか、そこまでは言ってないけど…そうかぁ、でも怒ってる悠って見ないんだよな、あんまり」
 表に出さないだけ。それにお兄ちゃんに「怒り」感じる事はもうなくなったしね。
「いくら好きな人でも、怒りを感じないなんておかしかないか?…あ、でも、悠に怒り感じないな…お、おぉ?私もおかしいのか?…まさか、馴れ合い?」
 怒りの感情を隠してるなら馴れ合いだけど…怒りを感じないっていうのは…どうなのかな?
「その人の全てを認めてるともとれるし」
 正確に言えば、全く感じないってわけじゃないんだけどね。それはどう言うのかな…怒りは怒りだけど…ふみぃぃ、説明出来ない。
「たとえばさ…感じたのは不機嫌な悠をあんまし見ないっていう事。何かイヤな事あって不機嫌になれば、近くにいる人に対して当たっちゃうもんだけど、悠にはそれがない。だからおかしいと思った」
 あ、それは…お兄ちゃんに対してだけかもしんない。どんなに不機嫌でも、お兄ちゃんに会うと機嫌治っちゃうから。
「感情が希薄なわけじゃないんだな?」
 当然ね。喜の感情がとぉぉっても大きくて、他の感情がつぶされがちなのは確かだけど。
「こんないい子を捨てるとは祐里もバカだなぁ」
 ねぇ?
「好きになったのが悠で良かったわぁ。何で好きになっちゃったんだろ?って感じの人じゃなくて」
 ボクは、何でお兄ちゃんなんか好きになっちゃったんだろって思ってたけどね、最初は。
「あっ、あはははは。ま、まあ、いいよ別に」
 うん。ところで何でいつまで経っても風邪治んないかな?
「そりゃ、風邪ひきが2人いっつも一緒にいりゃ、どっちかが治りかけても…なあ」
 そ、そんな!正義超人理論だと…!
「どんな理論だ、それは!重い方が早く落ちるって言うやつか?」
 それは完璧超人理論。正義超人理論は…アニメ版オンリーなんだけどぉ。
「…もう1度聞いていい?何歳?」
 田村悠15歳、女子高生だよ♪
「ステカセの3分殺しだな?」
 そっ、被害者同士の耳を合わせる事で何故か治っちゃうっていう。
「あれと風邪は違うだろ」
 あれも無茶な論理だから…それなら…
「いや、あれには前提があるのだよ…3分殺しそのものが無茶だっていう。無茶には無茶で対抗出来る!」
 それはお兄ちゃん理論?
「バカな事言ってるよりは薬飲んで大人しくしてるのがいいかと…」
 まともだ…お兄ちゃんにしては怖いくらいにまともだ。
「…言い返す気力ないからいいや」
 一緒に寝る?
「悪化させてどーする!」

 6月16日
 あのさ…星矢読んで思ったんだけど…結局、ライブラの聖衣とコスモを燃やした聖闘士のどっちが強いの?
「わからん」
 それで…確かカミュは時間停止能力を持ってるんだ!って結論出してたけど…そもそも光速に達した時点で時間って静止しない?
「う…」
 黄金聖闘士は全員、時間停止能力を持っているッ!
「ただし、自分の時間のみ」
 ………それじゃ何の役にも立たない。
「ただなぁ…時間が静止するからこそなんだけど、ん?という事は相手も静止するわけか?」
 は?
「いや、理解出来ないならいいけど…」
 何か光速超えたとか言ってるけど?
「原子を砕く事が物を破壊する事だとか、とんでもない事も言ってるしいいんじゃないのか?」
 …聖闘士ってバカなんだね?ボクが思うに光速光速言ってるけど、そんなわけないから…光速を目視して判断する事も不可能だから…多分…光速の99%程度なんじゃないかなって」
「99%じゃ対して質量は増さないな…ならおかしくはない。具体的にどれぐらいになるんだ?」
 さあ?ボクに聞かれてもねぇ。光速の99%って事は…光速を秒速30万kmとすると29万7000kmか…。
「99%とかになるともっと正確な値使った方がいいんじゃないのか?」
 光速の正確な値なんて知らない。
「うっ、そーいや…調べるか…どっかに書いてあるだろうし」

「秒速299792.458kmだって」
 という事は、99%は…んと…秒速296794.5334kmだね。
「………」
 どしたの?
「い、いや…そーいや、そんなおっそろしー特技持ってたんだなって。あとは…計算するだけか…光速の2乗は?」
 89875517873.681764。
「お前、ウソつきだな。それはもはや人間業じゃない」
 …ま、まあ、それは置いておこうね。次は?
「光速は?」
 えっと、30万…。
「やっぱりウソつきだな。光速覚えてないのに、何で光速の2乗が計算出来るんだよ?」
 だからぁ、それはもう忘れて、ねっ!
「光速の99%の2乗!」
 88086995056.12371556!
「…ウソつき」
 だから、それは今はいいから。
「光速の99%の2乗を光速で割れ!」
 0.98009999…以下略!
「ふむ…」

「ホントに計算合ってる、これ?」
 ボクを疑うのぉ?
「う、悠は可愛いからウソはつかない」
 意味のわからない論理だけど、ありがと。
「体重80kgとして…殴る力…むぅ…光速の99%でも結構、質量増すな」
 4000kgってのはちょっと…実際、それは体重であって…攻撃の力は…。
「まあ、聖闘士の攻撃力が凄まじいのはわかってるから4tの衝撃力っていうのは別に驚かないけど…」
 4tはだから体重なんだって…。
「おかしいな…光速の99.7%で陽子は13倍にしかなってないらしいぞ?」
 どっかで計算間違いしたかな?
「まあ、私は相対性理論の生み出したもののほとんど全てを信じられないからいいけど」
 まだ言ってるし。
「全ては相対的とか言っておいて、光速という絶対的な中心がないと成り立たないやんか、だって。相対速度が存在しない光速は相対性理論の異端児だろ?おかしーだろ、だからみんなして相対性理論は間違ってるって言い出すんだ、コンノなんとかとか」
 もうやめよーね。バカだっていうのがバレてくから。
「結論、聖闘士は言う事がいちいち大袈裟!」

 6月18日深夜
 ふぇ…ふえーん。
「なっ!」
 お兄ちゃん、聞いてよぉ。
「おぉ、誰だ?誰が悠を泣かした?っていうか誰かいるのか?」
 愛されてないよ、ボク達!最近、出番少なすぎ!
「い、いや…それは色々と都合あるんだろうし」
 !!!!お兄ちゃんは敵だ!…ボクはこれよりしばらく徹底抗戦に移る!!
「…好きにしてくれ…多分、ますます出番なくなるだろうけど」
えっ?
「だって…そーいう事じゃないの?」
 …そうかも。
「何かさぁ…夢があるんだ…」
 夢?
「あの坂を上がれば海が見える!」
 …海はまだ早いと思う。
「そうじゃない…現実は違うんだ。でも、夢があるんだ。今のこれを乗り切ればっていう何か幻想がある。幻想だって気付いてるのに消えないんだよね」
 どんな夢?
「わかんない。何を乗り切ればっていうのかもわかんない。色々とね…仕事にしても、これが終われば!餓狼もそう、これが終われば!っていう思いがある。でも、考えてみれば違うんだ。その時その時で何を希望にしてるのかも違うし『ある』と思ってるんだ、本気で。そしてふと時々目が覚める…一体何を楽しみにしてるんだ?って。その時々の中でもまた時々…その幻想の時の思いを覚えてる事がある…その時のはしばらくすれば「長期休暇」がある、そんな感じの事を思ってた。それから…」
 …もういいよ。お兄ちゃんは幸せなんだよ、多分。
「それはね、悠がいるから」
 それが自分の中で消化しきれてなくて混乱してるだけ。
「毎日が希望に満ちてるのかな?」
 ボクのおかげかなぁ♪

 6月19日深夜
 わかったぁ!567kgだ!!
「悠の体重?」
 …ボクは36kgしかない!!
「…痩せたのか」
 痩せたのだ。
「私も痩せたかな?体重計ってないからわかんないな」
 お兄ちゃんはそれ以上痩せるとまずいからダメ。
「で、567って?」
 体重80kgの人が光速の99%で移動するとこうなる。
「約7倍か…えらく計算間違いしてたな」
 ボクは間違ってなかったもん。お兄ちゃんの計算式が間違ってただけ。
「そりゃ悪かったな。ふむ、7倍か…その質量は一体どっから?」
 …えと、何を言ってるのかな?
「いや、質量保存則っていうものがあるだろ」
 ……エネルギー保存則っていうのもあるよね?質量とエネルギーは同質だって勉強したよね?
「したかなぁ?」
 ……ボクが思うに得体の知れないセブンセンシズ!あれがエネルギーなんだと思う。
「なるほど、いわゆるコスモ…あれが燃えるとエネルギーとなり…より光速に近づけると」
 そうそう、究極のコスモ、セブンセンシズにまで達すると光速の99%というとてつもないエネルギーを…それで質量はたったの8倍…。
「質量はそんなもんかもしれないけど、光速の99%で殴られたらやっぱり死ぬだろ?」

 6月19日
 アテナばっかり言われてたけど、実はリュウもしょっちゅう声変わりしてるんだけど、何で誰も何も言わないの?いちおー、顔でしょ、あれでも?イメージの統一とかぜっんぜん考えてないよね、カプコンって。スト3というシリーズ1つでさえ声優変更しちゃってるんだから…いぶき以外。
「リュウはポケットファイターの保志さんか、スト3の高木さんがいいな、私は」
 サムスピも声優変更激しいよね。リムルルとか…
「ゲームキャラだからって声をしょっちゅう変更していいって考え方には賛同できないからカプコン潰す」
 潰しちゃダメでしょぉ。
「1発キャラ大会やろう!シリーズものなんだけど1作しか出てない奴ら集めるの」
 ジョーだね。
「ジョーです」
 後は、ズィーガーかなぁ?
「いいねいいね、それからゲーニッツにテムジンにつぐみに」
 なんか投げキャラばっかり。
「リムガル!」
 恐竜は却下。
「差別だ!な、なら雷蔵」
 モグラも却下。
「モグラじゃねぇ!人間だよ、あれでも」
 九郎が同じ技使えるって事はジャスティス学園ってもしかして…アレ、教えてるの?園長の狂獣裂破講座とか?
「何ぃ?ジャス学の生徒はみんなアレを使えるのか?恐るべし、ジャス学」
 カプコンって前作に出たキャラはアッパー重ねて最終的に全部持ってきちゃうから不幸な人少ないんだよねぇ。
「憲麿呂…」
 彼はもう見たくない。
「アビゲイル」
 格闘ゲームじゃないし。
「クラーケンとかヴァルガスとか」
 SNKからもボクサーだそうよ、やっぱり、いっぱいいるんだから、どーいうわけか。
「ホントにな。多すぎだろ?獅子王を筆頭に…」
 何で筆頭が獅子王かなぁ?
「王だもん」
 やっぱり偏ってるっていうか烈風拳の使い手が全員揃ってるのはおかしい!Mr.ビッグに光を!
「彼は凄いからみんな勝てないんだよ」
 実は今回のラスボス…「だれ?」って人で来年…KOF2002のラスボスとして登場して…あ、この人、ネスツ総帥だったんだってはじめてわかるの♪
「実際やったら笑えるな。KOFシリーズより先にネスツ崩壊!」
 それで実はギルはあれ1人に見えるけどホントは2人で、今回、うにょうにょうにょぉって感じで分裂して…モリガンのアストラルヴィジョンみたいな感じで2人同時に操るっていう…。
「ギルの体を媒介してオロチが復活♪シャレにならん…」
 無に帰ろうっていいつつ、セラフィックウイング♪…って、それ全然一緒だ。クリスオロチと。

 6月20日
 よーやく2人共全快か。
「じゃあ、今週こそ、美術館にでも」
 博物館でしょ?
「…博物って何だろな?」
 ふみっ!?……博さんの物…かな?
「博さん?柳生博とか?ひろしのものはオレのもの、オレのものもオレのものって感じで日本中の博さんの所有物を集めたのが博物館?」
 そうそう♪…じゃさ、水族館の水族って何?
「半魚人とかだろ?」
 おぉぉぉぉぉ、多分そうだ、うん!
「シャディのサラダ館って何だと思う?」
 あれこれカタログショッピング♪
「動物園は動物の園だよな?遊園地は?」
 遊ぶ園の地。わけわかんないね。
「だろ?」
 ワンダースワンのスワンって何かな?白鳥がどーかしたの?
「ふむ、しかしセガサターンのサターンも土星がどーした?って感じだぞ」
 森林浴って言葉あるけど、森林を浴びるの?
「ほぉほぉ……あっ、私の趣味としてはデートっていうと、そーいうのが好きなんだけど」
 …別に悪くはないけど。普段、秋葉原とかそんなトコばっかり行ってる反動?
「自然の素晴らしさを偽善めいて実感したいのだよ」
 偽善めいてっていう言葉が挟まれるのが何ていうか…。
「やわたのやぶしらず…って知ってる?」
 知らない。
「足を踏み入れると2度と出る事がかなわない魔の森林地帯なのだよ、行ってみたいねぇ。…森林伐採で思いっきり削られて今じゃとぉっても小さくなっちゃってるけど」
 魔の森林地帯も日本の高度成長に負けちゃったのか。…八幡って…千葉県の八幡?
「そだよ、すぐ近くだね。でも未だに立ち入り禁止になってるらしい。もうかなり小さいから迷うって事はないだろうし…毒ガスでも吹き出てるのか…」
 異次元に…
「そーいう怪しい話は却下な。お前…ヘン」
 どこが!
「そーたいせーりろんなどという怪しげなものを勉強してた割に」
 全ては魔法の発達の為!

 6月20日その2
「なぁなぁ、裏裏雑記ないのか?」
 何で?
「えへへ、お兄ちゃん喜んでくれるかな♪とかいいつつオルゴールを買う悠とかさ」
 人間にはね悪魔が囁く事があるんだ…
「うにぃ?あるね、確かに」
 やっちゃいけないってわかってるのに悪い事をしちゃう。それは人間のサガ…。
「まあ、わかるけど…それと裏裏雑記とどうつながるんだ?まさか、あれが悪魔の囁きによる悪行だとか言い出さないよなぁ?」
 そうなんだよねぇ、怖いよね、悪魔の囁きは!
「あの、そうじゃなくて…何が「そうなんだよね」なんでしょうか?」
 うんうん、悪魔がボクに囁くんだ。
「増えよ、そして栄えよ…って、まさか…悪魔の囁きによる悪行って私を好きになった事とか言い出すのかぁ?」
 何でそれが悪行なの?…やっぱり裏裏雑記は…お兄ちゃん、前に言ってたけど…後悔するね、アレは。
「…い、いまさら…絶対に後悔しないって言い切ったくせに。可哀想に…出番の無い菅野クンは泣いてるぞ」
 …懐かしい名前だなぁ。今なにしてるかな?
「…中学校のトモダチなんてそんなもんだよな。卒業して3ヶ月で、もう『懐かしい』扱い…そつぎょーしきで泣いてたのに、もう会えないって」
 まっ、そんなもんだよね、人間の関係なんて。
「冷たい女」
 …。
「わかってるって。本心は違うって言うか…懐かしいとか思ってないんだろ?中学校の方がいいって言ってたぐらいだし」
 ……そ、そーいうわけだから裏裏はないの!…色々と…バカな事やっちゃってるし、1人でいる時…。
「そりゃ、もうみんなわかってる。入試の時とか、定期無くしたと思い込んだ話とか…今更隠したってなぁ」
 何も恥をわざわざ公開しなくても…チョコ買う時も思いっきり…情けなかい事してたのバレちゃたし…。
「おう、あの時の悠は可愛かったと大評判だぞ」
 ウソを言うなぁぁぁ!!
「というか、私は裏裏雑記を読めない存在だから、どーだったのか知らない」
 知らなくていい、知らなくて!!
「でも、大体想像は出来る」
 するなぁ。
「そっか、ないのか、裏裏」
 もう書かないって誓ってたしね。

 6月21日
 相変わらず、見苦しいね、国会は。
「小学校の教室みたいに…決まりというものを書いて貼ったらどうだろう?1.人の話は最後まで聞きましょう 2.いつも明るく朗らかに、とか」
 小学校ってそんなもの貼ってあるの?
「担任教師によってはね。でも、国会には必要でしょ。他人の発言中に平気で割り込むバカいっぱいだから。人の話は最後まで聞けぃ。焦るな!反論なんていつでもできるだろーが」
 熱くなりすぎてるんだよねぇ。無能だよね、ホントに…企業とかの会議もああなのかな?
「その企業によるだろ?ただ、熱くなるのが個人レベルのことだってのが情けない…国や国民の為にあの熱意を使って欲しいわ」
 何か大正デモクラシー。
「意味わからん」
 ざんぎり頭。
「そりゃ文明開化だ」
 そもそもね…派閥とか党とかあったら…議員があれだけいる意味ないし。人間なんて神じゃないんだから人それぞれ色々意見あって…派閥作って…人数で押しきるのはそれは政治じゃない。今の国会議員は10人もいれば十分。
「10人はかなり言いすぎっていうか、10人じゃ何も出来ないっていうか…色々彼らも仕事あんだろ…」
 たとえばの話。…仮定する事自体無意味なんだけど…政治家っていうのが、名誉職で…収入が一般公務員レベルだったら今の国会議員達はそれでも議員になろうとするの?…あっ、名誉職だと金のある人じゃないと、とかそーいうのは全部抜きにして…ボクが言いたいのは「楽」…じゃないかもしれないけど、労働収入としての比率で言えば「かなり楽に見える」から…つまり「お金」目当てじゃないのかって。
「それは私にはわからん。なりたいと思ってなれるもんでもないし、議員って。大体からして…名誉職な面は強いと思うよ、今でも…不名誉な面が大きいけど、それは個人次第…資本金がそれなりにないと政治家にはふつー、なれんだろ?私はほとんど選挙に金をかけなかったって自慢してた人いたけど…あれは最初からの知名度故…いきなし今まで普通に会社員してた人が立候補して選挙活動ほとんどしないで…議員になれるわけがない…じゃあ、平等にする為に選挙活動を禁止しちゃうと、今度は候補者から誰を選ぶかの材料がなくなっちゃう。もはやシステムそのものが腐れてるんだけど、それに変わるいいアイデアも出ないだろうし、出たとして…それを決めるのは国会だろ?通るか?…とりあえず、私はね…どんなに腐れていようと、国会議員達はやっぱりそれなりに日本の為に働きたいと思ってる…と、私は思ってる…っていうか信じたい。足りないのはあくまでも頭であって、最初の最初からやる気がないとかは信じたくない」
 ふぅん…あっ、これあげる。
「何これ?肩たたき券?」
 何それ?
「…ただの紙?」
 ふふふふ…これはただの紙じゃない!悠ちゃん特製「魔法カード」なのだぁ♪
「…そーいう設定に困るものを勝手に作らないで欲しいです。魔法カードって何?カードを投げるとそのカードに封じ込められている魔法が発動すんの?」
 違うよって言いたいとこだけど当たり…投げる必要はないけどね。
「何に使うんだ?私、まほー使えるんだけど?」
 このカードね…法則を埋め込んであって…魔力を込めておけば、誰でも魔法が使えるという。
「つまり魔法の発動体だろ?」
 そうだけど…魔力込める事出来るんだよ、凄いでしょ?
「…逆に言うと魔力込めないと使えないのか、もしかして?このカードを持って直接魔法を使うっていうのは?」
 出来ないよ。
「設定に困るもの作るなぁ!」
 ふっ、天才が作り出すものは凡人には理解できんか。
「出来ん!!…でも、法則どうこうの話したの割と最近なのに…随分と無理しただろ?」
 誕生日に間に合わないと意味ないから。
「そうですか…ありがとっ。お礼に頭撫でてやろう」
 わぁ、それ久しぶりだぁ。

 6月22日
 ボク専用のPC欲しい!
「んん?じゃあ、前に使ってたのやるよ」
 あんな壊れたのどうしようもない。というかまだ家にあったんだ…あのゴミ。
「壊れてるのは液晶だけだから、修理すれば使えるぞ」
 そうなんだ…修理代は?
「ふむぅ…あんな数年前のマシンにそれだけの金かけるなら新品買った方がいいね♪っていう程度かな?」
 じゃあ、やっぱり新品ちょーだい♪
「軽く言うな!一ヶ月分の給料なくなるんだぞ。というか何に使うんだ?」
 何か、悠専用っていう言葉がいいなって。それでピンクに塗るの。
「ピンク?悠の趣味ってそーいう色?」
 そーだよ。
「白じゃなかったっけ?」
 白だと個性出ないから、白に近いピンク。
「よし、じゃあちょっと待て……ほい、悠専用FD!よかったなぁ、悠専用だぞ。ちゃんとピンクだし、しかも通常の3倍の容量−通常の2倍の容量を誇るのだ」
 それ通常の容量と同じ?
「そーいや、ちょい前に無料PCっての流行ってたっけ。どうなっちゃったのかな、アレは?」
 電話会社と結託して無料でバラ巻いて、通信費とか何とかそんな名目で金を騙し取るんだね!PCって携帯電話レベル?
「惜しい!悪くない推測だが、ちょいと違う。バラ巻きはしてない…そんでもって本気で無料で配布するほど潔くない。アメリカの無料PCは本気で無料で大量にバラ巻いたみたいだけど」
 だから普及率が全然違うわけだ…PCの。
「ネット環境の悪さも原因だけどね…通信費が異様に高かったり、通信速度が遅かったり…今年になって、ようやくマシになってきたってとこだし。日本は…必要以上の利益なんてものは実際なくて利益が大きくて何が悪い!なんだけど、無闇に儲けを出そうとして…正直言って、商品価格とかそれはもはや悪徳だろ?ってレベルのもの多い…ここでいう商品っていうのはサービスや何かも含んでね」
 なのに、何で不景気!
「物が高いから!それはいいとしてだ…日本の無料PCはありゃサギに等しいと思うぞ。普通にPC買ったほうが安いもん…」
 それは無料って言わない。
「だからサギや。初心者騙しだな。どういうのか…平日半額なんじゃなくて休日倍額だろ、マク○ナル○!っていうレベルの言葉は使いような…」
 5日と2日比べれば…やっぱり休日倍額の方が表記として正しいよね!ずっとボクも思ってたんだ、それ。
「というか、その価格設定でやっていけるって事は今までの価格設定が暴利だったのでは…とかそーいう…まあ、無料PCよりかマシか」
 そんなにヒドいんだ?
「PCそのものは無料です。でも毎月管理費払ってね。それから毎月○万円以上、ここで通販してね。ここのプロバイダでネットしてね。みたいな…管理費だけでも、なめるなって感じだが…」
 それいつまで払うの?
「3年とか5年とか…」
 ヒッドォイ。PCなんて1年もすれば超がつくほどの旧型なのに3年も5年も使わせるわけぇ?
「というか、それは世間では分割払いというのではないかと。おまけとして妙な契約で無理矢理通販させられたりする。タチの悪い分割払いやな」
 …サギだ!
「あくまでも毎月の管理維持費であって、商品価格を分割して払ってるわけじゃない。月謝みたいなもの…と、言い逃れは可能だから、タチが悪い。合法だからこそやってるんだろうし」
 JAROに訴えよう。
「いやぁ、騙してるわけじゃないし。最初に契約条件読めば誰でもわかる」
 日本人はそーいう細かいの読まない人が多いってわかった上でやってない、もしかして?
「困ったもんだよねぇ。マニュアルとか読まずに苦情言う人がいたり」
 文字離れしてるのは若者だけなの、ホントに?日本人の体質じゃないの?
「ドリームキャストってさ、私…以前に価格設定間違ってるだとか、色々言ったよな?ハードで儲けを出そうとするのが間違ってるって」
 それでセガは値下げしたよね?PS2に対抗する為に。
「無料PCっていうのは考え方がそれに近いんだけど、セガが間抜けだったのは…値下げした結果…売れば売るほど赤字が増えてく商品になっちゃった事で…何もそこまで値下げする必要はなかっただろっていう。それをしたって、あの時期じゃ今更だったし…その結果としてハード販売打ち切りだろ?…バカなのか?…全ての間違いは使わない人もいるモデムを搭載しちゃった事だね。後世、アレがあったからこそ日本家庭用ゲーム業界はネットへの進出がとか誉められるかもしれないけど、事業としては大失敗だろ?モデムがあるからどうしても安く出来なかった。…ただ、これ今言うと結果だけ見れば失敗を指摘するのは誰でも出来るよなって言われそうだけど、私の場合…DC発売前から言ってて、DCのハード的な問題点と事業展開のまずさは何回か指摘してて、実際ほぼその通りの結果になってる。私は未だにゲームハードはゲームハードとしてのみ完結するべきだって思ってる。ネット接続が出来るかどうかとかはどうでもよくて、それはオプション。ゲームハードはゲームが出来ればいい…PS2の嫌いなトコはゲームも出来るマルチメディアハードにしようとしてるとこかな。マルチな機器なんてものはいらない…今までにヒットしてきたハード考えてわかんないかな?ソニーはPSを発売する時に何ていった?『ゲームハードにゲーム以外の機能はいらない』そう言いきって、ネットがどうこうとかマルチメディアを考えていたセガサターンをバカにしてた。結果としては…宣伝力が勝負を分けたんであって、ハードの方向性の違いでセガサターンが負けたわけじゃあないとは思うけど、それでもゲームにのみ特化したPSが勝ったっていう事実は揺るがない。ファミコンやスーファミもそう。3DOの失敗とかPC−FXの失敗から何も学んでないのかな?まあ、PS2はそれでも単体ではDVDビデオが再生可能という程度の機能しかなくて、後はオプションだけどね」
 任天堂はどうかな?ゲームキューブって任天堂版はDVDビデオ再生機能さえないんでしょ?
「いらんでしょ、もう今更。PS2の普及台数とか考えるに…PS2はDVDビデオ普及率が低い頃だったから効果的だったんであって。今の段階では再生機能はあってもなくてもユーザの購入意識に変化はないはず」
 じゃあ、松下は泣くしかない…。
「そこまでは知らん。今までも他社ハードでビクターのハイサターンとか何個かあったけど、まともに売れたのってシャープのツインファミコンぐらいでしょ?」
 あれって、¥32000もしたんだよね、当時としてはすっごく高価だったんじゃない?
「PCエンジンに比べれば別に…」
 ゲームハードってもしかして安くなってる?
「とってもね。でも壊れやすくなってるような気がする。とりあえずユーザが何を欲してるかとかもっと考えないと…DCは今までのセガハードの中でも醜悪だろ、あれは。コントローラにメモリをセットするとか…格闘ゲームなんかでコントローラ交換する時は差し替えないといけない。そーいう負担をユーザに与えるように設計してる時点でダメなんだよ。何であんなとこだけニンテンドー64を真似たのかよくわからん。十字キーの使用許諾貰う条件がまさかアレだったのか?」
 十字キーって任天堂に許可貰わないといけないの?
「さあ?……ビジュアルメモリのビジュアル部分って何か役にたったのかなぁ?」
 KOFでは上手く使ってたけど。
「何でデフォルトでビジュアルメモリなのかわかんないよなぁ。ポケステは買わなくてもいいけど、ビジュアルメモリは必須だろ?何でセガは余計なものを勝手に付加するんだ?」
 社内でもDCの失敗について色々と会議とかあったのかな、やっぱり。
「んで、結論。家庭用ゲームハードはやめよう!今までかなり長い事、家庭用ゲームハード作ってきて、何でそーなっちゃったのか?」
 ビジュアルメモリとかポケステって構想は悪くないと思うんだよね。問題はその小ささ。実際、あそこまで小さくなくても…ゲームボーイ程度の大きさでも携帯にはそれほど不自由ないし、いっその事…あ、それが任天堂の構想、もしかして?
「さあ?何がどう連結してるのか知らんし、あの2つのハードが。でも、64のGBパックとか考えるに…やっぱりGBAとGCでデータのやり取りできるんだろうね」
 そういえばDCもネオジオポケットと連結してデータのやりとりできるんだっけ。
「…そっか、DCもやってたのか、一応。その相手がネオジオポケットだっていうのが問題なんだけどな」

 6月23日
「悠ぅぅ」
 今、手離せない。
「お兄ちゃんが許す!離してOK!」
 許されても…。ちょっと待っててって。
「むぅ…」

 何?
「これ、解ける?」
 また、読売新聞?どれぇ?

 @750gは□kgである
 A0.008km2は□m2である
 B3/5÷0.75=□(分数で答えよ)
 C7×{(5−2)×3÷0.5}−5×(6−4÷2)=□

 これは…どっか難しいの?
「いや、簡単だよ」
 こんなのが解けないわけ?教師志望の学生さん達は?
「解けない人が多いっていうだけで解けないってわけじゃないぞ」
 えと…1番が0.75。
「正解」
 2番が…8。
「不正解!」
 え、えぇぇぇぇぇ!?
「悠もダメって事だな」
 …お兄ちゃんはウソをついている!
「ついてないって。1km2っていうのは1km×1kmの面積だから…」
 1000m×1000mって事は…1000倍じゃなくて100万倍?
「そっ」
 …そ、そんなのボクは知らない!
「小学校でやるんだけどね。間違えないようにって念を押されたもんだよ、これ。でも、知らなくても何で2乗の意味の上付きの2が付いてるか考えればわかると思うんだけどなぁ…kmの2乗だからだろぉ」
 う、うぅぅぅ。ボクの負けです…。小学校は行ってないけど…
「じゃあ、次は?」
 4/5。
「まあ、間違えるわけはないわな、こりゃ。最後は?」
 んと…106。
「相変わらず計算速いね…正解!」
 お兄ちゃんは?
「全問正解…っていうかこれ間違える奴は恥だと思って欲しいね。間違えた人が多いから自分はおかしくないとか思わないで」
 うぅぅぅ。
「ただね、私はこれが解けないからって、その人の数学の能力は疑わないよ。特に2番なんてのは覚えてるかどうかで…解けなくても何の問題もない。表記の問題だから…4番もね…冷静に解けば間違えない…新聞には計算の順序がわからないから間違えるとか書かれてたけど、実際には制限時間のあるテストだったんだから、こんな簡単な問題に時間かけたくなくて焦って答えて…それで計算ミスを」
 暗算で解けるようなこんな問題でミスなんかしない。
「人間である以上、ミスしないなんて事は有り得ない!で、まあ何度も言うようだけど、こんな式そのものに意味がない計算式なんか解けなくたっていいんだ…その為のコンピュータなんだから」
 まあね。
「だから別にこの4問全部間違えたとしても…バカだなぁとは思うけど、数学の能力を疑うのは早すぎる。前に言ったっけ?プログラマなのに何で数学が苦手なのか聞かれる事が結構あるって」
 聞いた。で、その答えが数学が苦手なんじゃなくて…公式丸覚えの日本式の数学が嫌いなんだって。数式に意味はない!
「何かコンノ氏みたいだな。でも勘違いしないで欲しいのは私が意味がないって言ってるのは公式を覚える事に意味がないって言ってるんであって、証明の手段に数式を使うのは当然。それすら否定するコンノ氏は何をどうやって相対性理論とか否定するのかよくわからんな…自分が理解出来ないだけなんじゃ?って思われても仕方ないわな」
 本来の数学は公式を創り出す事!ってのが持論だっけ?
「そう。意味のない計算式を解けても…それは数学の能力が優れてるわけじゃなくて、記憶力が優れてるだけ。そんなものは世界史とかで使えばいい能力だ…世界史の成績なんてのは記憶力が全てだからな…」
 …世界史が得意だって言ってたお兄ちゃんは…自慢にもならないね、それだと。得意っていうのは記憶力があったっていうだけで…。
「うっ…でも全ての教科は記憶力が根本で後はどこまで応用力が割合を占めるかで…記憶力無い人はどの教科も当然成績悪いわけだ…で、数学は公式覚えるのに意味はないとは言っても覚えないのもまた良くない。いちいち全部自分で考えてたらバカみたいだから…私が言いたいのはその公式がどうやって導き出されたのか1度自分で考えて理解しろっていう…分数の除算は分母と分子を入れ替える…そんなのは誰でも知ってるけど、どうしてそうするのかを聞いて答えられる人は少ないって言う。こんなのは小学生でも答えられるんだけど、本来は…でも、公式覚えた事で数学を理解したつもりになってる人多くて…日本は数学の授業やっても意味ない。公文のCMで日本では数式の解を求めるけど、どっかの国では解があって、その解を求める数式を答えるっていうってのあったよな?あれが本来の数学だと思うんだ…A×B=10。この時、AとBに何が入るか」
 簡単だよね?
「そう、簡単だけど、5×2=AでAを答えるよりかは自分で考える力が身に付く。それに今のは極端な例。数学の授業は廃止しちゃっていーよ…バカしか育たないから…その代わりに経営数学を導入すべきだな」
 …どーかなぁ?理解出来ないって放り出す人もいそうだけど。
「経営数学は簡単だよ…今の日本の数学よりもね。実際どう思ってるか知らないけど、無闇に高度だと思うよ、日本の数学は。もし、あれを本気で全部理解出来てるなら日本人は世界でもトップレベルの数学者の集団になる。それに対して経営数学なんてのはすっごい簡単なんだ。複雑な公式なんて無いと思ってもいい…ド・モルガンの法則とか、覚えるのはその程度か?…私がこれはまずいなって思ったのは…このさっきの4問よりも3人がジャンケンをして3人とも違うものを出す確率を答えられた人がたーったの37%だったって事。こんなの小学生でも答えられる…勉強はしないかもしれないけど、小学3年生でも簡単に解ける。それが出来ないっていうのは確率統計の問題っていうのは数学よりは経営数学の分野で…自分で考えないといけないから…まあ、これも公式ないでもないけど、どの公式を使えばいいのかわかんないんだろうね。難しい数式は解けても、簡単な思考問題は解けない…現実には後者の方が大事で…難しい数式っていうのは自分で創り出した式を解く時に使うわけでね」
 答えは2/9だよね?
「そう、3の3乗で27パターンあって…後はGPC、GCP、PCG、PGC、CPG、CGPの6パターンが3人が違う、つまり6/27…2/9だ。こんなのは10秒とかからずに答えられる問題だよ…私がさ…就職出来なかった時の…2月5日の謎雑記」
 あれはお兄ちゃんじゃなくて…ゆうさんの…。
「どーでもいーんや、そんな事。あの時に小学校レベルの算数!何でこれで2人も落ちるんだ!とか言ったけど…あの時に出たのはこの確率統計とか、そーいうレベルの…なるほどね…今の日本にはこんなにバカが蔓延してるわけだ…あの程度も解けないでプログラマの就職試験受けようっていうんだから呆れるね。大学でプログラミングは学んだかもしれないけど…。…笑うしかないな、プログラミング言語なんて数日ありゃ覚えられるんだよ。問題はその言語をどう使うか考える事なのに…もう1度言っておくかな、私は数学が苦手なんじゃなくて日本の数学が嫌いなんだって事を」
 …なるほどね、今の小学生でも解ける確率問題よりも高校で勉強するこの問題の方が正答率が高いっていうのは…。
「一切応用力が必要なくて公式さえ覚えておけば解けるからだね。で、こんなのは公式をいつ教えるかの問題で…って、高校でこんなの私やってないんだけど…三角関数なんて」
 ホントにぃ?
「うっ…やって…ない…でも、面白くなくて寝てたしなぁ、数学の授業」
 …お兄ちゃんって…真面目に勉強してないのに批判するのって良くないと思う、それは。
「反省します。でも、これ逆に考えると…4人に1人は全問正解したわけで、4人中3人がバカだって嘆くよりも4人に1人はまともな人がいるって好意的に見ればいいんじゃないかな?その3人を教員にしなければいいだけの事だし。ちなみに情報処理技術者試験なんてのは9割は記憶力勝負だから…持ってる人をそれほど尊敬する必要はないです」
 そーなのか。やーい、バーカ。
「何もバカにしろとは言うてない。技術者資格それ自体は凄くはないけど、はっきりいって覚えてもあんまし意味ないそれを勉強するその意志が大事なんだ。情報処理の専門学校講師自ら…情報処理技術者試験に意味は無いって言い切ったし。でも、その後の言葉が大事で…それ自体に意味はなくても取得は難しい…それは覚える事が多いから。それを覚えるだけの意志があり、それを実行出来たその「心」が仕事を真面目にこなせるかどうかの判断材料になる…。つまりね、情報処理技術者試験の試験内容はどうだっていい…情報処理じゃなくてカルトアニメ問題でもいいや…その何だかわからない知識を身に付ける事自体に意味はなくても…」
 言いたい事はわかったよ…何か黄金伝説クリスタニアみたいだね。依頼を果たす事自体に意味はないけど、それを行った事には意味があるっていう。つまり自分の意志で勉強した事に意味があるんだよね、技術者試験は?
「だね。でも、黄金伝説を真似したんじゃなくて…黄金伝説知る前から…っていうかこれは専門学校の講師から聞いた事から私なりに昇華させた考えだから。ただ今言ったのはあくまでも旧2種と1種の事ね。その他のは…覚える事そのものに意味があるから。で、1種にしてもその他の高度情報処理試験合格にはほぼ必須の知識だから、意味はあるとも言える。それで見ると意味がないのは旧2種、つまり今の基本情報処理試験、これに意味がないって事になるな」

 6月25日深夜
 ちょっと待ったぁ!154cmぃ?
「悠よりでかいんだな」
 そ、そりゃさ…同じ年齢だし…当然なんだけど…。
「同じ年齢?」
 一応…14歳ストップで…でも、一応1年に1つづつ年齢重ねていって…。
「理解して貰えるとも思えないが…」
 別にそんなの求めないし…それよりも!北斗丸は身長ウソついてる。あんなに小さくて154cmのわけない!ジェニーがちっちゃくて可愛いって言ってたけど…お兄ちゃんよりちょっと小さいだけだよ?」
「つうかジェニーでかいな、167ぁ?」
 キングなんて175あるよ?
「うおっ…軒並み170超えてるよ、KOFオリジナル女キャラ。バイスさんの178ってのは凄いな」
 ジェニーってちっちゃい。
「ユリより身長低いのか…」
 前にお兄ちゃんってカプコンキャラは無闇に身長高く設定しすぎてるって言ってたけど…。
「ああ、昔はそうだった。餓狼伝説の身長設定見ればわかるけど…あのやたらとデカいクラウザーが200cmなんだ…じゃあ、餓狼がおかしいのかっちていうと…200cmってのは実際あんなもんなわけ。サガットの226cmとかはあれはゲーム画面で見る限り小さすぎるわけだよ。全体的に昔のカプコンキャラっていうかストIIは身長がゲームでは低すぎた。でも、今は違うね…ZEROとかでグラフィック一新してから…昔だったら、さくらの身長は170cm程度に設定されかねなかったけど実際には158cm」
 現実的な数値だね。
「SNKに混ざってみな?うわっ、ちっちゃーいって感じだ。随分ちっちゃく見えるけどクーラなんて169cmだぞ?あれより11cmも小さいんだから、包より小さくなるかも」
 包は…153cmか…。
「クーラは身長にウソを書いている!と言ってもKOF参加者でないって事は自分で書いたプロフィールでもなさそうだし…」
 ネスツキャラなんてプロフィール信じちゃダメでしょ、やっぱり。
「特に年齢はね」

 6月25日
「まぁだ、そんなの読んでるんだ?」
 うん、面白いよ♪
「おかげで、最近の雑記は餓狼か怪しい科学かのどっちかばっか」
 怪しくない!でも、ホントに面白いよ、知らない事がいーっぱいあって。
「好奇心旺盛でいい事だ」
 この世にせっかく生まれたんだもん、色々と楽しまないと損だよ。それに、ボクは…知識が欠けてるしね。
「もう、十分、人並み以上だと思うぞ」
 そんな事ないよ…一昨日だって「km2」がわからなかったし。
「あ、あれは、教員志望の大学生でさえ半数以上の人が間違ったんだから」
 間違った人の数なんか関係ない!間違った人は恥だって言ったのはお兄ちゃんなんだけど?
「うっ」
 それに、小説家志望のボクとしては、やっぱりそーいうのは…間違えちゃダメだと思うんだ。文系とか、そんなの言い訳にするような人は物書きになれるわけないし、小説家は人並み以上の知識と好奇心ないとやってけないんじゃないかなって。
「立派だね」
 えへへ…ただ、お兄ちゃんに誉めてもらいたくて立派なこと言ってるだけかも。
「そりゃダメだなぁ」
 でも、色んな能力が必要かなとは思ってる。
「だね。私がかなりけなした小説のジョジョ。あれはどうしようもない駄作だけど、文章力もアイデアも人並み以上ではあるはずなんだ…でも、推理力というのが欠けていた、ただそれだけでボロボロな作品になっちゃったわけだ」
 推理…力?自分の作品を推理するの?
「推理と推測は違うからな?推理は理詰め、理屈があるんだ…それがわからないで適当に推理って言葉使って、推測垂れ流す人多いけど…。でも、そーいう人には推理と推測の違いを言ってもそれ自体理解してもらえないからどうしようもない。どこが違うかわかんないみたいだし。推理は数学の分野でもある」
 そ、そーなんだ。それは知らなかった。
「確率や何か…で、さっきの小説ジョジョでは…ツッコミどころ満載だったのは、推理力を働かせないで推測だけで書いてたから。あの、ブチャラティ一行が通る時間を予測して爆弾をっていうあの場面は…「何故、通る時間を予測できたのか?」を考える必要があって…普通に考えるに「予測不能」となるはず。ところが、これをしないで「予測できるはずだ」としちゃうのが推測。推測には理屈はいらないから、どんな予測をしても間違いはない。ただしあくまでも推測であって、それは現実に当てはめちゃいけない。推測したものを元に理屈を考える…それがいわゆる探偵の推理だね。私の言ってる推理はちょっと違うけど」
 小説はどうしたって現実じゃないから、どこかにおかしなところは出てくるよね、それでも。
「でも、それを少なくする事は出来る。小説ジョジョの著者は最初からそれをしようとしてないんじゃないのか?そんな人には小説家が務まるわけもない。あんな短い小説の中にどれだけ「ご都合主義」あった事やら。あれをさ…小説大賞とかそーいうとこに応募してみな?第1次選考でいきなり落選する事間違い無しだから。好き放題言ってるけど、私もその辺り全然ダメだから…」
 自分の作品の矛盾点ってのは見つけにくいもんね。自分では納得して書いてるわけだから、読みなおしても「おかしい」とは気づきにくい。
「それを気づくのがプロだろうね。まあ、編集者さんとか…いるわけだから完全に1人だけで作品作ってるわけでもないだろうけど」
 小説家の道は厳しい。
「つっても、本気でプロの仕事してるなって思える作家さんなんて少ないでしょ?」
 でも、だからって最初からそんな低いレベル目指してたらどうしようもない。
「よし、頑張れよ」
 うんうん!
「さてと…じゃあ、怪しい科学でも…あ、そーいやさ、割とみんな科学知識いい加減なんだね、やっぱり。ちょっと安心したなぁ、私だけが無知だったわけじゃないみたいだ」
 だからぁ、他人との比較は無意味だって、お兄ちゃんが…
「そうだけど。ダンディJっていう…」
 ダンディージェイィ?
「んん?改めてそうやって驚かれると、何か凄い名前だな、ダンディーなJか。Jといったらやっぱりザマス?」
 男塾♪
「どっちでもいいか。ダンディJっていうキャラの超必…正確にはハラハラアタックだけど」
 その程度では驚かない。
「ドキドキアタックとかわくわく投げというのもある」
 驚かない。
「ちっ。まあいい、別に驚かせる為じゃないし…ダンディJの超必に対消滅粒子加速拳ってのがあってな」
 待った!今「たいしょうめつ」とか言わなかった?「ついしょうめつ」って読むんだよ、それ。
「知っとるわい。でも、ゲーム中にダンディJが『たいしょうめつりゅうしかそくけん』って渋い声で技名言うんだよ!」
 そんな長いのを言うの?
「早口で」
 それ、全然渋くない。
「まあ、ダンディーだから」
 つまり、お兄ちゃんが言いたいのは「ついしょうめつ」すら知らないで「たいしょうめつ」って平気で読んじゃうゲームがあるから、知識がいい加減だと?
「いや、わざとかもしんないし。そうでなくて…対消滅粒子って何だ?って言ってる人いたから」
 そりゃ、わかんないよねぇ、「たいしょうめつりゅうし」とか言われたら。
「そーいう問題でなく「ついしょうめつりゅうし」と読んでてもわかんないって事だよ」
 それにしても、すっごい技名だね。
「他に驚異人体発火拳なんてのもあるぞ」
 ダンディJ…日本人?
「だろ?間夏美っていう16歳の娘がいて、養子というかなんていうか…マーキー?まあ、だからダンディも日本人だな…本名見ると全然日本人じゃないけど。ちなみにこの夏美ちゃん、アニタみたいに後ろでウロウロしてるんだけど『夏美 ランプー投げ』という技で攻撃にも参加してくれる!」
 ランプーって何?
「ダンディーのペットの猫。それを夏美ちゃんが投げる!だから夏美 ランプー投げ」
 わ、わかりやすい技名だけど、それは動物虐待だ。
「そういう見方があったか!それは今まで全く考えもしなかったな。でも、だいじょぶ、ランプー 夏美投げって技もあるから」
 …はい?今なんて?
「ランプー 夏美投げ」
 えっと、ボクの頭がおかしいんじゃなければ、その技名の場合…
「ランプーが夏美ちゃんを投げる」
 ランプーって何だっけ?
「ダンディーのペット」
 じゃなくて、生物名!
「猫」
 こたつ猫みたいに巨大だとか?
「そんなものを夏美ちゃんが投げられるわけないだろーが。冷静に考えろ!」
 冷静に考えてるんだけど、一応。それで、冷静に考えると猫は女子高生を投げる事は出来ないという結論に達するのです!間違ってますか?
「間違ってます!現にランプーは夏美ちゃんを投げます!」
 対消滅粒子っていうのは粒子と反粒子が対になって消滅する事なんだよ!
「現実を拒否するな!」
 この消滅する時に莫大なエネルギーを発して…これをもっと凄くするとジャバウォックの反物質砲になるわけだ!勉強になったね♪反物質は生まれてすぐに物質に反応して対消滅しちゃうから、反物質砲っていうのは実際、可能なのかどうかわかんないけど。ちなみに粒子と反粒子が揃って生まれるのを対生成って言います♪対生成と対消滅を繰り返して…
「まあ、いいか。猫が人間を投げるなんてな」

 6月26日
 餓狼クロニクルも残すところ後2人!
「長かったなぁ」
 龍虎だったら早く終わるんだろうけど。
「龍虎かぁ。会話の転載したくねーなぁ。考えただけで憂鬱になる」
 どーする気なのかなぁ?餓狼、龍虎、風雲っていうSNK3大格闘ゲームがどれも次回に続く!ってトコで終わってるんだけど。
「3大格闘ゲーム?龍虎がぁ?」
 …普通は風雲でツッコミいれるんじゃない?
「餓狼の続編はギースの死後、どこかへ消えてしまった秦の秘伝書を巡って…修羅と化した双角が登場して、ラスボスは秦王龍と合体したギースの亡霊!劇場版餓狼みたいな感じ?」
 龍虎の続編は日本に逃亡したギースが…ラスボスはギース」
「風雲の続編は真獅子王の執念で無理矢理蘇らせられたギースが…ラスボスはゾンビギース」
 SNKで使い手が一番多い技って何だと思う?
「んん?」
 よゆうッチ!
「………」
 …ほ、鳳凰脚は4人だね。
「オレ様鳳凰脚と鉄球大乱舞が惜しいな」
 飛翔脚も4人か。
「覇王翔哮拳かな?」
 リョウ、ロバート、ユリ、Mr.カラテ、2代目Mr.カラテ、マルコ、黒子の7人!
「2代目カラテて…あれは」
 名前違うからOK。
「じゃあ、坂崎リョウも名前違うだろーが。それ言うとスラッシュキックとかハリケーンアッパーの使い手も3人だ!東丈とジョー ヒガシとジョー 東の」
 何にしても極限流多すぎ。
「龍虎2なんか12人中4人が極限流だったもんなぁ。でも、実はその4人以外だとマルコしかいないのに、また極限流か!と勘違いしちゃうほどにたっくさんいるように感じる」
 餓狼3ボツキャラのハリー君が確か極限流じゃなかったっけ?
「ボツキャラはボツキャラだ」
 何か、リョウって今に風雲にも出てきそう、伝説のカラテマスターとかいって。
「150歳超えてやしないか?」
 あっちこっちに顔出してるのに、さすらいのSNKキャラとか言われないのが不思議。
「豪鬼なんかX−MENに出ちゃったばかりに、どこにでも顔出すキャラとかいうイメージ根付いちゃって…実際にはX−MENだけなのに、ゲスト出演したのは」
 不思議だよねぇ。未だに豪鬼ってさすらいのカプコンキャラだとか思われてるんだもん。
「家庭用サイバーボッツの零豪鬼とか、マーヴルVSのメカ豪鬼が悪いのか?」
 1回、何かに出ちゃうと…どこにでも顔出すと思われちゃう人と、実際にあっちこっち顔出してんのに、影薄い人の差って何だろね?
「ADKのフウマなんかはどこにでも顔出すと思われた人の1人だね。実際はGANGANに出ただけっていうかADKの格闘ゲームは他にニンジャマスターズしかないけど」
 何か面白いし、まとめてみよっか?
「あぁ、確かに面白いかもね。よしっ、まとめてみるか」
 時間無いのにムダな事しちゃうボク達って…。

 6月27日深夜
「あぁぁぁぁぁぁ」
 うるさい。
「フェイが」
 フェイ?フェイって?「飛」かな?フェイ=チェンカ?
「このフェイ=チェンカがこう簡単にぃ」
 …弱いし、あの人。自分の投げた爆弾跳ね返されて爆死したんだっけ?
「いやまぁ、トカマクよりマシかと…ってそんな話じゃなくて…クスハ=ミズハの声優さんの名前、今日初めて見たんだけど…何か見覚えあるなぁっていうか…これ、フェイじゃないかって!」
 橋本さん?
「ダイヤモンドダストかますぞ、おい」
 しかも橋本さとしさん!
「鳳凰脚かますぞ!フェイつったら」
 フェイ=エムラ?
「おぉ、よくわかったな」
 って事は高橋美佳子さんだね。
「何で、アームド・ファイターでデビューした人の名前覚えてたのかわからないけど、高橋美佳子って名前みた途端に…腕と胴体つながってないあれ思い出して…あ、この人…フェイ=エムラだ!って」
 イヤな覚えられ方…でも、アームド・ファイターだけで終わらなかったんだ、よかったねぇ。
「っていうかαの主人公達の声優って何か聞いた事ない人が数人…」
 新人さんかな?
「そっかぁ、あのフェイがクスハかぁ」
 内気で心優しい♪
「内気にねぇ…私のクスハは恋人を何回も何回も殺そうと…」
 それはクスハの意志じゃなくて…お兄ちゃんが…。
「悠は明るくて優しい属性。そんな主人公タイプない!ロボット大戦系サイト作りたいなぁ…でも、いっぱいあるし作る時間もない」
 というかリアルロボットアニメは割と見てるみたいだけど…。
「男は黙ってリアルロボット!でもゲームは毎回スーパー系♪」
 漢はスーパー♪
「私はぁ、女の子だからぁ」
 ウソはいけない。
「いやね、スーパーロボットは好きなんだけど…スーパーロボットアニメは好きくないの。主人公が自分勝手というか…同じ事をしても敵の場合は卑怯扱いされたり…自分が正義だとか…トライダーとかダイオージャならいいんだけど」
 ダイオージャも絶対正義でしょ?水戸黄門なんだから。
「違うんだよ、何ていうかなぁ。ただ、私が好きくない言ってるスーパーロボットアニメっていうのは正直に言えばマジンガーとゲッターだけ。まあ…ガイキングも多分好きになれないだろうけど、まったく知らんし」
 知らない作品は嫌いも好きもないね、それは。
「ナデシコ…ゲームボーイじゃ声ないやんか」
 ナガレのあの痺れる声が聞けないんだね。
「あんな奴はどーでもいい」

 6月27日
 クラリネットの歌ってあるでしょ、あの壊れて出ない音があるっていってう、あれ最後は決着どうなっちゃったの?直ったの?
「そーいや、どーだったんだっけ?何かドとレとミとファとソとラとシの音が出ないとか、そこまでは覚えてるけど」
 相当にイっちゃってるよね、それ。冷静に考えれば「出る音がない」ってなるのに、ドとレとミとファとソとラとシの音が出ないだとか。
「パッキャラマドとか意味不明な言葉連呼してるし、気が狂っちゃったんじゃないか?」
 気が狂ってるのはわかってるって、問題はクラリネット!
「そもそもクラリネットは存在してたのか!頭おかしい奴だから、怪しいもんだ」
 クラリネットってプロバイダにありそうな名前じゃない?
「ありそうだ」
 ところでぇ、お兄ちゃんの事、これから名前で呼んでいい?
「むぅぅ…いい…です」
 慣れればどうって事ないよね、多分。
「じゃあ、これから悠の事、妹って呼んでいい?」
 だめ!
「だろーな」
 兄はお兄さん、姉はお姉さん…読み方変わるけど、弟と妹は?
「『おでいさん』と『おまいさん』」
 何か、お前さんって言われてるみたいだ。弟なんか汚泥みたいだし。
「じゃあ、これから悠の事はおまいちゃんと」
 呼ばないでね。
「基本的に『お』は丁寧言葉で、おを抜いても通用するから、まいちゃんってのもある」
 ボクは舞じゃない!
「日本一じゃないの?」
 あんな恥ずかしい格好したくないし。
「っていうか似合わない。それ以前に舞といったらデフォルトで不知火舞なのな」
 英語の間違った使われ方っていうか、デフォルトって言葉はもう何か。
「別にいいと思うけど、これで」
 まあねぇ。それで、でもさ、舞って他にいる?
「剣野舞とか…」
 あれも三石さんだね。
「不知火舞が三石さんって認識の方がどうかしてる」
 不知火流って舞で直系途絶えちゃうのかな?
「そもそも舞が直系かどうかわかんないし、流派ってのは血じゃないだろ?」
 そっかぁ。そうだよね、いつ正当伝承者が死んでもいいように影がいるんだろうし。
「影舞は本当にいるんかぁ?影アンディ、汗流してたやんか」
 いないって事ないでしょぉ、あれでも正当伝承者なんだから。
「それよりもなんでアンディは結婚しないんや?してないって公式回答だったよなぁ?」
 舞が嫌いってわけじゃないみたいだし…って事は好きじゃないんだ?
「としか考えられないよなぁ。アンディって真面目だから性格的に、もし舞が好きなら結婚してるだろうしなぁ」
 不知火アンディにはならないわけかぁ。
「ちょっと舞が可哀想かも」
 アンディの弟子って北斗丸だけ?
「女の子の門下生がいっぱいいるんじゃなかったけか?」
 30過ぎのおっさんに用は無い!
「そーいうものなのだろーか」
 だって、影で北斗丸を見てたんでしょ?他に弟子いないって事だよ、それ。
「って事は次の正当伝承者は北斗丸なんかぁ?って事はアレ着るのか?」
 あれは女の子用でしょ?
「そーかなぁ?つうか、体術と忍術を両方とも1人で伝承しちゃうんですか、あの子は?」
 どっちかっていうと忍術の方じゃないかな?不知火流体術伝承者のアンディだって不知火流忍術をちょっとは使えるし、どっちかだけじゃなくて、どっちかをメインにそれを補助する形でもう一方を…。
「じゃあ、アンディの弟子ないやんか?」
 どう見てもアンディが使ってる技と違うんだから、そうだろうね。
「包の根本的な間違いは媚びすぎてるのと男らしさが無い点じゃないだろうか?」
 朝陽はそうやってすぐ話題変えるんだから。
「…無理に名前呼ばなくても…」
 うん、何かいいかも!
「悠が嬉しいならそれでいいけどさ。それでだ、包は…何故にあんなにムカつくのかという…それはもう少し男らしくしろ!ってトコにある。ショタキャラというのは可愛いだけではだめで、微妙な所に男の子っぽいとこがあって初めて魅力を発揮する」
 …女好きみたいだし、男っぽいかも。
「そんなのぁ違うだろ。男らしく、女らしくなんてのは男女差別だ言うても、やっぱり性別違えば、根本的なトコで精神が違うのは私にはわかった…その上で見るに包は良くないな。っていうか中学生でアレだったら鳥肌立つっていうか気持ち悪い。近寄るなって言いたくなる。ショタキャラはやっぱり12歳が限度やろ?13歳以上は用無し。だから、クリス君♪とか言ってる私はショタではなぁい!」
 気持ち悪い…か。確かにクラスにいたらイヤかも。ボクの場合は中学っていっても3年生だったから、年齢随分と違うけど。最低でも可愛い男子はいなかったし、いたら逃げるね。
「崇秀が限度かな?」

 6月28日
 MOW完了おめでとー♪
「これも全て…悠の」
 ううん、違う…。
「今回は違うんだ?」
 うん!応援してくれたみんなと…それと…お兄ちゃんの。
「ん?お兄ちゃん?」
 うん、やっぱりまだもう少しは、お兄ちゃんはお兄ちゃんかなって。もしかしたらずっとかも、名前で呼ぶのってなんか恥ずかしい。
「恥ずかしいかぁ。よくわかんないけど、まあ、変えたくなったらいつでもいいから」
 おっかしーなー。祐里は平気で名前で呼べるのに。
「兄と妹の関係って、やっぱり兄と妹でしかないって事かなぁ?寂しいねぇ」
 だってぇ、何か名前で呼びにくいんだもん。
「おかしな話やなぁ」
 慣れすぎちゃったのかもしんない、お兄ちゃんって呼び方に。おかしーなー、前はお兄ちゃんって呼ぶのが恥ずかしかったのに…
「だからってレイちゃんはないだろとか思ったけどな」
 そっかぁ…わかった。ボクは…お兄ちゃんが欲しかったんだ。それで、それを恋愛感情と勘違いしちゃって。
「…今更それはないだろぉぉぉぉぉぉぉ!」
 うんうん、誰にでも勘違いはあるしね!
「勘違いで済ませるな、こら。私の立場はどーなる」
 兄として妹の新しい恋を見守る!
「ふっ、確か前にもしボクが他の人を本気で好きになってもお兄ちゃんに取り戻してほしいとかそんな事言ってたな」
 確か、好きな人が出来たら私に気にせずにとか言ってたよね。
「君はもう私のものだ!」
 どこまでも足掻いてやる!っていうわけでもう1回、完成おめでとー!カインに始まり、ロックに終わる…名前の偶然だけど、いい順番だったね。
「我らは誓わん!」
 悠久の絆を♪…えへへ、だいじょーぶ、もしかしたら最初はホントのホントに勘違いだったかもしれないけど、今は違うから。ボクが好きなのは田村朝陽…お兄ちゃんただ1人」
「わかってたよ、だからバカ言ってたんだし。悠の事は信じてるし、悠の思いは伝わってきてるから」
 愛されてる自信があるって?自信過剰だね♪
「それにしても好きなのは私1人?ファンクラブ会員の皆さんは?」
 そ、そ、そ、それは…だから、好きの意味が違うんだよぉ。
「ここら辺の表現力っていうか、成長しないな。その自分の中では意味の違う好きって言葉で中学校で…困った事になっちゃったんだろうに」
 ……いっつも一緒にいる、それが当たり前。そうすると、その2人の関係は膠着する…。一緒にいて楽しいっていう感覚がわからない…それは一緒にいるのが当たり前だから。…ボクは、ボクは…自分の気持ちがわかんない!!
「私に嫌われるのを怖いと思った事はある?」
 うん。でも、それ以上に…今のボク自身が怖い。お兄ちゃんの事を特別意識出来なくなってきてる自分が。正直に言っちゃうとね、前は朝起きて、その瞬間から楽しかった。今日もお兄ちゃんと一緒に!とか思えて。でも、今は全然思えない…。お兄ちゃんは、どう?ボクと一緒にいて楽しい?
「まあね。確かにね、出会った頃と同じ思いはもう取り戻せないと思う…ただただ毎日が幸せに感じてたあの感情はね。その感情自体が心地よかった。でも、その感情が長続きするわけもないし、それが恋だっていうなら、今の感情は愛なんだろうね。合わせて恋愛」
 よくわかんない。お兄ちゃんも…やっぱりボクには飽きたって事?
「飽きたか…面白い表現だな」
 全然面白くないよ!!
「そうだなぁ、ゲームにたとえよっか。面白いゲームがある、それは何度プレイしても面白いけど、最初にプレイした時の感動、それは絶対に取り戻せない。プレイすればプレイする程にそのゲームの奥深さとかわかっていてますます好きになる。それでも絶対に最初の感動は味わえないんだ。ゲームっていうのは第一印象っていうか最初に感動すれば、後々にも好印象っていうか…。それほどに強烈なんだよね、最初の感動っていうのは。…私はドラゴンクエストIIが好きなんだけど、あれが最初にプレイしたRPGだっていうのもある…それで、謎解きとか楽しくて。再プレイしても面白かったけど、やっぱりどうやったって初プレイ時には及ばない。もし、あの感情を再び味わいたいなら別のゲームをプレイするしかない。わかるかなぁ?プレイを重ねる事で好きにはなっていっても、最初の感情は戻らないっていうの…」
 何となくは…それにしてもヒドいたとえ…。恋をもう1度味わいたいなら、別の人を好きになるしかないって言ってる?
「人間は何回でも恋を経験出来る。恋にハマった人は何度でも別れを繰り返す…でも、私はね、その感情を味わうよりも悠にいつまでも一緒にいて欲しいんだ」
 ボクも…お兄ちゃんと別れたくない。
「出会った頃みたいに、いっつも幸せ状態ってのはそりゃ無理だけどね…いっつも一緒にいて、それがデフォルト、そうじゃない状態ってのがないから幸せなのかどうかもわかりにくい。でも、じゃあもし悠がいなかったらって思うと怖くなる、それは全く考えられない。好きだって気持ちが小さくなったわけじゃないんだよ…むしろ大きくなってる。でも、その好きだっていう気持ち、愛よりも…ファーストインパクト、恋の感情の方がイメージ的に強烈に残ってるから…もしかしたら、確かに兄妹の関係でしかなくなってるのかもしれない。でも、兄妹であれ恋人であれ一緒にいたいと思えるならそれは大差ないと思う」
 お姉さまが何でお兄ちゃんを好きになったのかわかったような気がする。
「どうかなぁ?昔から私はこうだったわけでないし、幼い兄弟なんてのは結構ね…お互いが一番身近だし、好きになって当然なんだ」
 それなのに、愛は生まれにくいんだね。
「家族愛っていう言葉に置きかえられちゃうし。実際わかんない…どっかで兄弟での愛はおかしいという『常識』を外界から入手して自然と離れるのか、それともただ単にホントに愛は生まれないのか。ただね、生まれにくいっていうのは…やっぱり前者の面は大きい。もしも、本気で兄とかを好きになっても…それを言えないでしょ?言ったら…それで何もかもが終わる。どっかにやっぱり常識的判断っていうのが頭にあるし」
 そうだよねえ、それでいっつも一緒にいることでその人の価値もわからなくなるから、やっぱり「好き」だっていう感情自体生まれにくいし。でもね、お姉さまのは…本気だったと思うんだ。
「それは分身としての記憶?」
 違う。何となく。
「うにゅぅ」

 6月29日深夜
 朝陽お兄ちゃんに捧げる、即答連想問題ぃぃ。ACと言ったら?
「こ、公共広告機構?」
 BC!
「紀元前」
 CC
「レモン」
 DC
「ディバインクルセイダーズ」
 EC
「欧州共同体」
 FC
「フットボールクラブ」
 GC
「ガードキャンセル」
 HC
「ハードコア」
 IC
「集積回路」
 JC
「うっ」
 9、8…
「カウントダウンしてるし」
 5、4…
「ジャパンカップ」
 KC
「講談社コミック」
 LC
「もうやめてぇ」
 むぅぅう、失格!ACといったらエシディシ、BCといったらパワーゲイザー、CCといったらさくら、DCといったら湯川専務!
「…いや、そーいう事言われても…即答させられるとああなるだろ?つうか、エシディシ?」
 ガンダムWでも可。
「FFといったら?」
 ファイトフィーバー。
「ふっ」
 フーファイターズの方がいい?
「ZZは?」
 ズィーズィー。
「まんまやな」
 じゃあ、ダブルゼータ。
「YY」
 ワールド。
「…まぁいいか。RRは?」
 リョウ=ルーツ。
「リョウ=ミナモトの声優さんは?」
 誰それ?
「正解は神谷明さんでしたぁ」
 そーいう問題じゃなくて、リョウ=ミナモトって誰?随分前に聞いたような気もする名前だけど。
「人は悩むことで成長する。悩むがよかろうなのだ」
 こーいうのは悩むっていうか…、哲学的に悩むなら成長するけど、リョウ=ミナモトでは成長しないんじゃないかなぁ?
「バカな事言ってないで寝るぞ」
 ……バカな事言ったのはお兄ちゃんでしょうに。

 6月29日
「最近、ネタないな」
 暑いからね。
「梅雨だからね♪パターンか、また?」
 ロッキー版ファミコンソフトの発売ってどうかな?ロッキーで出てきたインチキ裏技を実際に採用しちゃってさ。
「1秒間に50連打出来ないから実践できませぇん」
 50連打も必要無いものがほとんどだから、襲ってくるシルビアとか。
「原作無視しちゃダメやろ」
 そもそもあんな妖術使いだのヘビだのと闘ってる時点でっていうか、どこに原作の要素があるの、あのゲームに?
「だからな!シルビアを助けるというのが唯一といってもいい原作の要素なんだよ!それまでなくなったらもはやスパルタンXじゃないだろ!」
 助けなくていーよ、あんな人。
「ん、まあ、確かにそうは思ったけど、映画見た時は。いや、しかし…何でシルビアと戦う必要あるのかが、さっぱり」
 アレを倒すと本物のシルビアが出てくるって事でどう?
「それで闘って倒すんだな、本物のシルビアも」
 そうそう♪
「ふと思ったけど、ハドソンのゲームがやたらと多いよな」
 当時はハドソンがファミコンのトップメーカーだったしね♪
「…何歳?」
 田村悠15歳女子高生だよ。
「もう、それ聞き飽きた、名前聞いてないし」
 最後はヘクター’87だっけ?あれで2人してドバドバ血を流しながら遊一郎と闘って2人共死んじゃって。
「死にはしてないだろ?確か目が見えない状態で闘って…って、普段からゲーム画面なんてあんまし見てねぇけど、あいつ」
 あらし、ロッキーに続くゲーム戦士が現われないのって、今は闘う相手が直接人間だからかな?連打したってしょうがないし、裏技で逆転とかもない。あるのは心理戦。
「面白くなさそーだね。そんな漫画」
 アーケードゲーマーふぶきっていうのもアレは昔のゲームだからこそ可能だったわけだし。
「今のゲームはなぁ、シューティングとか50連打がそのままゲームに反映されたとして、余計に敵が強くなっちゃったり…」
 こうなったら50連打だぁ!という奥の手は通じない…ギガウイング2なら地道にリフレクトフォォォス、リフレクトフォォォスって感じで。
「あるはずだ、必ずあるはずだ…幻の二千万点ボーナスが!あったとしてもいらねぇぇぇ、たった二千万点じゃギガウイングの世界じゃ1円玉並の価値だ」
 幻の一京点ボーナスとかかな?
「桁外れのゲームだから、出現条件も桁外れで、1秒間に1000回連打とか」
 何ィ、あまりの弾の多さに空間に歪みが生じて、あ、あれは!?
「つうかボルカノンの説明が空間の歪みでなかったですかい?」
 そうだったっけ?
「しかも、これでもかって感じで既に画面中弾だらけなんですけど、あのゲーム」
 勇気はどこを撃っているんだ?あんなものいくら撃ったって…どんどん点差が開いていく。
「リ、リフレクトフォースがどんどん大きくなっていく…これがあの伝説の…」
 そうか!そういう事だったんだ、アークに本当に封印されていたのは、とか何とか。
「完全無敵で画面中リフレクトフォースが永続してて」
 もはやシューティングゲームじゃない!
「現代のシューティングゲーム作る人って天才?何とかノーミスクリア可能なギリギリのレベルに仕上げるっていうか。回避不可能な事ってのは基本的にないだろ?でも、私みたいな常人には、何でアレを回避出来るのん?って感じな」
 感動的だもんね、上級者のプレイはもはや芸術。
「格ゲーで魅せられるプレイっていうのは連続技よりも相手の動きを見切った鋭利な冷たいプレイなんだけど、私の場合は。シューティングも結局はそうだな」
 今のシューティングってやっぱり凄いんだ、作り手。弾避けだけじゃなくて、システムに絡んだバランス調整とか…。
「さっきのギガウイングだと、リフレクトの発動タイミングまで計算に入れて…あのラスボス…アークリミ、あれは奇跡的な調整じゃないのか?もう無闇やたらに弾ばらまいてるだけに見えるけど、時間的に回避不能な攻撃と回避可能な攻撃…何か簡単そうだけど…回避不能だけどギリギリ、次のリフレクトが間に合う攻撃とか…緻密だよなぁ」
 グラディウスだとか昔のシューティングだと、避けれる攻撃だけ入れておいて、バリアとかの事は考えなくていいんだけど。
「R−TYPEになると、ビットだか何だか、もう名前覚えてないけど…あれを調整に入れて、あれを使わないと避けれない…攻撃なんかあったっけ?全部、気合で回避出来るかも」
 ただ、ボクが嫌いなのって、特にグラディウスシリーズにその傾向が強い…自分が強くなると敵も強くなる。適度のパワーアップでやめて、最強にしない方がいいっていうアレはやだなぁ。何かシステム的に間違ってる気がする。最強になるにはそれなりに時間がかかって、それのご褒美でしょ?何でそれに対して敵まで強くなって難易度上がるのか。それだったらパワーアップなんて最初からいらないよ…。
「まあ、1と2、それからSFCの3、あと、沙羅曼蛇…あれは最強のままでクリア出来るっていうか、こっちの装備に合わせて敵が強くなるなんて事やってないはず」
 パロディウス以降?
「だと思う。プーヤンには勝てない!」
 アレは…ヒドい。
「あのステージ自体ヒドいけど。んで、常人がノーミスでクリア出来るのはパロディウスまでかな?それ以降のは難易度高すぎっていうか、いや3の時点で既に難しいのか…でも沙羅曼蛇2とか難しいしなぁ」
 ちなみに外伝と4はプレイした事ないです♪
「誰に言ってるやら」
 ネメシスも1しかプレイしてないです。
「プレイしたのってI〜IIIとパロディウスシリーズ全5作に2と沙羅曼蛇の1と2、それからライフフォースと、結構やってるな」
 パロディウスは、最後の家庭用オンリーだった、おしゃべりパロディウスだけ妙に難易度低くて。
「SFC版はともかくとして、PS版がなぁ…歌うんだよ、藤崎詩織が」
 歌うんだよねぇ。
「朝日奈夕子のテーマみたいなアレを歌うんだよぉ!」
 そーいえば、ときめき3ってどうなってるの?
「さあ?」
 コナミって昔のシリーズ再開する気ないのかな?魂斗羅とかロケットナイトとかツインビーとか。
「魂斗羅は熱いな!あれだけのおっそろしい大軍団を相手にたった2人で…」
 ナイフだけでミサイルを破壊しにいくグリーンベレーよりは…。
「あぁ、古き良き横スクロールアクション…今ではすっかり格ゲーキャラに」
 そーだねぇ。リュウ=ハヤブサとかストライダー飛竜とか。
「続編はより複雑に!ってのは間違ってるっていうか、ゴエモンで一番面白いのは、ゆき姫救出絵巻だし…ファイナルファンタジーIVと発売日が同じだったあの名作!!」
 ピンクのしっぽが…それで、リョウ=ミナモトって?
「まだ、わかんないんだ?」

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