旧旧裏雑記 旧裏雑記 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月
 7月 1日深夜
 しーちーがーつー…うふふふふ、しちがつーーーー。
「皆さん、私の妹が…気が狂ったようです」
 また…美奈さんに話かけてるなぁ。美奈さんって誰だぁぁ、幽霊ぃぃ?幽霊でも浮気は許さないよぉ。
「…疲れてます?」
 休み、休み♪というかプールは早い!土曜日から期末テストっておかしくない?何考えてんのかな、ウチの学校は?
「…世間では期末テストシーズンのようだが…何か平気でアンケート回答来るんだ…どうよ、これ?」
 しちがつぅぅぅ。海に行こう!
「聞けぃ」
 ボクってばねぇ、女の子じゃないらしいのだ。
「はあ?」
 何か色々知らなすぎるらしい。
「…現実逃避してるわけか。テスト中の休み時間ってのは、何故か…普段よりどーでもいー会話が横行する…そんなにテスト嫌かなぁ?」
 ボクは天才だから、問題なし!それより問題は…話についていけないとこに…いいんだもん、ボクにはお兄ちゃんいるから。
「ふぅ、大体わかった…つまりアイドルが全くわからないという『オッサン』状態なんだな!」
 そーいうの興味ない女の子だっていっぱいいるんだよ、それをそれを…それを、女の子失格ぅぅぅ!うぅ、バカにするなぁ。
「まあ、確かに男女差別だわなぁ、そりゃ」
 お兄ちゃんが悪い!
「人のせいにするな…」
 今日は海に行こう!
「無茶言うな」
 パールハーバーって映画あるよねぇ。あれさ、随分前に作り手の話聞いてムカッときたんだけど。日本人をどうこうじゃなくて愛を描いただとか…だったら真珠湾持ち出さないで架空の物語にすればいいのに、根暗なんじゃない、作った人?反日感情が強まるとか何とか心配されてたけど、逆じゃない?日本人の反米感情が強まるだけ…頭悪いんじゃない?
「悠が性格悪くなった。だってさ、それ言ったら…原爆の悲劇を描いた、はだしのゲンとかはどうなるよ?あれを見るとアメリカ人は日本人に対して反感持つのか?」
 ボクが言いたいのはそうじゃないの!別に真珠湾なんかどうだっていいの!ボクが生まれる遥か前…日本が何をしたか、アメリカが何をしたか、そんなのはどうでもいい。
「これを無関心主義だとか嘆く人いるけどね」
 無関心な方がいいんだよ…戦争の事なんか覚えてない方がいい。忘れた方がいい…どんなに愚かさを語り継いだって…悲しいけど…戦争って起きる時は起きる。ボク達一般人がどんなに反戦唱えたってね…それだったら戦争の事なんか覚えてない方がいい。昔の…国同士のいさかいで個人が特定の国にヘンな感情持っちゃうよりよっぽどいいよ…。…もう、いい…疲れた。
「悠は優しいから」

 7月 1日
 お、お兄ちゃん!?
「んー?」
 か、体…。
「……どっか、おかしい?」
 とーってもね。
「……何か…あぁぁぁぁ」
 肉体また無くなっちゃった?
「何でだぁぁ!」
 魔王様がどうかしたとか?
「有り得るなぁ。まっいっか、便利だし」
 会社はどーすんの?
「んのぉぉぉ」
 ボクは…お兄ちゃんに体無くても…いいよ。あった方がそりゃいいけど…。
「むぅぅ、気合入れりゃ…」
 あっ♪
「何だ、別にどーって事ないな。つうか、この肉体って精神の物質化だったんかぁ?」
 そうだったみたいだね。魔王様の魔力か何かで保たれてたんだ!
「供給が少し少なくなって…自分で補えってか?」
 あ、あのさ…精神体って事は…イメージで若返るとか…。
「出来るだろうね。若い方がいい?」
 うん!
「正直な奴…」
 べ、別に特にこだわりないけど、やっぱり…
「ふーん、まあいいわ……こんな感じかな?」
 …ウッソォォ。
「どーした?」
 全然変わってない。
「あれ?うにゃぁ?」
 まさか、昔から変わってないとか言わないでしょうね?
「いや、そんな事ぁ…まあ、あんまし変わってないけど、確かに」
 まあ、いいや。別に老けてるわけじゃないし。
「っていうか学生に間違えられる位だし…別に見た目若くないんだけどなぁ、そんなに」
 精神が幼いから…ウチから出るオーラが何か『子供ォ』って感じなんじゃない?
「そーいう面もあるかもなぁ」
 ボクなんか小学生だし。
「実際言われた事ある?」
 ん?あれ?お兄ちゃん以外には言われた事ないかも。
「結局さ、見た目も確かにあるんだけど、人間ってのはどっかで内面をつかみ取る能力あるんだと思う。悠は精神的には20代だろ」
 …お兄ちゃんなんか30代だったクセに!それも幼児性と老人性が異様に高くて大人度が低いとか意味不明な。
「ほっとけぇぇぇ。30代なのに学生?私は一体何なんだぁ?ちなみに実年齢はひ・み・つ♪」
 27でしょ?
「16や」
 あ、そうだ…アルカディア買ってきておいたよ。
「あん?そりゃども」
 ついでに、ちょびッツの2巻とぉ…。
「お前は…私の買う本を勝手に見越して…」
 それがパートナーっていうもんだしね。
「ふーん、このクリスティってキャラの衣装さ、普通考えるに脱げるよな…格闘中に」
 普通に考えるとね…。
「ゲーム中のキャラの方がイラストより綺麗っていうのは…ポリゴン技術の向上と喜んでいいのだろうか?」
 濃いね、このイラスト。
「カプコンにイラスト頼んだんだ!」
 …そういう風に見えるけど、そんなバカな事あるわけないって。
「ニーナいないのな」
 そういえば…。
「チャン親娘もいないし…」
 ジャックもいない。
「いなくなった人いっぱいいるけど…まぁ、ニーナはいないわけないよなぁ」
 平八と仁もね。
「バーチャの方は相変わらずっていうかおんなじ人しか出場しないのな」
 このヴァネッサっていう…。
「べネッサって書いてあるぞ?」
 何でベになるのかなぁ?
「このロック怖ぇぇぇ。イラストレーター変わるだけでこうも…このイラストだったらロック人気出なかったかも」
 そーいう暴言吐かないの!
「いや、下手だとか言ってるんでなくて、イメージってものがあるだろぉ。このロックはキツい!何か風雲キャラみたい
 い、言っちゃいけない事を!
「ロックってやっぱりチュン?中白虎?…他のキャラはいい感じなのに何でロックだけ、こんな風雲キャラみたいな」
 格好いいよね、SNKキャラ、特に紅丸!
「私はバイスさんが…何か妙に若くない?このイラスト?」
 男の人にも見えるね。
「まぁ何にしても夢の対決にはほど遠いメンバーやな。イーグルとマキはいい感じだけど」
 そ、それはただのマイナーキャラっていうんじゃ…。
「リョウとかキムとか出て誰が喜ぶんだ?」
 でもさ、結局は落ち着く先ってそーいうキャラじゃない、みんな?
「私は違う!っていうか、強キャラ使いがやっぱり多い。ネット見ると『強キャラ使いばっかり!』って文句言ってる人がやたらといて比率的には強キャラ使いよりも、強キャラ使いに文句言ってる人の方が多いみたいだけど、やっぱりゲーセンで対戦をじーっと見てると…CVSプレイヤーの7割以上は強キャラを組み込む」
 確率的に…自分の好きなキャラが強いって事も有り得るし、7割以上ってのもおかしくないけどね。
「うん、だから実質、強い!っていう点でキャラを使ってる人は2割程減らして5割程度と考えていいと思う。でも、それにしても5割は多い。何でチーム戦なのかがよくわからんし、今更言うのも何だけど」
 CVS3あったらストライカーシステム搭載してくるのかなぁ?
「隠しグルーヴでマーヴルISMを…」
 ISMじゃなくてグルーヴでしょうに。今、自分でグルーヴっていっておいて。
「マーヴルグルーヴは強いから、レシオ+1」
 そうすると、レシオ1が2人ってパターンしか出来ない。
「んじゃあ+0.5」
 そういう風にするんじゃなくて防御力を悲惨なまで下げるだけでいいんじゃない?攻め攻め系なんだから。
「レーザー波動拳とか…マーヴルグルーヴの為だけに無駄に容量食っちゃうの♪」
 覇王丸がエリアルするとこはあんまし見たくないんだけど…。
「あんまし違和感ないと思います」
 …言えるのはどんなメンバーにしても、誰かが文句言うって事。
「全キャラ出せばいいんだ。背景にいる人達はもはや出番無し確定?」
 なんだろうねぇ…アレックスまた…。
「アレックスファンじゃないのに、何かムカついてきたな、カプコンに」
 可哀想なのはレオナの隣にいるフォッカーかな。もしかしてアルカディアスタッフに気付かれてない、フォッカーだって事?
「気付いてないんだろうな。…マイナーだし、パワーストーンって。アニメ化までされた割に」
 タオも出番無し確定!
「ふざけんな!スタグラとかウォーザードキャラをここで使わなかったら2度と出番ないだろうが!」
 じゃあ、バルドールとか。
「バルドール?何か聞き覚えあるような」
 所詮、そんなもんか、ウォーザードなんて。
「2出ないしな」
 人気なかったからね。
「アーケードゲーマーふぶきがOVA化!ふーん、大人になったあらしの声はどうなるんかな?」
 何か夏と秋怖いね…何で集中させるのかな?どれが勝つと思う?
「対戦格闘の話?…鉄拳4じゃない?」
 無難な答えだなぁ…穴をついてKOF2001ってのは?
「SNKじゃなくなるっつっても、所詮はSNK監修…ゲームの質が変わるとも思えないし…一部キャラだけ変更しました。旧キャラはちょっとだけ性能変えました♪程度だろ?受けねぇよ、そんなゲーム!」
 って毎年いいながら、毎年それなりにヒットしてるのは何ででしょうか!!
「名前の力…KOFよりアシュラバとかEXREVUEの方が面白いような気がするんですけどぉ」
 EXREVUEなんて古いゲーム持ち出されても…しかも、ボクは見た事すらない。
「ドムが3体に分身して1体だけでジェットストリームアタック仕掛けてくるんだ…でも、ガードしちゃえば投げで反撃出来るんだ」
 …そんなのはジェットストリームアタックじゃない。
「おっかしいよなぁ。KOFって基本的にCVSとCVSプロ程度の変更しかかかってないんだけど、ほとんど毎年…95から96とか大幅変更入る時もあるけど。何で客がつくのかわかんねーな」
 それがタイトルの力。日本人はブランドに弱いし…それに面白いかどうかもわかんないゲームするよりも安定して高いレベルのゲームプレイした方がいいし、プレイヤー多いから対戦相手もいるし。
「それなんだよなぁ、どんなに出来のいいゲームでも…有名な誰かが誉めてくれないと広まらないんだよなぁ…闇に埋もれたゲームの何と多い事か。アシュラバは埋もれて当然だけど…出来は悪くないけど、すっごいセンス古いし」
 誉めてるのか何だかわかんない。
「誉めてもいないし、けなしてるわけでもないです。そーいうゲームだと言ってるです」

 7月 2日深夜
「悲しいニュースがあるです」
 聞いてる暇ないの♪
「久しぶりにアクセス数調べてみたんですが…凄い数字になってました」
 ……悲しいって事は…少ないのか多いのかわかんないんだけど、朝陽の場合。
「んー、少ないんです。凄い数字でした。言いたくないです…ただ言えるのは裏サイトの1/5以下でした」
 Oh、バッドニュース♪
「何でやねん。そりゃ確かに裏サイトのコンテンツをそのまんま移送してきたりしてるサイトで…メインなのかどうかもわからないボク娘は更新止まってるけど」
 あれ…今回、ボク人気低いんだけど…まだ4点しか入ってない。
「お前、もはやボク娘じゃないから。それは前も言ったやんか」
 だから、一人称変えたいって言ったのに…。
「拙なんてどうだ?新境地、セツ娘」
 意味不明な事言わないでよぉ。
「髪触っていい?」
 い、いいけど、何?
「いや、突然何か触りたいなあって」
 髪を?
「おかしい?」
 まあ、ヘンなトコ触られるよりかいっか。
「ヘンなトコて…悠にヘンなトコなんて…あるか、頭おかしいしな」
 そーいう事言ってるわけじゃないし。
「疲れたなぁ、眠りたい」
 !死にたいの?
「眠りたいと死にたいは違うよ……でも、疲れた…」
 寝たいのと眠りたいは違うよね?
「違うね、寝たいっていうのは睡眠欲かな?…眠りたいっていうのは睡眠の「眠」って文字こそ入ってるけど、こっちは眠くて寝たいんじゃない…」
 ボクのせい?
「いや、悠といると癒されるから。何か悠の髪の毛いじってるだけで、疲れがとれる」

 7月 3日
 …それで、だから…
「ふーん」
 おかしいと思わない?
「よしっ!悠の小遣い、月に5万に引き上げよう!」
 へっ?…5、5万?
「少ない?」
 多いよ!
「そーかなー?」
 月に5万円も何に使えばいいのか。
「使い道ないなら使わなくてもいいし…」
 …どっから、そのお金は出てくるの?
「最近、無駄な事に金使わなくなったろ、私ってば。さすがに月5万円分も減ってやしないけど」
 うーん……。
「別に悠なら無駄遣いしないだろうから安心♪とか思っちゃいないから多いに無駄遣いしてくれてもいいぞ」
 朝陽は…確か無闇に子供に大金持たせる親を…。
「うおぉぉぉ…そ、そーいや。私に限ってそんな事はしないと思ってたんだけどなぁ。でも、ちょっと違うんだよ…私は名目上は悠の保護者かもしれないけど、実際には違うだろ。労働の報酬っていうのはあるもんだし…と、とにかく…5万も使わないっていうなら、使わないでいればいいんだから」
 全く、とことん、ボクに甘いんだから。
「1つ質問。少女型ロボットとの恋愛っていうのはありがちだけど…そのロボットが心は全く同じでスケルトン型とかクモ型とかだったとして愛は生まれるでしょうか?」
 …えっとね、ボクとしてはやっぱり見た目も大事にしたいっていうか、クモはイヤ!でも、愛は生まれると思うよ。
「ふむぅ…心を持った機械なんて作り出しちゃいけないかもなあ」
 作れないだろうから大丈夫。
「心をコード化する事は無理じゃあないと思ってる、私は。だとしたら心を作り出す事も可能なはず。時々悩む事あるんだよね…記憶までそっくりコピーした複製体達は同一人物なのかなって。自分が死んでも代わりはいっぱいいる…ホントにそんな風に思えるのかなって。他人から見れば誰が死んだとして同じかもしれないけど、自分はたった1人の自分…記憶は受け継がれても心は受け継がれない…それは永遠の命じゃないと思うんだ。オリジナルの記憶を引き継いだ人物は引き継いだ時点でオリジナルと同じ存在となる…でも、別人は別人、思考傾向が同じで同じ記憶を持った人物が1人増えて…それが続けば他人から見れば永遠の命に見える。でも、とっくに本物は死んでて、死ぬ前に「死にたくないな」とか思ったかもしれない…自分をもう1人作る事は不可能…」
 まさしく天上天下唯我独尊。
「そっか、悠はとっくにそんな事わかってたんだよな。そーだよな…」
 そう!記憶も何も同じでもお姉様はボクじゃない。だから苦しんだ…

 7月 4日
 当たったから100円ちょーだい♪
「何?」
 だからぁ、由喜クン達、別れたでしょ?予想当たったから100円♪
「言い出したのは二葉じゃないからダメ」
 ダメ?
「可愛らしいモーションで『ダメ?』とかやったらOK」
 モーションて、ボクはゲームキャラじゃない!プライド捨ててまで100円欲しいとは思わない…お小遣いが異常なまでに増えたし…。
「あんさぁ、自分から別れる言っておいて未練がましかないか、奴?」
 でも、気持ちはすっごくわかるなぁ。まだ心が通じ合ってないんだもん、仕方ないよ…。彼が好きだった二葉ちゃんは、彼が思い描いていた二葉ちゃん…それはいつか捨てないといけないけど、最初からそれがない人なんてきっといない…。
「…うおっ、き、貴様…100円じゃなくて10円じゃないかぁ!」
 ば、ばれた…で、でも、それよりも今ボクが言った事聞いてた?いい事言ったのに、下らない検索かけてたなんて…
「聞いてたよ…そうだね…今回の別れ…どっちが悪いと思う?」
 …ホントに聞いてたのぉ?全然言ってる事違うけど…。
「聞いてたよ」
 ……どっちが悪いなんて事はないと思う。なるべくしてなった結果だから…
「信じる信じないの問題じゃない?」
 うん、相手を信じるとかそうじゃないんだ…好きな人なら全てが認められる。信じるなんて事は必要ない…でも…好きな人が何を考えてるかは気になる…しょうがないんだよね。それを超えて初めて本物になれる。…とか言ってるけど、ボクも最近だけどね、朝陽の事を本当の意味で好きになれたのは。
「そこまで思われてるとは幸せだね、私は」
 朝陽も同じでしょ?
「馴れ合いじゃないんだよね」
 ボクもとぉぉっても幸せだよ。
「自分の気持ちがわかんない!とかやってたのつい最近…」
 そう!だから幸せなんだよ!
「まあ、まだ本当には理解しあえてない…と思う」
 そうかもしれない…でも、だからこそ楽しいんだよね!もっともっとわかっていけるから。たどりついたらたどりついたでそれが一番幸せなんだろうけど。幸せ者だぞぉ、朝陽は…いきなり天から美少女降ってきて、しかも何故かその女の子は好意を抱いてくれる!
「そーだっただろーか?何かちょっと違う気がする」
 …まあ、あの2人もいつか…ね。
「さて、と…はい10円」
 いらない!
「…こーいう場面では、こーいう場面では……」
 うはははは…まだまだボクを理解出来てないな!
「永遠に出来ないかも」
 ……………………………アリス死んじゃうし。
「ユーゴーもな…ラストエピソードはキースシリーズとの決着…だよな」
 残ったキースって…ブルーとバイオレットだけだし…敵…じゃないよ?
「敵でなくても…」
 こっちではこっちで、何か昨日ゆうちゃんが言ってたのと似てるし。
「人生50年だか60年…短いけど、その短い人生は誰にも邪魔させない…何が出来るか、何を残せるか…そーか、あの有名な夢幻の如くなりっていうアレと同じ事言ってたのか、結局」
 あれって…何回も「信長の詩」じゃないって指摘されてるのに、まだ勘違いしてる人いるよね。
「この予知どうこうも何か昨日のゆうちゃんと似てるね」
 偶然の一致ってやつだね。これが1日遅かったら…。
「サ、サンデーって早売りないよな?火曜日に発売されてたりしないよな?」
 されてた場合…漫画のネタそのまんま使ったな、こいつ!とか思われてたかもしれないわけだ。
「ただ、言ってる事は同じでも根本的なトコで違うんだけどね…藤吉郎のアレは精神論っていうか感情論だろ?卍丸の「運命なんかクソっくらえだ!」のアレと同じ」
 そうだねぇ…しかもゆうちゃんのは双六とまで言っていて…
「駒を進めるのは自分自身だ、ダイスを振るのもね。世界全てが…」
 朝陽はゆうちゃんの何?
「本人!」
 ∀悠ちゃんっていうのは…。
「いつかお兄さんとかいってターンX出てきたらやだな」

 7月 5日深夜
 七夕は…2人で…2人で、ね。
「いいね。土曜日だから次の日の事を考える必要もないし」
 それで…一人称なんだけど…。
「変えたいって?」
 そうじゃなくて…。
「私もねぇ、私はやめたい…1日だけ取り替えてみよっか?どうなるか?」
 面白そう!
「だろだろ、それでね、一人称がボクの女の子に関する考察っていうのがあって…その子は自分に自信がないとか女の子である自分を拒否してるというか…」
 ボクの場合は否定はしないよ…昔はそうだったから。でも、今は違う…それにボクって言ってるからって自分が女の子だと思ってないなんて子はそうそういないよ…。
「…あ、あぁ!交換するっつったろーが」
 あっ…身に付いた一人称はなかなか…。
「これは罰金制度にしないと駄目やな」
 ボクからか、か…うえぇぇぇん。
「い、いや…今のはいいよ、まだ罰金決めてないし、1回100円にしよう」
 …何か不利なような、ボ…私と違って朝陽ってあんまり、私って一人称使ってないし、元々…自分の事指さないんだもん。
「じゃあ、僕は200円でいいよ…って、辛いんですけど、僕っていうのは、ちょっと」
 自分で言い出しておいて…。
「言わなきゃよかった。…それで何だったっけ?一人称がボクだからってっていう話か。まあ、こう見ると確かに男の子っぽいキャラ多いな」
 そうでないと似合わないし。
「とりあえず、再動だ!ボク娘紹介しよう!」
 また、忙しいのに…。
「飽きちゃったっていうか、もうやりたくないです、BBネオジオ…やるけどね」
 今回は時々、応援メールあるからまだいい感じでしょ。
「野郎ばっかだがな…14歳ぐらいの女の子が…がんばってくださいね♪とかだったら、一気にやる気回復するんだろうけど」
 がんばってくださいね♪
「今更、悠に言われても」
 浮気は駄目だよ♪
「それはない。…応援あるとさ、嬉しいけど…更新やめれなくなるよな…」
 ボクはねぇ…
「100円」
 ふえぇぇぇぇぇん。
「泣いてもダメ」
 ケチ!
「ボク娘ぇぇぇぇ…サクラ大戦3買おうっと」
 何でそーなるかな?
「買ってもプレイする時間ないぃぃぃ。まあ、いーや、コクリコ以外ザコだし」
 そーいう問題でもないし。
「ところでユーニだかユーツーだかはどうなった?」
 いるよ…私の中にね。
「お前、ヘン、私とか言ってると」
 えへへぇ、新しい魅力でしょ?
「…最強のボク娘声優は川上とも子さんでいい?」
 何が最強なの?
「何かが!太田淑子さんもいいんだけど…時代がね」
 7月 5日
 アレからずっと考えてたんだけど、やっぱり私を気遣ってくれたの?
「………何の事?」
 ん、いい。
「あ、あう…」
 何、うろたえてるの?
「か、勘違いしてるだろ?反則的な笑顔見せやがって。とぼけてるとかでなくて、本気で何の事かわかんないんだって」
 わかってる。気遣ってなんかいなかったって。
「何言ってるのかよくわからん」
 私は私…。
「何かよくわかんないけど、僕は…僕は悠とどういう出会い方をしててもきっと好きになったんだと思うよ。悠が普通の人間じゃないからじゃなくて」
 普通の人間じゃない…か。平気で言ってくれるね。
「事実だしね」
 普通は、生まれなんて関係無い!お前は人間なんだ、普通の1人の人間なんだ!ってやってくれるのに。
「だから言ったろうに、自分が人間なんだって思えば人間なんだって」
 うん、覚えてる。
「ロボットとか相手に人間扱いするのは、そんなのは理想投影に過ぎないしね。それはロボットだからって人間じゃないからって特別視しないっていうんじゃなくて、特別視してるんだ…言い方変えれば、特別視しないなんて無理なんだ。悠の場合は、やっぱり生まれがまともじゃないし、その事実は絶対に消えない。それを特別視するなっていう方が無理。でも、悠は悠…その事実もまた…あっ!…そういう事か」
 わかった、私が言った事?私は私…卑屈になってたわけじゃないし、認めていなかったわけでもないけど、どこかでね。
「わざわざ語らせるなよぉ。それに特別だとかそんなのは実際には意識してないしね、ほとんど」
 私は朝陽にとって特別な人だって意識してほしいなぁ。
「そ、そーいう意味の特別ってのは常に意識してるっていうか、無意識で…」

 7月 6日
 今日、気づいたんだけど…金曜日になると休む人がいる。
「自分ルール適用OK!」
 また、改蔵ネタ…改蔵だったら「げそっ」っていう表現しちゃう感じ。
「実際、どれくらい休んでるんだ?」
 何となく気づいたのが今日だからよくわかんないけど、最低でもこれで3週連続!
「金曜日だけ?」
 うん。
「偶然にしては面白いな」
 そう思うよねぇ。でも、何で金曜日かなぁ?土曜日ならわかるけど…2連休になるから。
「人それぞれ、よくわかんないルール持ってるからね」
 …1年に1度しか逢えないとか、よくわかんないルールだし。織姫と彦星って何者?
「何者言われても困るな…でも、あの2人は化け物か?1年に1度しか逢えない相手…それが5年も続けば愛は冷めないかな?」
 ボクもそう思う。好きな人っていうのは何か交流あってこそ。…でも、それとは別に永遠に思いつづける事が出来る愛っていうのもあると思うな。
「それには1年に1度は逢えるっていうのが邪魔だと思うんだ。もし、永遠に逢えないなら2人の愛は永続してもおかしくない。でも、1年に1度逢える…ハンパなんだよ、1年って長さからして」
 1ヶ月に1回なら、持続するよね?
「するね。するけど、私はイヤだね、そんなの。月に1回だからこそその日の幸せは大きいかもしれないけど、絶対イヤ!」
 いつもいつも一緒だよ♪

 7月 7日
 えへへへ、えへへへ、えへへへ…
「あぁ、見事に晴れたなぁ、七夕は大抵は雨なのに」
 夏かぁ…生を感じる季節だよね!
「まあね、でもホントは夏じゃなくて、前に言わなかったっけ、生命が殖ゆるのを待つから「冬」で…春こそが生を感じる季節なんだ」
 うん、春もいいね♪でも、今は夏!…そう言えば夏の語源って?
「夏?夏は何だっけな?」
 ふーん、朝陽でもわからない事あるわけか。
「そりゃ、そんなもんいっぱいあるわ」
 去年の今頃は…。
「まぬいてきさぁな夜だった」
 言ってないっていってるのに。
「悠の願いは?」
 短冊?ボクの願いはね…恥ずかしいよぉ、聞く?
「いや、いいや」
 聞いてよぉ。ボクの願いはね…
「いや、言ったら効果無くなるぞ」
 ?そうだったっけ?あれ、それだと願い書いた短冊見られたら?
「無効だ!」
 そうだったっけぇ?
「しかし、やっぱり誰に対して願い書いてるのかわからんイベントだな」
 楽しければそれでいいんだよ。
「1日10KBの雑記やめたいです」
 そんな願いはいつでもかなえられるって。
「というか、もうかなってる」
 それはさぼってるっていう。
「まだまだ優しい気持ちになれないから、負の感情を出来る限り取り払いたいです」
 ボクの願いと全然違う。
「いや、多分一緒でしょ」
 やっぱり?やっぱり同じ?
「だろ」
 じゃあ、もう願いはかなってるんだよね!

 7月 8日
「うにぃぃぃ…無駄な買い物しちまった」
 ……だから、ボクが言ったのに。
「……可愛い中学生の女の子でもそうでない人でも…ネオジオROMカセット、サムライスピリッツ、月華の剣士セットであげます。何でこんな事になってしまったかは…」
 また、美奈さんと会話してるの?
「サムライスピリッツは安かったから気まぐれ。月華の剣士は買った事忘れてました。無駄な買い物というのは当然、月華の方です」
 ネオジオCD版とPS版もあるし、やった4本目!
「サムスピは天草が使えるネオジオCD版が欲しいんだよなぁ。一時期は大量に見かけたけど」
 PS版あるのに、あれはダメなんだ?
「グラフィックの質が低いんだよ、PSって。餓狼のRBSとRBD見比べるとわかるっしょ?」
 こんなに色々買ってきたってプレイする時間ないのに…。
「どうしよっか?」
 長い夏休みを貰う…とか?
「また私、壊れちゃいます、それ」
 その時はボクが面倒見てあげるから♪
「お願いするです」
 お兄ちゃんはボクがいないとダメだもんね!
「ダメなんです」
 そう言われると困っちゃうなぁ。
「お兄ちゃんは悠がいないとダメですけど、朝陽は違いますから」
 なるほどぉ、よく意味わかんないけど、意味はあって言ってるんだろうし…ふみぃ…まだ心が通じてない。
「心が通じるっていうのは相手の心が読める事じゃないと思うんだよねえ。それはカテゴリーFであって。今の悠の言った「意味はわかんないんけど、意味はあるんだろう」っていう…相手を信じる心、それが心が通じ合うって事じゃないかな?」
 相手と同じ事、考えてたり、心が読めたら別人である意味ない、か…。
「自分にない物を求める面もあるし」
 朝陽になくてボクにあるもの?
「その微妙な胸の膨らみとか」
 な、な、なにをいきなり!そういう事じゃないでしょうに。
「それよりどう?お兄ちゃんって言う方が似合ってない、やっぱり?」
 うん、そうだね。ボクの一人称が今更変わんないのと同じかも…結婚してもお兄ちゃんって呼ぶのかなぁ、ボクってば?
「さあ?いつか変わるかもね」
 どーも、結婚って言葉自体、実感湧かないけど。
「そうッスね。今のままでもいいような気もするし。何が変わるってわけでもないだろうし」
 お兄ちゃんと一緒にいられるならどうでもいいよ、ボクは。

 7月 8日その2
 1番人気ってイリーナかな?
「おう!っていうか狙ってるだろ。一人称がボクがじゃないのが残念だ!つうかユズより怖ぇな」
 化け物だよ、この娘。何、筋力24って?
「敏捷度と知力がドワーフ並…」
 生命力と筋力もドワーフ並。
「ハーフドワーフだったりして」
 そんな種族はいないッ!
「ソードワールドリプレイの女の子って伝統的に男よりも強いよな」
 ユズから始まってレジィナとか…。
「追加ダメージ+4の女」
 リューネみたいな子だと思えばいいのかな?
「恋人だと楽しそうだけど、ツッコミはいるとダメージでけぇ」
 お兄ちゃんはこーいう子が好みなのか。
「好みつうか、楽しいだろ、近くにいたら」
 楽しいけど、被害も大きそう。
「悠が怪力でなくて良かった」
 あ、あのさ…お兄ちゃんの妹って怪力エルフ娘じゃなかったっけ?
「…あれはエルフじゃないんだ。あんなのエルフじゃないんだ。魔法も使えねぇし」
 何なんだろね、お姉様は一体?
「あいつも能力値的にエルフの限界を超えた筋力24あるんじゃねーの?」
 見た目だけエルフ!
「そうに違いない」
 本人に聞かれたら後が怖いけどね。
「どうせ眠り続けてんだろ」
 魔法の発動体がどうとか悲劇的だった割に…。
「どうなっちゃったんだろーなー、あの怪力エルフ娘」
 …このマウナって子、影薄い。
「とくちょーないから。しっかし奇妙なパーティーやなぁ…全員、マジックユーザーだし、一応ファイター技能全員持ってるし」
 レンジャーはファイターじゃないと思う。というかレンジャー兼ソーサラー?
「奇妙なパーティーや」
 冒険者かぁ、いいなぁ。将来の夢は冒険者にしとこっと。
「小説家じゃなかったんかい!」
 冒険だよ、冒険!魔法カードとか、特殊能力者とかせっかく設定あるんだし!
「設定って何や?」
 設定だと、ボク達は今頃、戦いのまっただ中。
「設定って何や?」
 怪力エルフ娘達と一緒に戦ってる設定。
「設定って何や?」
 せってぇぇぇぇ。
「…魔法カード、氷魔法発動」
 冷たい、冷たい、冷たいぃぃ。
「おぉ、魔法カードが初めて役にたったぞ」
 冷たい…。
「しかし、何だな…冷房にしか使えんな、これ」
 冷房じゃない!凍ってるじゃないか、ボクが。
「ほぉ、凍った悠もまた可愛い」
 ホントに?って、誤魔化されるかぁ!魔法カードをそんな事に使うな。
「折角、悠に貰ったんだし、何かに使わないと。ほら、悠も喜んでる」
 喜んでない!って、え?いつも持ち歩いてたの?
「いつどこで役に立つかわかんないし。現に今、役に立った」
 役に立ったとは言わない…というか寒い。
「この暑い夏に…妹を涼しくしてあげる兄。美しい兄妹愛だな」
 涼しいじゃなくて寒いって言ったんだけど。大体、カード使わなくても魔法使えるくせに、この程度なら。
「魔力もったいないし」
 魔力なんか使わないくせに。…魔法カード氷魔法発動!
「冷たい冷たい冷たい」
 美しい兄妹愛♪
「っていうか、ただのバカ兄妹…自分でもカード持ってたんだ」
 意外と便利かなって思って量産して…。
「まあ、悠の優しさがわかるカードではある。氷魔法言っても、こんな冷たい冷たい冷たい程度で殺傷力は無いに等しいしな」
 もし誰かに悪用されてもまずいしね。
「商売になるかな?」
 使い捨てカードになるし…ダメかも。

 7月 9日
「楽しい事ないね」
 ないね。
「何か今の悠ってリュークみたい」
 リューク?西方アドベンチャーの主人公だっけ?
「んん?いや、エルフの」
 あぁ…じゃあ、お兄ちゃんはデュダ?
「魔法カードに封じられてた精霊が逃げ出して大暴れとか面白い事件ないかな」
 精霊は封じてないし、別に。精霊カードなら…。
「そんなの、あるんだ?」
 ないよ。作ろうと思ったけど、そんなのやっちゃいけない事だからやめといた。
「だよなぁ、ポケモンじゃあるまいし。アレは教育上よくないよなぁ」
 モンスターは奴隷♪
「ドラえもんも非常によろしくないけどな。何でああいう明らかに問題表現多いアニメに文句言わないで、ちょっとした暴力表現に文句言うのかなぁ?」
 問題あるかどうかもわかんないんでしょ。それにドラえもん見て育って犯罪者になったっていう話は聞かないし。
「逆に言えば、犯罪者のほとんどがドラえもん見てるだろ?」
 そうかもねぇ。やっぱり因果関係ってあんまりないよね、アニメと犯罪って。
「何かに責任押しつけたいんだろーな。で、攻撃しても一般的に問題ないと思われがちなゲームとかアニメが被害受ける。それよりもワイドショーとか潰せよ」
 あれねぇ…日本特有らしいよ。全世界的にそうなのかと思ったら。日本人は他人に悪い意味で関心持ちすぎてるんだってさ。
「無関心主義だとか昔、若者批判とかやってたからそれはわかる」
 未だに江戸時代なんだよね、結局、日本って。
「抜けないんだろうね。でも、それを他の国の人間に批判されたかねーな。私も日本のこーいうとこ嫌いだけど、それが日本の在り方なんだし…」
 日本に勝手に来て日本を批判するのは確かにヒドい。
「両極端というか…無関心を通り越して他人を無視してる人が多いってのも。やっぱり日本人はアレか?世界有数のマナーの悪い人種か?」
 ベスト5には入るでしょ。
「でも、限りなく優しいというか…心和む人もいるし…」
 日本人は気配りがきくとか確かに評判いいかも…。ごく自然にそういう風に優しくなれる人って確かに多そう。
「やっぱり…西欧文化の流入が日本人を歪めたかなぁ?やっぱり私ってば愛国心強いのかも、それもかなり」
 かなり危ないレベルにね。…ホントに危ないギリギリのとこにいるんだと思うよ、お兄ちゃんって。ほんの半歩でも踏み出せば、怪しい歌流しながら走り回ってる…あの…。
「私が嫌う伝統文化…でも、私ってばその伝統の日本が好きで今の日本が嫌いなんだ…何て矛盾してるんだか…愛国教育としか思えない新教育制度に思いっ切り反発してんのに…何でだろ?」
 押しつけてるのがイヤなんでしょ?
「ああ、それだ…それがイヤなんだった。会社にいるとさ…上の方から変な運動の署名させられる事あんだよ…これが任意じゃねーの!意味ねーよ、そんな署名」
 1万人以上の署名がどうとかニュースでやってても、それってホントに心から賛同してる人は少ないって事?
「他でも同じ事やってるならね。その署名自体は私は別にいいかなって思ったんだけど、強制なのが無茶苦茶気にくわなくて『絶対イヤだ』ってつっぱねたんだよなぁ。怒られたけど」
 そ、それは…自分でいいと思ったなら署名してもいいと思うけどなぁ…それじゃただの天の邪鬼…。
「だって、数さえ集めればいいと思ってる人のやってる署名なんかに協力したくなかったもん…違うだろ?」
 違うね、でも、それが社会だっていうなら従うしかないよ。…ボクは従う気ないけどね。
「さすが悠だな」
 えへへぇ。
「別に誉めたわけでもないけど…だって、本気で怒られるんだよ、それで…仕事でミスしたとかそうじゃなくて」
 それがお仕事♪
「何で押しつけるのかな。そんな事やってるから、署名っていうものが実質的に効果表さないんだよ」
 本末転倒かも。そっかぁ、大人の世界って汚い。
「でも、私もいい加減、大人になったし…会社…もうやめさせられたくないし…同じ事あったら素直に署名しちゃうんだろーなぁ」
 お兄ちゃんが腐った大人にレベルアップしちゃった。
「割としてないかも」

 7月10日
「んんんんんー、許るさーん!!」
 何ぃぃ?
「無知な奴らが吠えてるとムカつく…最近わかってきたのはね…偉そうに格ゲーサイトで何か言ってる奴らほど無知だって事…色々サイト巡りしてわかったのは格ゲーとは無関係っぽいサイトの管理人さんの方が遙かに知識あるし、愛があるね、格ゲーに。それに比べてマニア気取りの奴らときたら…」
 格ゲー系サイトの管理人は?
「色々…というか問題あるだろ、それは…ホントにそれはレベル色々」
 格ゲーサイトに集まる人達って…無知だからこそ集まるんじゃないの?だとしたら当たり前なような…。
「いや、彼らは攻略情報とか最新情報求めてるだけだろうから、無知かどうかは関係ないだろ…いや、無知なのはいいんだって」
 無知なのに偉そうに語ってるのが許せない!でしょ?
「そう。っていうかオロチ攻めやめい。ホントにお前ら、初プレイでいきなり勝てたんだな?何の知識も無しに。ホントに弱いと思うんだな?ダブドラのコガ=シューコーとかと戦わせてみたいもんだな。あっちの方がオロチより弱いから」
 そういう意地悪いってないで。
「ムカつくよ、何でKOFのプレイヤーには…あ、そうか絶対的なユーザー数が多いからか…でも、自分の意見持てない奴らムカつく…KOFは名作で他の格ゲーは…チッ、ギルティ・ギアのファンと大差ねぇ」
 多分、どんなゲームのファンでもその手の人はいて…その数が多いかどうか…KOFとかは元々のユーザー数多いから目につくだけで。
「もっと自分の目を信じなよ…神凰拳は人気なかった…じゃあ、出来悪かったのかっていうと…悪かったかも」
 こらこら!
「いや、私はお気に入りだよ。面白いと思うし…それはそれで…あのさ、技表で…全員が同じ間違いしてるのって何だと思う?」
 どっかに間違って掲載されてて、それをみんなでコピーしてる。
「雑誌じゃないんだよね、ネットで公開されてるのをみんなして無断で転載してんだよね、どう考えても。端で見てて笑える」
 誰かがどっかで間違ったのを公開して、それを見て誰かがコピーして。
「だってさ、ゴウカイザーなんて今更、あんなに公開出来る人いっぱいいるわけねーもん…人数的にはおかしくないんだけど、ネットで公開してる人のレベルを考えると…自分で資料を持ってる人は技表を公開してる人の1/10にも満たないと思う、ゴウカイザーなんて」
 だから超必殺技とトレース技の区別もついてない!
「1回もプレイした事ないって事だな、しかも。どこ見てもトレース技が超必殺技扱いになってやがる。違うっつうの!かと思えば、1回だけ某雑誌に公開された不動丸の特殊投げの技名が書いてある技表まであったけどな」
 それは凄いね。技名あったなんて。
「転載するのは勝手だし、私はとがめないけど、真偽確かめてから転載しろよなぁ。どいつもこいつもウソ情報どんどん広めやがって…ゴウカイザーだから被害受ける人なんてほとんどいないけどさぁ」
 うーん。技名の誤植とかならともかくコマンドが間違ってるとかはまずいよね、やっぱり。
「私の作った技表にも一体どれだけ誤植あるやら…確認する気力もないし」

 7月10日
 WORDってさぁ…
「マイクロソフトの?」
 そう、アレさぁ…作った人達ってキチガイ?
「……大それた事言うもんだな」
 やったらバグ多いし。2時間かけて作ったファイルが「他のユーザーさんが使用してます。コピーを作成しますか?」状態になったら誰でも開発者に殺意持つって。
「コピー作成すりゃいいじゃん」
 …作ったけど、セーブしようとすると落ちるんだもん。WINWORDのページ違反ですとか言って。
「そりゃもう復旧不可能だわ。開けるなら文書全体を選択してコピー。んでもって新しくワードファイル作ってそこに貼り付け」
 上手く出来なかった。おかしーよ、絶対!日本語環境に適さない云々じゃなくて意味不明だもん、WORDの機能って。余計な機能満載っていうか、何でこれがデフォルト設定なの?みたいな。キチガイ仕様だよ…あの、マスターズファイターの斜めに入り組んでるキー設定並に開発者は頭おかしい。
「半角文字にすると勝手に変なフォントになるとか?」
 そうそう!
「でも、あれってWORDつうかWINDOWSもそうだろ?一太郎でも可能だし」
 可能かどうかじゃなくて、何でデフォルトでそうなってるのかわかんない。
「それは、それこそさっき悠が言ってた日本語環境と英語環境の違いだわ」
 そっか…それはじゃあ許そう。あとはね、罫線に不備が多すぎる!
「…まあ、どんなに文句言ってももはや業界標準だしなあ。慣れるしかないだろ…使いにくいのは98までで2000でかなり使いやすくなったらしいし。使った事ないけど…業界標準は97だから」
 それじゃ何の意味もないし。
「一太郎使ってるとこもあるけどね。現時点では7割〜8割がワープロソフトはWORDが占有してるはず、確か」
 ふみぃぃ。
「んで、2時間も何やってたん?」
 お兄ちゃんへのラブレターを。
「1psでバレるウソをつかないように」
 1psじゃ、お兄ちゃんの「お」さえ聞き取れない!
「ほぅ、psを知ってたか」
 授業で習った。
「ほぉぉぉぉぉ、寝ないで聞いてるとは!」
 授業料出してもらってるのに寝ちゃったらだめだもん。
「psとは?」
 一兆分の一秒!
「そんなもん覚えてどーすんの?」
 そう言われてもテストに出たし。
「μsのμが書きにくいんだよな、これが!」
 うんうん!!何かuになっちゃって。
        :

 7月11日
 今日も今日とて、後で読むと何の事かさっぱりわかんないサンデーネタだよ!
「日記だしいいんじゃないの?いちおー、いつでも見れるように残してあるだけだし」
 変な日記だよねぇ、今更だけど。
「会話再録形式だかんね」
 雑記用の雑談だったり、普段の何気ない会話だったり。
「じゃあ、今日は何からにする(笑)」
 いきなり「かっこわらい」とか言われても…わかった、改蔵だね、最初は(笑)。
「これも後で意味わかんねーんだろーなー(笑)」
 某書籍のネタだけど「笑美子」さんとか…それで苗字が鈴木とか佐藤とかありがちだと鈴木(笑)とか書かれちゃうわけだよね、やだよねぇ、それ(笑)。
「全然、改蔵ネタじゃねぇし(笑)。でも何気ないけど、痛烈な風刺だよな」
 ルイス=キャロルが知ったら嘆くね。
「文章力がつかねーよ、それに頼ってたら。だから私は絵文字は嫌いだし、(笑)も滅多に使わない。あ、ちなみに嫌いっていうのは使うのが嫌いって事で、別に見るのは問題ないし、あった方がいいと思ってます。ただ単に私は使わないって事」
 他人を批判しておいて、ちょっとまずいかなぁって安易に(笑)をつけて自分で免罪してる。でも、それをした方がよっぽど失礼だし、その人の話を聞く気にはなれない。
「(笑)撲滅運動に参加していいっすか?」
 オッケー(笑)。
「いいたい事言うだけ言っておいて、いい人としてのステータスも失わないようにする。ムカつくんだよ、偽善者どもが。誰とは言わねーけどさぁ。私の雑記が攻撃的に見えるのは」
 実際に攻撃的だから(笑)
「…雑記になると実際に笑ってるのか「かっこわらい」って言ってるのか区別つかねーだろーなぁ、今日のは」
 (笑)よりも(ジョーク)撲滅した方が…
「あれは大槻教授専用だから別にいいんです!最初見た時は笑えたし」
 (ジョーク)の対象になってる文章にじゃなくて(ジョーク)そのものにね
「最初、それこそ冗談なのかと思ったら、何回も使ってるから…「本気なのか」って笑えた」
 だって、カッコジョークって書かないとわかんないような誹謗中傷なんだもん、ほとんど。冗談だったら、(ジョーク)なんて書かなくてもわかるって、普通。ただの悪口だからこそ…
「プラズマ解説本なのに、1/5程が織田無道氏と宜母愛子氏への誹謗中傷になってるって、どーいう事?」
 文章っていうのは難しいんだよね。どうやったって一方通行だから…本当に言いたい事を…心を伝えるのは難しい。文章からは読み取りにくいから、本心かどうかもわかんない。
「話がえらくずれたけど、結論:(笑)で誤魔化すぐらいなら最初から他人を批判なんかするな。もし冗談めいて本気で批判したり怒ってないっていうなら、自分の言葉を使え!まあ、大抵は本心なんだろうけどな(笑)の前の文章が…ククク」
 言いたい事だけ言って責任逃れだね♪
「文句言い返せないもんね。(笑)がついてたら…何、本気になってんの?みたいな」
 これが美しき文字文化!
「悪意持って(藁)とかやってる奴の方が少しはマシかもな…少しはね。まぁ、本気で誰かと対立出来るだけの覚悟ない奴ばっかりて事か。偽りの友情やなぁ」
 この話はそろそろやめよっか。
「久米田先生って天才♪漫画のネタをそのまんま持ってきて日記にしてる私とは大違い」
 この名言集にしよう、次は。
「ジムとは違うのだよ、ジムとは!byユウ=カジマ」
 ウソだ…それはかなりウソだ。
「BD1号機に乗っての有名な一言だ!」
 い、いつ言ったの?
「青いMSという事でグフと間違えられてな。その時に思わず言ってしまったのだよ、彼は。グフなんかと一緒にするなぁって」
 …じゃあ、何でジムとは違うになるわけぇ?
「今までジムジムジム言われてたからついうっかり本音が」
 ……このディズニーのは名言だよね、ホントに。
「私が言ったのと同じ内容だな」
 お兄ちゃんが言うとすっごいウソっぽいけど、確かに前にこんな事言ってた…小説の話の時だっけ?
「そうだね。私は評論家っていう得体の知れない連中が嫌いだからってのもあるけど、彼らのどうでもいい作品評よりも一般人の評価の方がより正しいって事、当たり前だよな?小説は…読むのは買うのは一般人で…評論家の意見なんて何の意味もない。どんなに評価高くたってね。別に一般人が好き勝手言ってる分にはいいけど、評論家名乗って作品の評価してる奴らはダメッス。そんなもん誰にでも出来るわ…一般人とまるで評価違ったとしても、それは評論家は視点が違うからとか、彼らの方が正しいかのように扱われる。だから決して彼らの評価は間違わない、つまり彼らの評判が落ちる事も滅多にない。本来の対象は一般大衆であって、一般大衆を喜ばす事の出来ない芸術作品に価値はない。だから私はあかほりさとる氏を天才と称してるんだし…彼の評価は実績に比べてとてつもなく低い。でも、彼の著書が一体どれだけ売れてると思ってるんだ?内容が軽いとかそうじゃないだろ?エンターティナー…何ていうか「難しい」というか、一般人に理解出来ない何かがないと天才だと認められない人多いけど、文章書きの天才は誰にでもわかる文章を書く人の事指すはず」
 台詞長い!長いから雑記公開時はそれバッサリカットね。
「何故だぁぁ」
 まっ、ディズニー精神っていうのは一般大衆を楽しませる事にあるわけだし…お客さんは全員一般大衆!
「そっ、身分なんてないの。TDL批判は今日はするつもりないから次いこう」
 名言は…何かそんなにいいのないね。
「大した事言ってないっていうか。誰だって名言放ってるもんだよ、どっかで」
 ボクも?
「いっぱいいってるだろ?」
 迷言っていうオチ?
「ちっがーう。ホントの意味で」
 そ、そうかな?そんなにいい事言ってるかな?え、えへへへ。
「いや、だから…私の話聞いてた?」
 え?
「誰だって名言放ってるって」
 何だぁ、そーいう事かぁ。そうだよねぇ、ボクがそんなに…。
「何かムカつく言葉も一部混じってるな。名言じゃねーよ、これ…」
 どれが?ん?…どれかは言わない方がいいね、これ。
「名誉問題だしね…でも、調子乗ってんじゃねーよ!って言いたくなるのは確かだ」
 この、「唯一人だけを愛し、他のみんなを気にかけない愛は、愛ではありません、広い意味での自己中心主義です」っていう…これいいね。
「何故、わざわざ読む?」
 雑記の事まで考えてるの、ボクは。それで…これって何か真実って感じしない?
「うにぃぃ…うにぃぃ…うにぃぃ…愛って人それぞれじゃない?一人だけ愛するのもまた愛だし、自分だけを愛するのも愛だろ?皆に愛をそそげるのは宗教家ぐらいなもんだろ?」
 ふみぃ…ボクがけーはくでした。
「いや、そーでなくて…悠がさっきのを真実っぽく感じたならそれはそれでいいし、それとも私の聞いて宗旨変え?」
 …お兄ちゃんの意見の方がボク的には…自分の存在理由にはなるかなって。
「でもね…他人を気にかけない人多すぎると思わない?悠は日本人は他人に悪い意味で興味持ちすぎるって言ったけど」
 あれはボクが言ったんじゃないよ?
「うん…でね、悪い意味で興味持つのと同時に悪い意味で他人の存在を無視するんだ。他人に興味は持つけど、他人の存在は無視する。どーいうのか…何でこの人は他人の事を考えないで自己中心的な行動すんのかな?って思う事ない?特に電車系で」
 あ、あるある!他人の迷惑とか考えないんだよね。自販機の前に来てから小銭出し始める人とか、デパートとかだとエスカレーターの前で立ち止まって何か探してる人とか…邪魔だよね。
「こんなのは、ちょっと他人の事考えればやるわけない事なんだ。長時間の立ち読みとか…自分1人ぐらいなら系の人がホントに多い…だから、みんなで一緒に赤信号を渡るんだ…道徳も何もあったもんじゃない」
 ボクは守ってるよ♪もしかしたら…ボクも誰かに迷惑かけてるかもしんないけど…ね。
「それはあるだろうね、多分…暗いから次は何だ?」
 次は…ルシールさんが…ちょっと涙出ちゃった…。
「人が死ぬっていうのはこんなにも重くてそれでいて感動もあるわけだな」
 感動!?
「感動だろ…長い事生きてきて…いいや、言い表せない。やっぱり老人キャラはいいね…深くて」
 白い画用紙とかっていうのは…生きる目的の事…だよね?
「それを見つける事なんてそうそう出来ないし、出来たとしたらそれが悟りだと思うんだわ」
 …うん…でも、漫画のキャラが死んで涙が出たのは初めてだったなぁ。
「キン肉マンとかとは重みが違うんだよ。じゃあ、ARMSも軽いのかっつうとあれも重い。でも…」
 涙はない。みんな、それぞれ生きる目的を持って、目的の為に死んでいったから…。
「なぁんか重いなぁ」
 じゃあ、最後はお約束のサラダデイズで♪
「ふざけるなって事でどう?」
 やっぱりそうなのか、お兄ちゃんの場合。
「そうだろぉ。勝手に暴走して他人の気持ちも考えずに押しつけるんじゃねーよ。その人の幸せが何かなんてわかんないだろ…相手の事を理解してるっていうのと愛しているっていうのは別だし。自分1人、いい人気取りですか?悲劇の主人公気取りっすか?」
 あうぅぅぅ…やめよう!
「やめよう」
 今日は何か重かった…かなり重かった。恐るべし、サンデー!
「ARMSがある時点で重いだろ」
 今週なかったし、ARMS。
「あれ?」

 7月12日深夜
「どうしようかと迷ってたんだけどさ…やっぱり言うわ」
 えぇぇ、そんな…ボクが世界一可愛いだなんて…照れちゃうなぁ。
「悠は世界一可愛いね♪」
 そんなそんなそんなぁ…。
「まあ、バカは放っておいて…格ゲーってロケテある度に100%どっかで誰かが技表公開しますよね…あれ、何の意味あるのかさっぱりわかんないんですよね」
 だってだって、ボクが可愛いのは今に始まった事じゃないしぃ。
「……そこの可愛い女の子…ちょっとうるさいから黙ってて」
 やっぱり可愛くないんだ…。
「それよりどう思う?」
 ん?そうだなぁ……
「それは雑記には書けないなぁ」
 じゃあ、消していいよ。
「まあ、いいか」

 7月12日
 まぁた、お兄ちゃんの嫌いっぽい記事あるよ。
「どれどれ?」
 これこれ。
「ふーん…まぁ、確かにバカだな、こりゃ」

一応、どんな記事かを…某NHK番組で酒を一気に飲んだシーンが配慮に欠けるとして「イッキ飲み防止連絡協議会」がNHKに抗議したそうです。

 でも、言ってる事は全然間違ってないと思うよ。
「確かにね。でもね…どこのバカが影響受けるんだ?番組見ようが見まいが…イッキ飲みする奴ぁする。っていうかこの理論だと…平気でタバコを吸うシーンがあるが、煙草の危険性がこれではわからない!って言ってるに等しいですぜ?」
 ……あ、あのさ…本で読んだんだけど…それ、訴えた人いるみたいだよ。テレビや映画のドラマでは平気でタバコを吸っていて、それがさも「格好いい」かのような描写をしているが、それは喫煙をうながすとか…。
「ほぉ、それもまた正しいな。バカだとは思うけど。で、結果は?」
 訴えた人のいったとおりの答え。タバコを吸うのは格好いいからカット出来ないって。こう言っちゃうと何かバカみたいだけど、格好いいっていうか演出上の間とか…タバコは絵になるとか。
「なるほどねぇ、それはちと許せんな。訴えたくなる気持ちもわかるわ」
 ボク達もタバコ大っ嫌いだし。
「格好いいかどうかじゃねーだろーになぁ…でも、影響を受けるバカは放っておけ…って言えないじゃん、タバコの場合。周りに被害があるから」
 影響受けるとか言ってたらほとんど何も出来ないよ…
「あ、あははは…そうか、そうだよな…日本人だもんな…影響受けるんだよな!…あははは、大笑いだ…訴える奴らの方が正しい…日本人は影響をすぐ受ける。誰かの真似して同じ髪型。あの人がつけてたから私もぉ。アホか、てめーら」
 子供なんだよね「隣の芝は」の考え方が消えないで…すぐに真似したがる。
「女子高生がどうとか言ってるけど、女子高生だけじゃねーじゃん。日本人全体がそーいう体質じゃん…ただ単に女子高生は趣味が悪いから目立つだけ…いや「趣味が悪い」じゃなくて「趣味が悪いように見える」って言った方が正しいのかな?」
 突出すると叩かれるからね、ある意味正しいと思う。
「叩かれるのが悪いんだよなぁ、やっぱり」

 7月13日深夜
 何これぇ?
「…笑えんな、没!センス悪すぎ」
 サイッテー!
「もっとひねれや」

名前 = ぼっちゃん
email = ウアササウア4x
年齢 = 14
性別 = 男
初プレイ = ハタア
一番好き = スハハサア
二番好き = サハアウサハス
三番好き = ウアアサ
一番嫌い = アハサアウハ
二番嫌い = ウサアウアウ
三番嫌い = サウアウアハ
好き1 = サハアハウ
好き2 = サウアハハハハ
好き3 = サウハアアハアウ
嫌い1 = ドモン
嫌い2 = アヒカアカ
嫌い3 = ヒカアアカ
好メカ1 = ヒイローーースサスーサース
好メカ2 = クククククククククククククククク
好メカ3 = ククハハハハハハハハハ
攻撃1 = ffffff
攻撃2 = fffff
攻撃3 = ffffff
希望 = クククククク
カツ = クククククククク
ウェンディ = キニニニニニキニニ
ゼオルート = ヤニキニニキニニニニニニニ
リカルド = 
ルビッカ = キニユユ
ファング = 
ジノ = キニニニニニニニニニ
こだわり = ・ロロロロロロ
メッセージ = ケムムムムムムムケムケムムケケケ
 面白くもないし、意味もない。
「0点、っていうかマイナスやな。もっと面白いもの寄越せや。時間が無駄だとか思わなかったんかなぁ?」
 ぷららに訴えちゃえ!
「あまりにも低レベルでそんな気も起きねぇや」
 楽しいのかな?
「いやぁ…こういう奴らってな、追いつめると「楽しくなかった」とか言い出すんだ…意味わかんねーよ」
 そう言えば許してもらえると思ってるんだろうね、気弱クン達は。
「許すも許さないも…どうでもいーし…私が一体どれだけこの手の攻撃受けてきたと思ってるんだか…ちょっと前はほぼ毎日だぞ?今更、こんな面白くないものでは何も感じないっての、おい。すがすがしいまでに頭悪いな…もっと悪質な奴らがいる掲示板で勉強してから戻って来いって感じ」
 それされたら、またお兄ちゃん壊れちゃうからダメ!
「それもそうだな。しかし、懐かしいというか久しぶりだな、この手の投稿は…ホントに」
 更新停止したおかげかな?
「減ったもんなぁ…第1号じゃないか、こいつが、復活後のこの手の投稿の」
 また増殖するのかな?
「したらしたでどうでもいいです、でも他人のメールアドレス騙るヤツは問答無用でプロバイダに訴えますからね!」
 そのウチ、この手の集めて1コンテンツとして公開しよっか…IPアドレスも乗っけて…。
「そこで、IPアドレスは意味ないっす。アクセス日時とセットになって初めて意味あるわけだから」
 そっかぁ…じゃあ、IPは無しでもいいから。
「結構捨てちゃったからなぁ…もう1000通超えてるんだもん、メール総数。さすがにそうなると邪魔だし、この手のメール」
 残念!…でも、どれも似たりよったりで面白くないか、どーせ。
「面白くないです…よっぽど企業からの変なメールの方が楽しいです…大抵読まずに捨ててるけど…えと、これはNHKが悪いんでしたっけ、知事さん?」
 NHKじゃなくてNTT。
「Hotmailなんぞ使ってみな…1日に10通位、宣伝メール受信出来るから。悪いのはマイクロソフト?」
 あまりにも鬱陶しくて捨てちゃったしねぇ、hotmail。
「もう1つぐらいメールアカウント欲しいんだけど…Hotmailはイヤじゃ」
 もう1つって何に使うつもり!浮気はダメだよ!
「どうやってするんだよ…というかなぁ…浮気浮気ゆーけど、それをしたとしてもだ…元々、そーいう人だってわかってて好きになったわけでしょ。知らなかったとしても、それはその人のその一面を知らなかった…それはその人を本当の意味で好きだったわけじゃないって事…あん、何かマルチナさんみたいだな」
 うん…で、お兄ちゃんはそーいう事をしない人だなって思ってる。
「なら、いいじゃん」
 一応ね。それでもう1つって何に使うの?
「仕事用…仕事でgeoのメールっての何かねぇ…今、geoって本名使ってんのよ」
 田村朝陽?
「…それは置いといて」
 朝陽も本名じゃないとか言い出す気!
「だから、それは置いといて…geoでメール出されると返信でついうっかりそのままgeoのメールサーバ使って返信しちゃう事あんのよ…すると本名で送信されちゃうわけだ」
 何か問題ある?
「バレちゃうよぉ、実は私が女の子だって事ぉ」
 …百歩譲る気もないし、何も譲らないけど…
「じゃあ、言うな」
 ……じゃ、じゃあ譲ってお兄ちゃんがお姉ちゃんだったとするよ…名前で性別わかったとして女の子ってのはどうやってわかるの?せいぜいが22歳までだと思うんだ「子」ってつけていいのは性別問わずに。
「永遠の少女なの…」
 正直に何が問題なのか言えないのかなぁ。
「誰だかわかりにくい」
 そっか、それはある。
「それと同一人物だったとしてやっぱりネットだと人格違う別人だと思うんだよね、現実の名前をあんまし持ち出したくないんだわ…バレるバレないはどうでもいいとして…別に隠してるつもりないし」
 ボクは田村悠だよ、現実でもネットでも。
「現実?」
 名刺あげよっか。
「名刺?」
 ちょっと待ってて。
「とてとてとてと悠は歩いていった」
 解説しなくていーの!
「悠は戻ってきた」
 だから、解説しなくていいから…雑記用?
「そう、ん…何で名刺なんかあるんだ?」
 ありあまるお小遣いで作った。
「早いな、おい…」
 割とすぐ出来たよ?
「そうなん?でも、何に使うん?」
 自己紹介用に。つまらないものですがって言って。
「本気でつまらんな、名刺なんて…しかも、それ知識が間違ってる」
 わかってる(ジョーク)だから。
「そうか確かにそれは「(ジョーク)」がついてないとそうとはわからんな」
 深夜に何バカな事言い合ってるんだかよくわかんない2人でした、終わり!

 7月13日
 ジーク=ガイ=フリーズって何だっけ?
「一刀両断!エルディカイザーって感じだと思う」
 あのさあのさ、ウェブダイバーもう意味わかんないんだけど、プログラムの分際で残った邪気で作られたニセモノだとか。
「ブラックウェブナイト?」
 そう!プログラマの見地で意見お願い!!
「うーん、そもそもが基礎知識も何もないで『一般人が何となく想像してるこんぴゅうたとぷろぐらむ』をそのまんま何も下調べなしでアニメにしちゃったみたいなとこあるから、どこからツッコミ入れたものかすらわかんないんだよなぁ」
 じゃあ、順番に少しづつ。
「そうだなあ、まずはウェブダイブだけど、これはもう否定しちゃうと何も始まらないからあるとしてあのナイトどもだな、問題は。作ったら作ったっきりで放置しておいたっていうのが管理者として怠慢というか許せねぇけど…ロボットに進化したっていうのが更にわからんし、そのロボットどもに正々堂々だとか卑怯だとか闘い大好きだとか感情があって、どうやら思念波なんてのもあるらしい」
 ブラックジャガオンを動かす時にそんな事言ってたね、思念波で動かすとか何とか。プログラムの分際で!!
「しかもこのプログラム達は電脳空間を自分の意思で好き勝手に徘徊してるらしい。変形型ロボットに進化したって概念自体がよくわかんないんだけど、プログラムが空間を動き回るっていうのがもっとわかんない。んで、こいつらが合体出来るっていうのが更にわかんねー。システムっていうのはプログラムをリンクして1つのものとするわけだけど、別にプログラムが合体してるわけじゃねーんだよなぁ、あくまでもリンクであって。性質の違う2つのプログラムをそのまんま合体させたらさぁ…コンパイラで…いや、ナイトどもはインタプリタだろーな…まあ、エラー起こすと思う。大体…ん?そっか…リンクとか言ってたけど、リンクじゃねーんだな」
 1人で納得してないで、そこで。
「言えるのはね、このナイトどもがいるからセキュリティがとてつもなく甘くなってるって事かな」
 外部侵入防ぐ目的じゃなかったっけ?
「目的はそうであっても…自己進化だっけ?そんな負荷かかる上に不確定要素にしかならないもの置くなよ!セキュリティ異様に甘い!!デリトロスだっけか?なんであんなにデカいプログラムを置けるんだ?って驚いてたけどさぁ…人間の精神をコード化して電脳空間にダイブさせてんだろ、んだったらダイブ不可能になっている今現在はコード化された人間の為に容量を割く必要ないんだから、その代わりに巨大プログラムだって置けるだろーが!てめーらは無能か!!自分達で作ったんだろーが!システム把握してねーのか?」
 でも、たっくさんの子が囚われてるんでしょ?
「にしたって…子供20人分の容量もあれば十分過ぎやろ?人間の精神1人分だけでも軽く1TB突破しそうだけど、コード化なんかしたら、それを20人分だ!」
 精神をコード化してるわけじゃないのかも…現実世界の物質持ちこんでるし。
「やっぱりどっからツッコミ入れていけばいいやら、やっぱりセキュリティかなぁ。ムカつくほどに甘い。一局管理すな!!」
 分散管理するのが普通だし、バックアップ局も普通はあるんだよね?
「個人認証もしてないみたいだし、見る限り。相当に進んでる時代みたいだしパスワードチェックなんて事はしてないだろうけど、声紋とか指紋とか…全く何もチェックしねーでいきなりダイブだもんなぁ。危険すぎ」
 個人チェックと容量チェック、こまめにやってればそんな巨大プログラム置かれて気づかないなんて馬鹿な事はなかっただろうにね。
「責任感無いっていうか、もっと真剣に対策に取り組めよ!」
 というか他の組織が全く動かないってのはおかしくない?警察が動かないなんて。
「黒幕は警察か!」
 世界規模の事件だよぉ、そんなぁ。
「国際警察か!」
 それで肝心のブラックナイトは?
「うにぃ、ウィルスに近いような気がする…おそらくオリジナルをコピーして一部を書き換えて、邪気がどうとかそんなのは当然ウソだ!」
 プログラムにそんなものないもんね!
「とりあえずさぁ、敵がそーいう事してくんだから、こっちもさ…オリジナルをどんどんコピーしちゃえよ。質は落ちないからデジタルデータってのは。全く同じものがどんだけでも作れるぞ」
 容量がね…。
「あいつらバカだ!」
 バカだから何も出来ないでオロオロしてるわけだし。
「デリートしろ!自分で作ったプログラムなら消せ!つうか、現実世界で物理現象引き起こせるような危険なプログラム組むな」
 …どうやればそんなプログラム組めるの?学校で教えてくれる?
「いや、そんなのは教わらなかったな」
 まだ…何か初歩的な事しかやってなくて…。
「言語は?」
 Cだよ?
「COBOLじゃないのかぁぁぁぁ!」
 うん、C!
「簡単?」
 うん!!
「ふっ、2学期か3学期辺りにはどうせポインタがわかんないぃって泣きついてくるんだ」
 そんな事ないもーん。
「むぅ、しかし悪質だな。あの爺…一生牢獄だぞ、絶対出れない」
 というか、もう寿命だし。
「かなりの大罪が適用されますぜぇ、どう考えても」
 どんなプログラム組めば、お魚さんが空飛んだり、稲妻起こしたり…。
「ダメージがすぐに回復しねーってのも謎やな。プログラムがどうダメージ受けるのかも謎だが。何か見てていい加減ムカついてきた、コンピュータだけじゃなくてありとあらゆるって表現したくなる程に色んなとこが小学生の知識並なんだもん。それは違うだろ、おい!ってツッコミ入れたくなるような…小学生が監修してんじゃねーの、これ?」
 そんなにヒドいのか。
「ウイングゼロが宇宙で羽ばたいて推進力にしてたのと同じ位に小学生並。まあ、あれはビジュアル表現って事で許すけどね…ウェブダイバーはどうにも本気で知らないでやってる…サムスピと同じ。設定の安易さが小学生並だなぁって思って最初は笑ってたけど…本気なんだもん、どう見ても。何ていうかな…あれだ、あれ…NAZMIと同レベル!」
 それは…それはヒドい。それで、どこがどう?
「それはおかしいだろっていうのだけで1話で2桁ほどのツッコミ入れられるんじゃないか?科学的ってのはまあどうでもいいとしても、法律的におかしい、精神的におかしい…本気で色んな分野にわたって…無知。それもわかりやすくする為にわざとやってるんじゃなくて…たとえば、あのバカらしい「AI止ま」…あれ、NAZMIとどこが違うかっつうと、どこまでも非現実的でウィルスとかも、そんなウィルスねーよ!っていう内容なんだけど、それでも作者は「知ってて」やってるなって読んでてわかるわけ…でも、NAZMIの方は「こりゃ、知らないで描いてるな」っていう…どっかが違うの。知っててわざと変なのを描くのと知らないで描くのとではやっぱり差が出てくるわけよ。電脳世界へのダイブっつうと色んな作品でやってるけど、例えばサイレントメビウスなんかだと、あれは作者はちゃんとわかってて描いてるなって思う…」
 わかってないで描くかぁ…確かにね…タケル道とか…うん。
「全部が全部正しい必要はないんだよね、キャプテン翼とかもはや非常識の塊だし…でも、あれも作者はサッカーを知ってる…そーいう事だな」
 神坂先生が相対性理論無視してとんでもない事書いていても、神坂先生は相対性理論を知った上で…それを超越させてる…そーいう事だね!
「そういう事。何の説明も無しにどんな方法でか知らないけど、いきなり「人類が光速を超えて100年」とかやってるけど、それに対して「おい!」とかツッコミ入れる人はそうそういない。また、あかほり先生の事言っていい?彼の作品って読めばわかるけど…とにかく徹底的に下調べしてそれで書いてますよ、ちゃんと。それが出来るかどうかがやっぱり私は作品を好きになれるかどうか…歩武の駒って漫画あったけど、あれは作者がただの将棋好きなレベルで、それで描いてたなって感じたから好きになれなかった。何かプロの人が助手についてたみたいだけど…将棋をなめてんのか?みたいな、そんな逆転ありえねーよっていう。しかも棋面を描いてないからどういう展開で進んだのかもわかんねー。ゲームセンターあらしと同レベルの将棋漫画なんだもん、アレ」
 DANDOHってあれも無茶じゃない?
「私はゴルフの事はわからん」
 わからないからOKなんだ?
「わからないからムカつきようもない。面白いね♪ってそれだけ。下手にその対象を知ってるとダメなんだろうな…」

 7月14日深夜
 ダメだよぉ、こんなとこで寝てたら……。あ、あれ?……………
 …よしっ!久々に!!
「ん?んん?」
 あ、起きちゃった…ごめん、揺れた?
「…」
 あれ?また寝ちゃった?
「強く、強く、強く強く強く!!」
 東方先生じゃないんだから…何?
「強くなりたいと思わない?力が欲しいと思わない?」
 また、壊れかけてる?疲れてるでしょ?疲れてるとすぐそうなるんだもんなぁ、お兄ちゃんって。
「疲れてる?」
 だって、また精神体になってるよ?
「へっ?」
 ある意味便利かもね、ウソつけないもん、疲れてるかどうか。誤魔化せないもん。
「疲れてるのか…そうか…疲れてるんだ」
 …ま、まさか自分で自覚してなかった?
「×!」
 はえ?
「はえ?って…蠅?よくわからんな。自分で自覚なんて言葉は無い!自分と自覚で『自』が被ってるだろーが」
 うぅぅ、ホントに疲れてるの?
「いやね…別に疲れてるなんて一言も私は言ってないし」
 でも、やっぱり疲れてるんだよ、いきなりヘンなトコで寝てるし、精神体になってるし。
「そう、弱いんだ…」
 人は強さを求めるけど…弱くたっていいんだよ、強くなくたっていいんだよ。
「悪い、今は精神論聞く余裕ない…ますます疲れるから」
 失礼だなぁ!
「悪いな」
 まったく…とりあえず、疲れは溜めちゃダメだからね!じゃ、おやすみ!!…って、だから…そんなとこで寝ちゃダメェェェェ。
「あうぅぅ」

 7月14日
「いやぁ、ロッキーはやっぱり名作だわ」
 最高だね、スケボーロッキー!
「何で流血しながらスケボーすんのかな?」
 ファミコンで流血するよりかは多少マシ…かな?
「っつうか、手元にスケボーロッキーなんか無いんですけど…」
 復刻するわけないしね。
「だからスケボーロッキーはどうでもよくてファミコンロッキーな。ちょっと記憶間違ってたか…」
 ヘクター’87で2人して流血しながらプレイして、でロッキーは目が見えない!そこまでは合ってたけど…。
「まさか音まで聞こえない状態になってたとは…そこまではさすがに覚えてなかった」
 ボクはそもそも知らない。
「…祐里と楽しそうにディープなネタかましてたくせに」
 多分、その記憶は消滅した時に消えたんだ、一緒に!
「ただ、記憶と違うっつうか、ファミコンキャップの記憶も混ざってるからどっちがどっちかわかんなくなってる節あるんだけど…確か『たけしの挑戦状』も扱ってただろ、ファミコンロッキー」
 ボクはそもそも知らない。
「デライラボーナスとは!」
 2つの目を同時に破壊すると8万点ボーナス♪
「知ってるやん」
 だって、これは事実だし。ウソネタじゃなくて…
「うむ…今に高橋名人物語も復刻されるに違いない、トカゲソ復活」
 ボクはそもそも知らない。
「ファミコンロッキーかぁ、小学生の頃だもんなぁ。実はひそかにあの、Moo.念平氏のあまいぞ、男吾が「おねえさま」がたにウケてたけど、当時の私にはよくわからなかった」
 ボクはそもそも知らない。
「……でも、男吾っておねえさまウケするキャラだったかな?よく覚えてないなぁ…」
 ダッシュ四駆郎だっけ?あれが視聴者の半分はおねえさまがただったらしいっていうその事実が全てを…。
「ダッシュ四駆郎は…かなり昔のアニメじゃないか?悠が言ってるのはおにいさまがたにもウケてて、本来の狙いであった小学生視聴者はどれくらいいたんだ?っていう…タイトル言えないや、怖くて」
 耳大きすぎだよね!
「巨大だな」
 15年程前っていうと…高校生から下には辛い話題って事かな?
「ごく普通に今日のこの会話を理解出来るのは25歳前後かな?コロコロ読者真っ盛りな時期」
 こう読んでみると、当時のゲームって似たりよったりっていうか…意味不明に隠しキャラいるんだね。
「どっかでジャンプ、何もないとこ攻撃…似たりよったりだよ…でも、それがないとダメだった時代なんだ…それを極めてたのが迷宮組曲だったりボンバーマンだったりするわけだな…そんなのわかんねーよ!っていうネタ満載…コロコロが頼り!」
 ハドソンが悪いんだ!
「つってもなぁ…」
 そもそも、この「野沢さん」って誰よ!
「いや、それは…今となっては痛いな…これは…」
 まあ、誰でもいいけど…。
「スターソルジャーだとファミコンキャップで何かファミコンロッキー以上に無茶なウソ技を…まあ、いいや」

 7月14日その2
 何か打ちひしがれているお兄ちゃんと一緒に雑記第2弾いっきまぁす♪
「うおぉぉぉ」
 さっきの雑記から1時間…お兄ちゃんに一体何があったのか!
「ロッキーが、ロッキーが」
 答え:一緒に買ってきたCONTINUEVol.1での「あさいもとゆき」先生のインタビュー記事のショックが大きすぎた。
「実状はこんなものか…でも、間違ってる!ロッキーが始まる以前からもうファミコンは子供達の間で…当時、小学生だった私は語る!」
 大人にはわからない子供の実状か…。
「問題は1万円を超える本体価格と4000円台のソフトの価格…高いんだよ、当時としては異様に。まあ、ゲーム&ウォッチが6000円だった事を思えば安いんだけどね」
 そこで貧富の差が生まれる!
「ファミコン持ってないと、それだけでバカにされるのよ。小学生っていうのは割とバカだから…今の小学生は知らないけどね…最低でも当時の小学生はそうだった…ファミコンを持ってるかどうかなんてのは自分の力でもないのに…ファミコンに限らず「何か」を持ってると、自分が「特別」で「偉い」と思い込んじゃうんだな…んで、ファミコンは持ってないとその時点で、ね…私は小学生時代、ファミコン持ってなかったし…」
 その反動?今のこのゲームハードの嵐みたいなの?
「いやぁ、ただ欲しいゲームがあったら買ってるだけだし。だから3DOもなければゲームギアもないやん…64なんかロボット大戦64の為だけにあるし、それ以外のソフト動いてねーし、それはそれとして…子供心の話だけど…ファミコン持ってない人間だったけど、流れがどうだったかは把握してて…裏技ブームとかで、お前ら「子供なめてるだろ」とか思ったよ…いわゆる隠しコマンド…つまり意図的に作られた裏技…それはもう裏技じゃなくて、ただ単に「マニュアルに掲載されてないコマンド」じゃんって」
 小学生をなめてたわけか、当時のゲーム開発者は。
「あれで喜ぶと思ってたんならね…小学館と提携してわざとやってるんじゃないかとか疑ったりもした…嫌な小学生だけどな。でも、コロコロとか読まないと絶対わからんでしょ、隠しコマンドって…偶然発見出来るものじゃないでしょ?でもさ、当時のコロコロにそれを裏返すような記事もあって…ゼビウスの無敵技はこれは子供の夢を壊すから掲載しちゃいけないんだ!って…これも子供心わかってないなって…隠されたら知りたいって思う…んで、挙げ句にこんなコマンドが普通わかるわけないからハッカーの仕業だ!とかわけわかんなかったわ…メーカーが故意に漏らしてんだろうが、情報を!」
 それで、未だに隠しコマンドとか隠しキャラ反対!とかやってるわけか。ゲーム内で全てが完結しないといけない。攻略本や雑誌を見ないとわからない事があるゲームは3流だ!とか。
「ファイターズメガミックスとかなぁ…セガは3流です。隠しキャラがいてもいいけど、コマンドはゲーム中で全て確認出来るようにすべし!っていう」
 他の記事に移ろっか。
「ロッキーのインタビューしか…とりあえず、3月23日の裏雑記にVol.0の時の雑記あるから、先にそれ読んで貰うとして…あの時に「痛すぎる」って言った…」
 あ、ちょっと待って…読み返してもらうって言っても、重いでしょ、ボク達の雑記って、ここにその部分だけ再掲載しといた方が読み手としては便利だと思うよ。
「そっか、そうだな、んじゃ、雑記にする時に挟んでおくわ」
 うん、それで…。

以下、3月23日の雑記です
「見りゃわかる。何かね、何がやりたいかは理解出来たけど…理解不能っていうか…何をやればいいかわかんなくて適当にあっちこっちに手ぇ出して暴走しまくって出来上がっちゃったっていう。クソゲーって言葉あるが…この本はクソ本だ、いやバカ本かな?」
 パラパラって見てみたけど、あんまし読む気しないなぁ。
「むぅ、では私が1人で、どんな本かを」
 頑張ってね♪
「どういうのかな?気が狂った企画者が『こんな感じの本を作りたい!』って言い出して、…周りもそれに乗り気で誰も疑問に感じずに『わっかりましたぁ』ってノって…作り手はとっても盛り上がってるけど、出来上がった本を読んだ読者はとことん冷めちゃうっていう。さっき言ったように、何がやりたいかは理解出来る…でも、言葉では表しにくいんだけど『何がやりたいんだ!』って言いたくなるっていうか」
 …本気で何言いたいかわかんないよ、それ。
「いや、だから『ノリ』っていうか、こんな感じの本にしていきたいって気持ちは痛い程理解出来るんだけど…出来上がった記事が本気で痛いんだよ」
 何となくわかった…何となくだけど…具体的にどんな感じ?
「んと…センチ…あれヒロイン達、全員CD出してるだろ?」
 あの寒いアレだね?
「興味ない人には…とっことん寒い企画だったけど、萌えてる人は全員分揃えてるんだし、寒いとか言っちゃダメ♪」
 思いっきり寒いよ、あんなの。……でも、シスタープリンセスよりはマシか…な。
「それも言っちゃダメだろぉ。んでだ…そのCDからモンスターファームでモンスターを作り出し…そんでヒロイン達を擬似的に闘わせるという…寒いというのを通り越した事をやってるのだ!これが痛い記事の中でも特に痛い一品だった」
 そ、それは…かなり痛いね。
「痛いだろぉ、しかも1回に1つの闘いって事で…連載にするって」
 すごく痛いね。
「だろぉ、あと10回もあの記事が続くと思うと背筋が…何ていうか…だって『綾崎若菜がツバ吐きで強襲し、これが見事にヒット。すかさず星野明日香がビンタで逆襲』だとか…読んでて…魂どっか飛んでく内容なんだぞ」
 それがあと10回…打ち切りになるんじゃない?第1部完、第2部にご期待下さいって感じで。
「そもそも、この雑誌自体…このVol.0で終わりそう。Vol.1が出るかどうかすら怪しい」
 発売予定日は…?
「今年の6月」
 季刊紙か…
「この痛い雑誌の巻末で、あの石井ぜんじ氏がクソ真面目にゲームの事を語ってるのが…また痛い。真面目ってのも痛いけど」
 石井ぜんじさんってのが痛いね。何かメストの…
「本全体がバカなのに、そのページだけ違うんだよ、何か」
 あ、ホントだ…ぜんじさんが何か真面目な事言ってる。全部読む気は起きないけど…。しかもこれ連載なんだ…
「まあ、値段分の価値はあったよ…雑記のネタになる本ってのはそんなにないから」
 この編集後記も凄いね!『カオスのような0号になりましたが、まだまだこんなものじゃありません!ネタは死ぬほどあるので』って…カオスって…一体?
「だから『こんな感じの本を作りたい』っていうのは痛いほど理解出来るつったろ?カオスだとか…でも、カオスって表現でも余り余る痛さなんだが…まだまだこんなものじゃないって…」
 この先もっと悪化するって事か……。6月が楽しみだよね、何か。
「楽しみだな」
 「広告募集、条件:なし」だとか、募集記事まで壊れてるし…普通こんな書き方する?
「ただ、これで終わるとぜんじさんに無茶苦茶失礼なんで、彼の書いた文章の感想を。共感は出来ます、昔からゲームが好きだった大人には『今のゲームは間違った方向に進化した』って思ってる人が結構いると思う」
 お兄ちゃんも前にそんな事言ってなかったっけ?
「言ったっけかな?覚えてないけど、そう…私もそう思ってる。でも、誰が『ビデオゲームとはこういうものだ』って決めたのかな?今のゲームが間違ってるとしたら正しいゲームってのは何なのかな?多分…どんな進化をしてたとしても、間違った方向に進化したって思ったんじゃないかな?私もだけどね」
 懐古…だね。
「そっ。かつてはゲームの中から大切なものを得た人はたくさんいた…って、これはどうなのかな?今はいないだとか…」
 今も昔も変わんないよ…多分。昔の漫画はよかったとか言ってる人と大差ないよ、こんな意見。
「今も昔も変わらない…年齢を重ねるごとにそうは思えなくなっていくんだよね…でも、悠が言ったそれこそ正しいんだよ、ホントは。私がぜんじ氏のこの文章で共感した部分があるっていうのはそーいう懐古主義的なとこ…頭ではこの考え方は違うなってわかってるけど、共感しちゃうんだよね」
 それはそれでいいんじゃないかな。
「でも、思いっきり反感持った箇所もあるね。昔のゲーマーはマナーが良くて一体感があった、ゲームを愛していた。でも、今のゲーマーはささいな事で貶めあうって。ふざけんな、ぜんじ!って思ったね。てめーの物差しで計ってんじゃねーよ。ほぉぉ、昔のゲーマーは意見の相違も何もなかったんだな?ゲーセンで口喧嘩とかしたりする、そーいう事を指して言ったんだろーが…そうそう喧嘩してる奴なんかいねーよ。人間の本質が変化してない以上…昔のゲーマーだって喧嘩しただろうし…その確率…っ言い方もヘンだけど…それほど、今と差はなかったはずだ」
 かなりの懐古主義…かな?
「おっさんの戯言と言うにはちょっとね、現代のゲーマーに対して喧嘩を売ったに等しいだろ…田尻氏の著書に、こんなのがあったんだ…ドルアーガの塔の謎解きを解かれたくないから段ボールで画面を隠してプレイしてた人がいたっていう。それがぜんじ氏の言うゲーマーの一体感でありマナーなのか?所詮は幻想だろ…昔は良かったっていう幻想だろ?一体感っていうのとは違うけど…じゃあさ、巨大サイトで情報を交換しあってるゲーマー達は?彼らには一体感はないかもしれないけど…それはゲーマー全体の一体感覚ってのがある。時代が変われば人間同士の関係も変わるもんだ。『若いプレイヤーも、できるだけ多くのものをゲームを通してみつけて欲しい』?そんなにゲームは偉大なのかって感じ、ふふ。所詮…遊びだろ?哲学じゃねぇんだ、もっと軽い気持ちで挑めよ。まあ、あんたがゲームから学びたいっていうなら好きにすりゃいいがな…」
 キツい事言うね。
「そうか?ぜんじ氏が好き放題言ってるから、私も好き放題言っただけ。私のこの意見だって人によっては反感を持つ、そーいう事だ。いい加減この手の事もう言いたくないんだけど、人によって意見は違うとかその手の事はもう」
 言い飽きた?
「ん」

以上!んでは今日の雑記に戻ります
 セングラファイト?
「そう、あれはおそらく私と同意見の人が多かったんだろうな、連載にするって言ってたのに…今回で終わりだわ」
 …多分、作り手側は本っ気で「ウケる」と思ってたんだろうけど、いざ発表してみるとっていう。
「超クソゲーを作った奴らがこれだもんな。お前らも同じやんか、クソゲー作った人達と」
 …寒くてもはや書きたくもないね、これは。
「セングラファイトはなかった事にしてあげよう。あまりにも哀れだから…ホントはこの第2回ですらやりたくなかっただろうし、本人」
 じゃあ、読む気も起きないし、また最後にぜんじさんの記事でも…。
「言ってる事前回と正反対やん!私がぜんじ氏への反論として書いた事と一緒じゃん、ゲームは本当に間違った方向に進化したのか?って今更言うなよ。あんたがそう言ったんだろーが、だから私が反論書いたんだろうが!」
 『今どきのゲームは…と語る』…自分の事言ってるのかな?
「何か…ぜんじさんの信頼度落ちたっていうか…もはや私の中ではゲーム好きな怪しいおっさんでしか…」
 今回は共感も出来ない?
「前回と言ってる事違うもん!、あ、このシスプリの記事いいね…シスプリの問題点を把握してるよ、ちゃんと…」
 前にお兄ちゃんの言ってた…何で兄の事を好きなのかさっぱりわからない、魂ないんじゃないの?っていう。
「ふざけてんだよ…感情を無視したゲームは嫌い。センチとかね…一方的に何でそんなに主人公の事が好きなのか?この2つのどっちかでも好きっていう人とは、多分、理解しあえない。表面しか見てない…ただのうわべだけの台詞で「萌えぇ」とかやってる人達には全くついていけません…いいね、このシスターレミングスって表現。そっちの方が相応しいよ、あれには」
 あれで満足する人がいっぱいるんだから楽だよね。適当にそれっぽい台詞言わせて、適当に可愛いしぐさ入れて…それならボクだって人気者だ!
「私がセンチをバカにしてるのはゲームシステム以上に登場する奴らがみんな「台詞」をしゃべらされてる機械人形だからだしなぁ…それをイマイチ理解して貰えないのが悲しい…ホントに同族嫌悪なのかな、私がオタクども嫌ってるのって…何か違うような気がするんだよなぁ…」
 …あのさあ、話題変えて悪いんだけど…SFCの魔装機神にガンダムって登場する?
「しないよ」
 何でガンダムゲーム一覧に含まれてんのかな?
「…これ、作業してるウチにロボット大戦網羅か何かと勘違いしちゃったんじゃないか?それかスーパーロボット大戦外伝の名前に騙されたか」
 あ、それだ…第2次SRW以前の話だとか説明してる。
「それは…全然違う…魔装機神の物語を追っていくと、その中に確かにSFCの魔装機神の後に第2次大戦が起きるけど…それは違う。しかもそれ言うなら第4次大戦後の物語こそ主軸だし、あのゲーム」
 だよねぇ…うわっ、恥ずかしい!
「やっぱりクソ本じゃん。Vol.0で懲りずにVol.1を出したのは凄いけど、これってユーザの意識を理解せずに開発側だけで暴走してるクソゲーのパターンそのものじゃん」
 しかも真・魔装機神をSFC版魔装機神の続編とか書いてるぅぅ。
「許せん!斬る!!…真・魔装機神はニセモノなんだよぉぉぉぉぉ。まあ、今のは暴言だけど、全くの別物ですわ…アニメの魔装機神サイバスターと同じでパラレルワールドみたいなイメージで」
 もう1つの魔装機神ってとっこかな。
「こいつらがゲーム作ったら天然系のクソゲーになるかも」

 7月15日
 最近は雑記用の雑談ばっかりだけど、今日も雑談だよ!本日取り扱う品物は…これ!
「来星さんが苦しんでた最終兵器彼女!見かけたので1巻だけ買ってきました!」
 これ…本気なのかギャグなのか…設定とかふざけてるとしか思えないけど、内容は真面目…アンバランスだね。
「なんつーか…精神的に割と正しいかなって気はする。ふざけんな、そんなの恋愛じゃねぇ!ってのばっかりなサラダデイズよりかは」
 あれはウケ狙いだから。甘い甘い甘い恋愛をね…たとえ失恋系の内容でもどこまでも甘く…。
「…うーん…魔王アリスっつうクソふざけた小説あったよな?」
 魔王だったっけ?
「よく覚えてないけど…いつの間にやら対魔族用兵器に改造されていたアリスちゃんが暴れるという…バカ系…内容無し、パワーだけで押しきっちゃえ、恋愛要素も入れちゃえ、萌えろ、萌えろぉっていう、あまりにもあからさまで魂抜けるアレな…」
 あまりにもバカらしい内容で、思わず読み終わるなり捨てちゃったっていう。
「アレを暗くした内容かな?確かアリスは改造しないと死んじゃうから仕方なく…」
 ありがちだよねぇ。アニメのオーフェン…オーフェンリベンジだっけ?あれもそうだったし。
「実はオリジナルはとっくに死んでて、クローン!とか、そっくりに真似て作ったロボットとか、その人の子供!とかそーいうパターンもあるな」
 これは何かシビアだね…暗い。
「これで青春ドキドキ♪とかやってる人いたら怖い…」
 やっぱりギャグでしょ、これ?
「夢だと思い込もうとしてた、そうする事が一番傷つけていた…っつうこれが私的に感動ですぅ。前に言ったけどさぁ…ロボットを人間扱いとかするのって嫌いなんよ…それでそのロボットが「私を人間として見てくれたのはあなたが初めて」とか言うのも嫌いだし…でも、大抵そのパターンでさ…そんな事言われたって嬉しくないよ、自分の立場になったら…運動能力無い人に対して…運動能力無いなんて思ってない!とか言ってるみたいで…」
 珍しいよね、この逆をついてくるのって。普通は「普通の人間として扱ってくれてありがとう」みたいに泣いちゃったりするのに…。
「でも、私的にはこれが正解…人それぞれ違うんだろうけど、私的には正解。特別な境遇の人を特別扱いしないのは…逆に差別で溝を作るような気がする、最終的には」
 特別扱いって言っても…うん、言いたい事はわかる。
「特別だって意識する必要はないけど、それを無視するのはただの現実逃避と理想投影、そゆこと」
 ねぇねぇ…お姉さまって兵器?
「うにぃ…いや、だから知らないって。もうあの2人とはコンタクトとらんから」
 誕生日祝いもしないなんて白状な兄だよね。
「なんつー事言うかな。じゃあ、私の誕生日にあの2人何かしてくれたか?忙しいんだよ、多分あの2人も…」
 まぁだ決着つかないんだ、あの闘い。
「多分、魔王軍ピーンチってとこでしょ。今の私のこの体を考えるに」
 って事は…逃げた、もしかして?お姉さま達逃げた?
「その可能性はある。兄妹で愛の逃避行ってやつだ。うむ、美しい」
 ボク達もしよう、それ。
「何から逃げるんや!」
 お姉さま達逃げちゃったって事は…ボクが狙われるって事だもん。
「んな事は魔王様が許しません。狙われるならとっくに狙われとります」
 そっかぁ…あ、あぁぁぁ!
「な、何ですか!!」
 ボクの学校が今日試合してる。
「別に悠の学校じゃないだろ」
 いいの!勝つかなぁ、負けるかなぁ?
「高校野球かぁ…今年はどこだろうな?去年は東海大浦安が頑張ってたよなぁ」
 今年は!銚子商!
「それは悠が通ってる学校じゃないだろが!」
 どこだっていいんだよ。別にボクが試合してるわけじゃないし。
「愛校心の無いヤツ」
 あーあ、ボクの学校がちょっとバレちゃった。
「って、銚子商じゃないってそれだけじゃわかんねーよ。千葉県民でもわかんねーだろ」
 バレたら刺客が来ちゃう。だから逃げよう!
「だからぁ!刺客って何だよ?」

 7月16日深夜
 もう、ヤダァ!お兄ちゃん、もうちょっと性格どうにかしてよぉ。
「って言われても」
 始まっちゃったよ、また…毎日毎日イヤがらせメールが。
「あ、やっぱり?第1号来た時にそういう予感がひしひしと」
 多かれ少なかれサイト運営してればあるんだろうけど、絶対…多すぎだよ、ボク達は。
「で、どれ?」
 これ!
「どこがどうイヤがらせ?」
 この子…っていうかホントに12歳かどうか知らないけど。
「おそらく20代だろーな」
 年齢はわかんないけど…前に投稿して来た子だよ。
「あ、あぁぁぁ…この解答は…そうだねぇ、懐かしいねぇ…5月にだよな?」
 うん。
「メールアドレスもウソっぽいなぁ。一致してないじゃんホストと」
 geoとか無料メールアドレスならわかるけど…ビッグローブっていうのはおかしいよね?
「まあ、一応…警戒しつつ返信しとくか」
 KOFはMVSだけで!!…嫌な12歳の女の子…。
「母親はチョイがいい!嫌な12歳の女の子」
 …もし、ホントに12歳の女の子だったら嬉しい?
「いや、14歳じゃないと」
 …い、いつから14歳限定になったぁぁぁ!
「14歳じゃないと適格者になれないんだよ!」
 …更に言うなら母親なり父親なりがNERVで犠牲になってるっていう。
「参号機にはトウジの母親じゃなくて使徒がとりついてたけどな…ま、まさかトウジの親は…バルディエル?」
 かわいそー。
「トウジってコミック版では死んだんだっけ?」
 死んだんじゃなかったっけ?
「妹はどうなる?」
 NERVが秘密裏に抹殺♪
「つうか、アニメ版であれだけゴンゴンゴンゴン執拗に攻撃されて生きてるのがおかしかったしな」
 軽々しく死を扱いたくないのかな?とか好意的に見てたのに…ガンガン死ぬし、あの後。
「?本放送時に悠って?」
 エルフの世界でもエヴァは特別放送されてたんだ、きっと!
「エヴァって…教育上非常によろしくないっていうか…絶望を与えたというか、現代若者に悪い影響与えまくったよな」
 何を伝えたかったのかわかんないしね。
「いつだって希望はある!じゃなくてどこにだって絶望はある。絶望は希望を上回る!と、そう伝えたかったんだろう。んで、人間は不完全で生きる価値はないと」
 何か確かに…現代を象徴してるかも…中学生、高校生の未来の見えない不安定な精神から起こしちゃう犯罪とか……でも、何でここで攻撃されやすいはずのアニメなのでエヴァが攻撃されないの?悪いのはエヴァだ!とか言い出す人いそうなものなのに。
「さすがにそこまでは飛躍出来ないだろ…直接つながりないから。ただ、もしもという仮定で現代の記録がそのまま1000年後まで伝わったとして…エヴァは1000年後には酷評されてると思う」

 7月16日深夜その2
 …………。
 …寝てる?
 ……起きて、起きてよぉ。
 ………起きてよぉ。
「?」
 ♪一緒に…寝ていい?
「…いいよ」
 怖い夢見たんだ…すっごく怖かった…ううん、不安だった。
「そっか、でも大丈夫。夢は夢だから」
 うん!…もし、もしさ、1週間後にこの世界そのものが消滅するとか言われたらお兄ちゃんならどうする?
「1週間か、微妙だな」
 まず、信じるか信じないか?
「あ、そこから?絶対に消滅するって知ってるわけじゃなくて…そう言われたんだね?」
 そう。
「そーいう夢を見た?」
 うん…ボクは全然信じてなかった。それにいつどこで誰から聞いたのかもわかんない…みんなみんな知ってた…知ってるけど、いつも通りだった。もしかしたら消滅するかもしれないのに普段と同じだった。
「それが怖かった?」
 ううん、安心してた。みんなも、消滅するなんて信じてないんだ!って。やっぱり「いつもと変わらない風景」っていうのはヒトを安心させるんだなって思う。もしも、もしも日本以外が消滅しちゃったとしても…そこにいつもと変わらない日常があったらそれを意識しないで安心して生きていけると思うんだ。
「1週間後に消滅かぁ。多分、信じないな」
 もしも消滅を確信出来る状態で、あと1週間とか言われたらどうなっちゃうんだろうね、みんな?
「想像すら出来ないね。働く事に意義がなくなるから、かといって1週間ずっと遊ぶって事もないと思う。どうせあと1週間なんだからって犯罪行為を繰り返すヒトが大量に現れるとも思わない…割といつも通りなのかもしれない」
 誰も生き残らない…。結局ね、消滅しちゃったんだ、夢では。消滅する時間は「秒単位」で知ってた。それでその時間になった瞬間にホントに何事もなく、何ていうかな…何もかもが消えて、その一瞬…時間っていう概念から外れたトコで「ホントだったんだ」って認識してそれで後悔する暇もなくボクは消えちゃった。
「消滅だよな?意識すら残らないんだよな?」
 そう…でも夢は続いてた。意識っていう概念が無くて「無」の世界なんだけど、夢は続いてた…夢が続いてるって認識はないけど夢は続いてた。
「消滅ってのは静と動のどっち?音もなくただ消えたのか、大爆発みたいな…」
 ただ単に消えた、一瞬にして。真っ暗になったっていうか…ダメ、思い出すと涙出てくる…別に悲しくもないのに…それに…何が怖くて何が不安だったのかもわかんない。
「夢っていうのは記憶しようとか思わない限りは…そのほとんどは一瞬にして消えちゃうからね。起きた瞬間はすっごく怖かったり嬉しかったりするんだけど、ほんの10秒もすると覚えてなかったり」
 何か安心したから続き話すね。
「安心したなら私は寝たいんですけど」
 気にならないの、続き?
「それより眠い」
 じゃあ、特別サービスでキスしてあげるから♪
「…眠い状態の人間に無理に聞かせるよりも、あとの方がいいでしょ?…って、続き?」
 ほら、興味持った!ずっと意識がなくて…時間って概念もなかったみたいだけど…その後に意識が復活して、無の世界で体がなくて意識だけがあって、そこで「ホントに消滅しちゃったんだぁ」って…それで意識しかないから、どういうのかな?
「悠ぅ…お兄ちゃんはな…眠いんだ!話し続けててもいいが…勝手に寝るからな、もう」
 それをされちゃうとボクとしても寝るしかない。

 7月16日
 いい?
「いいよ…ところでさ…私はどうしてたの?」
 …いなかった。
「薄情だなぁ、悠は」
 ごめんなさぁい。でも、いないものはいなかったんだし仕方ない。でもね…家族が……いたんだ…お父さんとお母さんと…今思い出すと知らない顔だけど、でもボクは家族だった。お兄さんもいたな、凄い優しくて…。
「優しくなくて悪かったな」
 あ、違う違う。お兄ちゃんとは違う…どういうのかなぁ?これがホントの兄妹なのかなって思える兄としての優しさっていうのかな?…今思うとすっごい幸せだったかも……………お兄ちゃんのさ……両親ってどうしてんの?
「遂に来たか…」
 うん、今までは聞いちゃいけないかなって思ってたんだけど、ボクには聞く権利あるんじゃないかなって思えるようになったから。
「別にどうしてるって事もないよ…呪いで眠り続けてるなんて事もないし、エルフ軍の中枢で闘ってるなんて事もない、ふつーに…ふつーに暮らしてる…はず」
 逢いたい!!
「そう来たかぁ…そんじゃ夏休みにでも」
 えらくあっさりと…もしかして…夢に出てきたのってお姉様の記憶の中の?
「と、するとそのやさしーお兄さんは私だろが!」
 そーなんだよねー。でも、お兄ちゃんとはどう見ても別人っていうか…とにかく優しかった!
「私がまるで…」
 うーん、お兄ちゃんも優しいけど、実際今考えてみるとどこがどうとかよくわかんないけど、優しかったの!
「そっかぁ…んで、肝心の続きは?」
 んと…意識だけの状態で暗闇の中にいて時間なんてないからどれだけかもわかんないけど、長かったような気もするし短かったような気もする…とにかく孤独を感じてて、そこには自分すらいない…ホントに寂しくて。「何でボクは意識残ってるのかな?」みたいに…それで考えるのをやめて。
「やめる事って出来る?」
 出来たような気もするし、出来なかったような気もする。わかんないけど、いきなり声が聞こえて、その声は…お母さんの声だったし、お父さんの声だった。声じゃなくて存在を意識したのかもしんない。それでそこには何もなくて空間も無いんだけど、にぎやかになって…消滅したはずのみんなが集まった。誰もいないけど存在を感じて…その瞬間に無が一気に広がりを見せて光が溢れて世界が生まれた。
「……」
 後は覚えてない。
「すっごい夢だな、壮大っていうか…何か大きな意味がありそう」
 うん…でも意味なんかどうでもいい…みんなと一緒にいれる事が幸せなんだっていう。
「でもさ、そこで終わったなら何で涙流しながら不安だとか怖いとか言って…一緒に寝ようとか?」
 わかんない…多分、昨日っていうか夜は覚えてたんだと思うけど、今はもう思い出せない。
「なるほどね…でもさ、私はいつだって悠の傍にいるし」
 そうだね…でも、2人ってのもやっぱり寂しいし…それに夢にお兄ちゃんはいなかったし。
「消滅かな?消滅に恐怖してたのかな?」
 そうかも…もう2度と消滅なんかしたくない…その思いって絶対に消えないし、だから死ぬ夢じゃなくて消滅する夢だったのかな?
「そこに私がいなかったっていうのが何か悲しい」
 何でだろね?

 7月17日
「強力な魔法カードって作れる?」
 作れるよ。リミッターを…。
「理論はどうでもいいけど」
 魔力をほとんどチャージ出来ないようにしてあるんだよね、今の時点だと…そのリミッターを解除すれば、ね。
「量産出来る?」
 あ、悪用する気だ!
「しないって。ちょっとね…いい加減決着つけようかなって」
 決着?
「そっ、夢世界でいつまでも闘われてたんじゃ気分悪いからな」
 お兄ちゃん1人出てったところで変わんないって♪
「うーん…でもな、やるしかないんだよね。やられたよ…まさか、ね…予想してなかった…」
 何?何か妙に真面目だけど…。まさか…まさかだよね?祐里が死んだとか、そんな事…ないよね?
「それはないね…でも…夏休みになったら…8月だな、8月までにカード量産しておいて」
 ちょっと待ってよぉ。いきなり言われても…ボクは?ボクは何すればいいの?
「一緒に闘ってもらう」
 妹に闘わせる、普通?それに、ボクは人間を…
「私も…人間だから…私はね、魔王軍壊滅させるつもりだよ」
 本気だね。何があったかわかんないけど…
「エルフどもには夢世界に引っ込んでいてもらおうじゃないか」
 わかった…でも、何があったかは聞く権利あるよね?
「殺されたみたいなんだよね…」
 ……会えないんだね。
「誰が殺されたかわかるんだ?」
 うん。でも、何で?何でそうなるの?
「多分、陽実の」
 そっか…うん…でも、魔法カード使えるかな?
「魔王に拒否権ないから大丈夫。ただ、私は実体をまず間違いなく失う、魔王からの供給が途絶えるだろうから。精神体で魔法使うのは辛いっていうか死ねる、だから今のウチに魔力を全部カードに溜めておく」
 でも…海…。
「いやぁ、海は行くよ、そりゃ。別にそんな重い事じゃない…闘い終わったら海に行こう」
 先に行かないの?
「何かイヤじゃん、それ。…闘いの前に最後に楽しんでおこうみたいな感じで」
 でもぉ…だって、今までずっと決着つかなかったんだよ?お兄ちゃんとボクの2人が加わったところでどうにかなる?
「しかも魔王軍はまた魔法を自由に使えるようになっちゃった。ったく、魔法を思うように使えない無力な時に何で決着つけれなかったかな?…でもね、それでも決着はつけるよ」
 お姉さまを救い出してハッピーエンド♪
「魔王の正体が陽実だったとしたら?」
 何でわざわざ悲劇的展開に持っていこうとするかな?
「でも、実際多分…敵だよ」
 だとしたら説得!
「いやだからな。あまりにもありがちで、あうぅって感じだけどさ…多分な、魔王のとんでもない長寿っての体を」
 とっかえひっかえ?で、お姉さまは魔王の肉体に選ばれたって?だからあらゆる魔法が使える?
「多分ね」
 でも、逆に言えば魔王がお姉さまなら和解出来るような気もするし…ホントのとこ、ボクは人間側にも立ちたくないし、エルフ側にも立ちたくない。バカみたいだもん、種族が違うっていうだけで闘うなんて。だから…。大体、極端すぎだよ、お兄ちゃんは!
「んー、正直言えば…いい加減決着つけないとどっちも被害増すだけでしょ?んで、今勝ちそうなのは人間…だったらそっちについて早く終わらせようっていうだけ」
 そ、そうなんだ?それならボクも全然気軽に協力しちゃう♪

 7月18日深夜
「銚商が初戦負け?」
 そんなぁぁぁぁ。
「ショックだな…市船も初戦から1点差の危ない試合か」
 東海大望洋もギリギリだね。
「東海大浦安はさすがにコールド勝ちだけど…成東とか稲毛とか…随分と負けたもんだな」
 …やっぱり、海さ…7月中に行こうよ!
「えぇぇぇ?どーしてもぉ?」
 最後の記念に(笑)!
「むぅぅ…確かに実体失ってまうしなあ」
 仕事どーするわけ!どーやって生きてくつもり?考えてる?
「…考えてませんでした、すいません」
 でも…。
「やめないよ。やるっつったらやる、奇襲で一気に終わらせる」
 でも、全然聞かないんだけど、夢の闘いの話。
「そりゃ…全世界からごく一部の人だけだからなぁ…1000人に1人位だろ、多分」
 そんなに少ないんだ…それなのに優勢なんだ?
「地球人口、50億人と考えて…その1/1000は?」
 ご、500万んんんん?!そ、それはとてつもなく巨大だ。でも500万人もいて話題にならないわけないと思うけど。
「所詮、夢だしね、しかも別に軍隊じゃないだろうし」
 もう1年程になるし、いい加減、まとまりは出来てると思うよぉ。
「でも、そだね、7月に海に行って、8月はまたどこに行くか考えよう」
 やった!…あ、でも…あんまり喜んでちゃいけないのかなぁ?
「私の両親?ん、確かに薄情だね、私も」
 何かあったの?
「何かあったんだろうね」
 そんな他人事みたいな…。…ボクの体って…お兄ちゃんの体に戻っちゃう?
「どうなんだろ?自分の姿した人はちょっとやだなぁ…中身が悠でも」
 でも、ボクはもう…体を失いたくない…もし体がお兄ちゃんのものになっちゃったとしても、そしたら男として生きてく!!………さっきから何か空が光ってない?
「あっ、やっぱり?気のせいじゃないんだ?」
 そうだよね、光ってるよね?雷?
「にしては音が無い」
 あ、空全体が光ってるんだ…。
「雷だね、こりゃ」
 怖いから今日も一緒に寝るね。
「今日も眠いからイタズラ出来ない」
 どんなイタズラしたい?
「聞かれて答えられないような。それにしても最近毎日眠いな。かなり寝てるのに」
 …実体無くなる前に…
「前に?」
 ん、いい。じゃ、寝よっか。ボクはまだ眠くないから、お兄ちゃん寝たらイタズラするけどね。
「どんな?」
 聞かれて答えられないような事!

 7月18日
 交換日記しよ!
「いきなし漫画に影響されてるんじゃない!」
 きっかけは何でもいいんじゃないかなぁ?
「だって、毎日一緒にいる兄妹で何を交換?」
 別に伝えるとかそーじゃなくていいんだ…ただ、毎日あった事を………普通の日記でいいの!!それを交互に…ダメ…かな?読んでもらうつもりで書くんじゃなくて、自然な日記を2人でただただ綴っていけたらステキだなって思って。
「オンライン公開しないっていうなら…読むのは私と悠だけっていうなら」
 そんなの当然だよ。日記を読むのは自分1人だけでいいんだから…ホントは。それを2人に広げるっていうだけ♪
「…な、なんかやたらと恥ずかしいな」
 やっぱりそう思う?いっつもこうやって話してるのにね。日記ってそれだけ、自分だけのものなんだっていうのわかるなぁ。でも、だからこそ2人でやりたいなって思って。
「私にはとても思いつきもしない事だったなぁ、そんな交換日記もありって事」
 直接言葉を交わさない、自分だけの世界…。あ、でも…ボクへの愛の言葉でも全然オッケーだよ♪とりあえず、交換日記ってやってみたいし。ちなみに共有化は無しね!
「共有化?」
 便利なように特定の場所に日記を置いておいて「2人の物」みたいな事するんじゃなくて、日記は1日づつ、お互いに「自分だけの物」として、ね。お兄ちゃんが持ってる日は、その日記は1日ずっと…昔からお兄ちゃんだけの所有物だったみたいにそう思って貰いたいの。
「よくわかんないけど了解。って事は電子ファイルはNG?」
 当たり前だよ!手書き以外認めないからね!!
「あうぅ、私の書いた字を見た事あるか?その上で言ってるか?」
 ……すっごい汚い字だったね、そーいえば。それでも、直筆は基本中の基本!
「仕事以外で手書きって久しぶりかもなぁ。交換日記かぁ、何か懐かしいっていうか」
 ウソ!だ、誰と?
「懐かしいって言っただけで交換日記してたとは言ってないだろ」
 そ、そっか、焦っちゃったよ、すごく。
「小学生の時なんだけどね…」
 お、思い出話?やっぱり交換日記してたの?
「してないつうの。女子は結構やってたみたいだけど…一般的な小学生男子は日記なんていう面倒な事はしないです」
 め、面倒……ん、あれ?でも、日記に憧れてたって確か?
「ユリアン日記見てからだって言ったでしょ。銀英伝を読んだのは高校生の頃だから」
 ふーん、でも男の子が書かないってのはいいとして、それだとその女の子達って…女の子同士で?
「男子とやってみろぉ、いきなりウワサ広がるぞ。小学生にとっては、最高の「からかい」の対象じゃねぇか、そんなもん。小学生は残酷だぞぉ…そーいうの好きだし、誤解でも一気に広まるんだ」
 な、なるほど。小学生ってそーいう生き物なんだ。…あれ、もしかして?話そうとしてた思い出話ってこれ?もしかして…もしかして誰かに交換日記しようって言われて、それで噂になって…
「そうなんだよねぇ、これが…って言えたら割とステキだけど違うんだなぁ。そーいや、週番日記とか何とか言ってたよな?」
 うん、あれも交換日記の一種だよね?
「だね、で、思い出したわ。確かにあった、週番日記!週番日誌みたいなのがあって、そこにその日の授業内容書きこんで、んでプチ日記。そのプチ日記が面倒だったわ、そーいや。…ほとんどの頁が「特になし」で埋まってたけどな」
 それはヒドい。昔の中学生はまったく!ボクんとこだと、みんなちゃんと書いてあったよ。
「でね、それに近いというか、担任教師の趣味というか、班日記…班別に日記書かされてたんだよ、4年生ぐらいの時だと思うけど。1班が4〜6人で、1日交代。書く内容は自由…ペットの事が書いてあったり、勉強の事が書いてあったり。あれは交換日記だろーなー。強制交換日記!ちなみに担任教師が日記にちゃんとコメントつけて…多分、楽しかっただろーね、先生は」
 女の先生だよね?
「わかる?」
 何となくね。偏見かもしんないけど、男の先生が小学生の下手な文章を毎日毎日読んで、それでレスしてる姿って何か想像できないから。…それって仕事じゃなくて、子供が好きで、それで…
「偏見や!男は子供好きじゃないって聞こえるよ」
 ふみぃ、言葉が悪かったです、ごめんなさい。
「いや、何を言いたいかはわかるからいいんだけど、雑記公開するだけに誤解招く言い方はやっぱりね」

 7月19日
 おにぃちゃぁぁぁん!
「な、何?そんな怖い声で」
 ボクを騙したね!ちょっとだけど悲壮的な決意してたボクが間抜けじゃないか!
「な、何の事でしょうか?」
 祐里からのメール見たよ。みごっとに騙されたよ、ホントに…あそこまで演技するぅ?「やられたよ…予想外だった」「私も…人間だから」「魔王軍を滅ぼすよ」…ふざけるなぁぁぁ!美奈さんに訴えてやる!
「悠も遂に美奈さんと…」
 祐里からのメール…KOFへの招待状。なんかいつまでも闘ってるのはイヤだから、2人1組でチーム組んで優勝したチームの種族の側が…これを4年に1回やるって。何かGガンダムみたいな。
「なあ、黙って聞けよ。色々と間違いあるんだ…『?』とか思わなかった、そのメール、おかしいだろ、明らかに……」
                      :
                      :
                      :
 …優勝するしかないんだね?
「そう…最大の敵は」
 祐里とお姉さまのチーム…。
「勝利して支配する」
 まさしく世界を支配する能力だということを!
「これが世界だ」
 まっ、ボクの魔法カードさえあれば優勝なんか簡単簡単。
「楽勝!」
 もう闘わなくていいんだよ、バーニィ!
「バルーンダミーかな、やっぱり?」
 …1つ不安なのは…もし何かで死んじゃったら…
「大丈夫だと思う…悠も私も…。結局のところ…精神だけが召喚されてるわけだから…精神がダメージを受けても、どうにかはなる」
 よくわかんないなぁ。ボクがちっちゃな精神体だった頃、夢世界では大きな体でいられたけど…
「精神の強さがそのままイメージになるんじゃないかな?私も知らないし、未だに何で変な能力が発現するのかもわかんない」
 つまり、こっちでいう精神体とは概念違う?
「違うんだろうね、全然。陽実なら詳しく知ってるはず…ま、それより今はもっと大事な事がある」
 明日の海でのデートだね!
「あ、明日ぁ?…み、水着は?」
 いらない。
「裸?」
 見たい?
「まあ、そりゃ…でも、だめ!そんなの」
 言われなくても、そんな事したら軽犯罪になっちゃうし。…海に行きたいんだ。海を眺めたい。
「前といってる事違うぞ、おい」
 そっちはそっちで8月に!
「急だなぁ。明日ぁ?…くぅ、夏に海場なんて予約しないと旅館もホテルも…無茶言ってくれるな、おい」
 日帰りでいいよ、別に。
「それこそ無茶言うなぁぁぁ!」
 ダメ?
「むぅ…それは後で考えるとして…通知票どうしたよ?」
 …ボクは優等生だもん。見るまでもないよね?
「何故に焦る?」
 焦ってない焦ってない。というかお兄ちゃんが見る必要ないし、あれはボクの成績であって…。
「…成績悪かったろ?」
 あう、バレた!
「何やってたんだぁ?基本的に頭いーはずなのに」
 っていうのは全部演技でぇ…。
「なんだ、そーなのか。じゃあ見せて」
 だめ!
「…別に成績の善し悪しでどうこうしないって。漫画だけの世界だと思ったわ、通知票見せるのを渋るのって、いるんだ、そーいうの、実際に」
 あれはボクの成績なの。お兄ちゃんには関係ないの!
「ないのかぁ?あるような気もするけど…やだな、やっぱり」
 何が?
「ん?あのさ、勝浦にしようかと思うんだけど、明日…問題は…」
 何がイヤなの?何が?
「後で説明するわ…それよりさ、話題飛びまくって悪いんだけど、ちょっと怒らないといけないことがね、忘れてた」
 お兄ちゃんへのメール…勝手に見た事?…ごめんなさい。
「ダメだよ、そーいうの……絶対に。パスワードチェックした方がいいかな?」
 そうして欲しいな…簡単に見れちゃうとどうしても誘惑に負けちゃうから。
「正直だな」
 正直です!
「しっかり分けるか…アカウント別に。私も悠のメール見れる状態だしなぁ」
 っていうか見てるでしょ!
「題名はね」
 それで、さっきの勝浦がどうとかって…イヤだとか。
「勝浦知らない?」
 地名でしょ?明日は勝浦に行くって言ってるんだよね?
「当たり!」
 でも、イヤイヤ行ってもらっても面白くないから、別にいーよ。
「お怒りごもっともだけど…」
 怒ってないよ!
「怒ってるよ…悪い、言い方っていうかタイミング悪かった。悠とのデートがイヤなわけないだろぉ」
 そ、そう?え、えへへへへへ。それでさ!…あ、そうじゃなくて、何がイヤなのか先に…。
「後にしたいんだけどなぁ。大体ふと出ちゃったつぶやきだし…今とか明日の事とか考えたら体無くなるのやだな、闘いにいくのやだなって思っただけ」
 そっかぁ…そうだよね、やっぱりやだよね、体なくなるのは、そうだよね、体なくなるもんね、体。
「連呼するなぁ」
 それは、うん、後で一緒に考えよっ!
「だから後にするってさっきから」
 そんなの聞かないとわかんないし。でね、泊まるとこの心配はいらないよ♪1度行ったとこになら瞬間移動できるようになったから、魔法で!
「遅刻対策か!」
 瞬間移動聞いたとたんにその反応されるのってちょっと悲しい。
「じゃあ何でそんな魔法をいつの間に覚えた?っつうか見つけた?」
 …遅刻対策です。…い、いーんだよ、理由なんて!ほら、明日役に立つし!!
「その魔法、私に教えて」
 無理!
「だろーなー。やっぱり当たってたんだ?魔法が元々、登録されてんだ、その精神に」
 そうみたい。便利っていうか悲しいっていうか。
「喜んでおけ!」
 そう…だね。
「うんまあ、気分は良くないだろうけど、…実害ないわけだし。実際便利だし」
 おかげで日帰り楽勝だしね!で、行きは電車?
「ごめんなぁ、車も運転出来ないお兄ちゃんで」
 別にそれは気にしない。それより勝浦って楽しい?何かある?
「海」
 そっかぁ、海があるんだぁ♪
「それで納得するなら私はこれ以上何も言わないけど…」
 待ってぇぇ、ただボケに付き合ってあげただけだってばぁ。
「灯台」
 無かったら蹴るよ。
「うっ、確か野島崎灯台が…いや、それは別か?うっ…た、確か勝浦海中公園ってのが」
 海中公園?海の中に公園?…???
「行けばわかるだろ」
 知らないのかぁぁ!
「い、いや知ってる。知ってるけど、言っちゃったら面白くないでしょ、どんなのかなぁ?と明日まで楽しみに…」
 …ホントに知ってんのかな、この人は…。
「いや、何かすっげー楽しみだ…楽しそうだな、明日は」
 そうだね!…ホントに明日行けるとは思わなかったなぁ。えへへへ、何か最近すっごいいい感じ…ほらほら、日記帳!
「そ、そーいやそんな面倒なもんが」
 …面倒っていうな!泣くぞ!!
「ウソだって」
 それで8月は?
「勝浦」
 それは…ちょっとイヤ。…今日は一緒に…
「一緒に?」
 秘密だよ。
「最終兵器彼女、4巻読み終わったけど、シリアスを装ったギャグ!だとか、そーいう異端意見挟む余地ないわ、もう。私から言わせてもらえば…悠はきっと怒るから読まない方がいいっていう事。つっても、こう言われて『うん。じゃあ読まない』とか言う人はいないだろうけどな」
 そりゃ、そういう言われ方したら余計気になるし、でも、読むと多分…お兄ちゃんの言ったとおりなんだろうね。確信出来てもそれでも知りたいって思う。これが好奇心!
「読んでてイライラするっつうか、…お互いに重荷になるんだったら…だぁ、もう…くそっ、あいつらの気持ちがわかっちゃうから余計イライラする」
 気持ちわかるなら…何で?
「読めばわかるとしかいえないけど、2巻…3巻と読み終わるごとに何か「イヤ」な感じっていうかすっきりしない感覚増していかなかった?それが頂点に達するというか…」
 ???まぁ、読めばわかるか。

 7月21日深夜
 更新しないと…
「だね…」
 …雑記は間に合わない…というか何も間に合わない。
「んじゃ…仕方ないし、掲示板だけでも」
 あ、いい加減に、メールの方も…でも、この子のアドレスってまず間違いなく…
「ニセモノだろーねー。もし誰かの騙ってたとしたら訴えるからな、覚悟しておけ!12歳女を騙る根暗クン♪」
              :
「あははは、予想通りだな」
 ニセモノだったね、このアドレス。
「ったくなぁ…よかったね、偶然同じアドレス持ってる人いなくて…いたとしたら…」
 何が楽しいのかな、こんな事して?
「バレないと思ってるのか…いや、メールアドレス偽物って時点でバレるから…どうしようもないな…私が12歳女性に反応して喜んで返信するとでも思ったんかなぁ?だとしたら本物のメールアドレス使って12歳女性を演じ続けた方が面白いだろうに」
 でもさ…バレてるってわかってて回答してるよね?
「雑記読んでるならな」
 じゃあ、今日…じゃなくて昨日の報告でも美奈さんに。
「すっかり、ゆうのホームページ★専用の隠語だな、美奈さん」
 隠語も何もそのままだし、言葉に出すと。文字にすると違うけど。
「美奈さんへの報告なんかしなくていいと思う」
 勝浦海中公園はね…えと、何か筒が…。
「報告はしなくていいから」
 えぇぇぇ?ラブラブモードで…美奈さんを悔しがらせないと!また、いつお兄ちゃん、浮気するかわかんないし、美奈さんに。
「…誰だよ、美奈さんって」
 美奈さんは美奈さんだもん。
「悠一筋だって♪悠以外に恋人は考えられないよ」
 ボクもお兄ちゃんだけだよ。
「チャン=コーハンって漢字でどう書くんだ?」
 いきなり何で?
「ふと思った」
 韓国版とか見ればわかるんじゃない?
「そっか、言語選択機能あったっけ…あ、でも、アルファベット表記じゃん、ゲーム中は」
 そっかぁ…ちなみにギャラクティカファントムは宇宙幻影になるんだよ♪
「直訳するなよ」
 あぁぁぁ、信じてないなぁ。
「当たり前だろーが!」
 ホントなんだよぉ…ホントに宇宙幻影なの!
「嫌な技名だ…しっかし、悠は何でこんなに可愛いかな?」
 何か久しぶりだなぁ、その全然違う話題から、唐突に可愛いっていうの。
「んじゃ、寝るぞ」
 うん。…何か昔に戻った気分だなぁ、こんな風に普通に…。
「昔はお前、ちっちゃかったし」
 今でもちっちゃいよ。
「まあねぇ」
 どこ見て言ってる!
「でも、今のちっちゃいとは違うだろ…まさしく小さかった、10cm程度の…」
 今から思うと…お兄ちゃんってホントにあんなボクで良かったの?
「あれが冗談か何かに見えた?」
 見えなかった。
「ふと思って雑記読み返したんだ…随分と変わったね、悠も」
 ボクが変わった?それは変わっただろうけど…
「悠は恋する乙女♪と化してからもしばらくは口調が…」
 今でも割とぶっきらぼうっていうか、かわいー女の子っては言えないっていうか。
「口調で可愛いかどうかは決まらんよ。でも今の悠は『OKなわけないだろ』とか『言ってるじゃん』とか、こんな言葉遣いしないでしょ?」
 …そーいえば、しなくなったかも。何でかな?
「語尾に『じゃん』はついてないよな…1月28日が記録によると最後だ」
 そっか…ボクって可愛くなったね♪
「口調じゃないって言ってるのに」
 …ホントはね、気付いてたよ、それ。というよりね、意識し始めちゃったんだ…語尾にじゃんってつけるのって何か可愛くないなって。だから、意識してそれ言わないように…今だと意識しないでもそんなしゃべり方しないけど…。
「……そっか、そーだったんだ。うぅ、可愛い♪(抱きしめっ!)」
 …ありがと、でも、これ以上は変わんないよ。これ以上はボク…変えられない。
「変えなくていいって…そっか、悠がそんな事考えてたなんて知らなかった。今じゃ、似てないもんな…あの…えと、誰だっけ?」
 えと…望月美浜!
「そう、それだ」
 全く似てないって事はないけど…そっか、美浜ちゃんも語尾に「じゃん」がついてるんだ。
「何ていうか…今はシザリオンに近いんじゃないかな?」
 シザか…うん、そうかも。

 7月21日
 うわぁ…おめでとう♪
「すごいねえ、根性あるよな…こういうのを魅力的な女の子というんだろうね」
 そうなんだ…でも、ボクには出来ないなぁ。
「というわけで美奈さんには意味不明でしょうから、何の話かというと…羽田実加嬢の…」
 凄いよねぇ。
「偽善番組、24時間テレビよりこっちの方がよっぽど…って、これザウスやん、東京じゃないやん」
 浦安も東京…成田も東京…そして遂に船橋まで東京だね!
「むぅ…進化したな、船橋」
 どうする船橋?
「どこまでが「やらせ」なのかよくわからん番組だけど…てつぼーしょーじょが完全に「やらせ」だとは思いたくないな」
 出来ないフリ?そうだったらやだよね…とてもそうは見えなかったから、そんな事ないと思うよ。
「夢を信じて…か」
 ボクの夢はお兄ちゃんと結婚する事!
「ちゃっちい夢」
 そうかなぁ?
「他になんかないんかいな?」
 夢かぁ…やっぱり作家になる事かなぁ。
「頑張れよ…」

 7月22日深夜
「…ルール変更だ…4人1組だってさ」
 えと、それってKOFの?
「KOFとゆーな」
 で、誰と組むの?
「そりゃ…とーぜん」
『私達ですぅぅ』
 うわぁぁぁぁ…だ、誰!?
『ひどいですぅ………んーーーーー、あ!』
 あぁぁぁ、ひみちゃん!
『ひみちゃんじゃないです!氷深です!ちゃんづけしないで下さい!!怒りますよ』
「私達って言ったよな?祐里は?」
 って、お兄ちゃんは平然としてるし…敵じゃなかったの?
『敵?』
「いや、気にすんな…しかし、何だなぁ…不気味だな、こりゃ」
 あ、やっぱりそう思う?どう見ても生意気系なクソガキ♪なのに…氷深ってこんな姿だったんだぁ?
『本人の前でそこまで言いますかぁ?』
「事実、不気味だし…」
 うん!前に逢った時はお姉さまの体使ってたから違和感なかったけど…その姿で…しゃべっちゃイヤ♪
『ひどいです、ひどいです』
 それで祐里は?
『んーーーーー、えっとぉぉ』
「だぁぁぁ、鬱陶しい…聞いてられねぇ…直せ、それ、今すぐ直せ!」
 そうだよ、男の子なんだからもっとビシッと。
『男女差別はいけないと思いますぅ』
「悠…これ、吹き飛ばしていいかな?」
 いいんじゃないかな?
『よくないです!』
「えーーーー、これがチームメイトォ?すっげーイヤな感じ」
『んーーー、私もホントはイヤなんですぅ』
 それはいいから、祐里は?
『そ…』
「黙ってろ!私が説明する!会話は3人までなのだ!誰がしゃべってるか区別つかなくなるから3人までなのだ!」
『そうなんですぅ』
 意味不明な事を言う兄妹…。
「これは妹じゃない!」
『悠さんっておバカさんなんですね…男の妹なんていないんですよぉ』
 ……氷深の中に眠ってるお姉さま出てこい!
「いねぇよ!氷深と悠もしくはピアを合わせて陽実になるんだから…」
 あっ、そっか。あ、あ…それより…大丈夫なの?魔法発動体として利用されたりしてないの?
『んーーーー、んーーーーー、んーーーーー…』
「何か困ってるぞ」
 困ってるね。
『んーーーーーーーーーーーーーーーーー』
 まだ困ってるよ。
「吹き飛ばしていいかな?」
 いいよ♪
「でも、祐里怒るよね」
 怒るだろうね。
『秘密ですぅ』
 悩んだあげくに面白くもない答えだね。
「吹き飛ばそうか?」
 って、いないぃぃ。
「帰った?」
 …チームメイトってどーいう事?
「…どうやら反逆は知れてないらしい。エルフ軍として一緒に闘えってか。こりゃラッキーだな」
 …あからさまに罠でしょ?
「そう思う、やっぱり?」
 というかそうとしかとれない。
「でも、今のアレが何か企んでるように見えたか?」
 ひみちゃんは利用されてるだけだと思う。だからこそ救い出して…。
「しかし、怖かった…」
 あれは怖い。
「すげぇプレッシャーだった。何かすっごい力秘めてんぞ、あいつ」
 そ、そーいう意味?ボクはてっきり、あの見た目としゃべり方の…。
「それも確かに怖かった。アレが演技だったら怖いな…」
 演技じゃない、演技じゃない。前に逢った時もあーいうしゃべり方だったから。
「そーなんか」
 でも、これでボクが理想とした4人一緒に闘うのが実現か…ちょっと嬉しいかも。
「また祐里に転んじゃダメだよ」
 だ、だいじょーぶ…だいじょーぶ、うん!多分…だいじょーぶ。

 7月22日
 人間って弱いね。
「でも人間はしぶとい」
 何で人間って生まれてくるのかな?生まれてこなければ苦しまないのに。
「生まれちゃったものは仕方ないしね。重い話してないで…人間は弱いか強いか!?」
 漫画見てると…人間って結構しぶといんだ、とかこんな事をしても死なない、あんな事しても死なないって。
「かと思えば全く逆に人間なんて簡単に死ぬ。こんな事でさえ死ぬ!と…どっちやねん?」
 ボクは人間って弱いって思う。ホントに色んな事で死ねるから。
「そうだねぇ…心も強いんだか弱いんだかさっぱりわからん。個人差かな、これは?」
 1つだけ言っておくけど、ボクが心強いだなんて思っちゃイヤだからね。そう思われると余計辛いんだから。
「わかってるって…それは最初からわかってる。心が強かったら今までのあんな反応はない…でも弱くもないでしょ?」
 うん、弱くはない…と思う。
「私は弱いけどな…すぐ押しつぶされるんだよなぁ」
 その為にボクがいるんだし。
「運命か!」
 運命かも。
「しっかし、花火見に行って死にたくないなぁ」
 ボク達には有り得ないけどね。
「魔法があるから?」
 違う違う。人混み嫌いだから!
「そっかぁ、そーだねぇ。人混みの中、わざわざ花火なんか見に……花火でも見にいこっか、今度?」
 人混みはイヤ!
「ロマンのない女だ」
 人混みは絶対イヤ!
「…そもそも最近、金不足で花火大会自体があっちこっちで中止されてっからなぁ…」
 !精神体になれば人混み関係ない!
「そりゃ名案だ」
 でも…何で人が死ぬ程に…。
「マナー悪いっていうか…自分だけが、自分だけがっていう。結局、自分さえよければな人がいっぱいいるからこうなるんだ…警備どうこう以前に個人個人の意識の問題…自分だけは前に進みたい。お前らはどけ!みたいな、ね…電車でもよくあるよなぁ」
 あるね、駅の階段とか。押したって意味ないのに、押して押して少しでも早く前に進もうとする。それが余計に混雑招いて遅くなるってわかってない。
「おっさん連中いらねーよ…」
 何で押すのか理解できない。でも、それ以前にこの事件の場合は定員っていうのもヘンだけど…。
「人が多すぎたな。自業自得な人も多いだろうね…とはいってもやっぱり怪我した人とか、うん…運がなかったかなぁ」
 どうすれば、どうすれば…人間は進化出来るの?どうすれば?ボク…なんか…もう。
「麻宮アテナじゃねーけど、信じるしかないね。ただ、それは自分も人間だって事を意識してないと…自分だけは人間の中でも「わかってる」んだなんて思ってたら…そっから先には進まないし」
 ボクは…優越感に浸ってた?アテナと同じ?お兄ちゃんが偽善者って言ってた、アテナと同じ?
「ただ、私は信じる必要ないっていうか…これ以上、精神的には成長しない種族じゃないかなぁって思ってる。だからこそ人間って種族にちょっと前までは絶望してたし、生きてる価値なんかないと思ってたんだけど…人間はこういう種族なんだって思っておけばいいんだ。下手な期待をしてると裏切られるよ」
 …何か昔のお兄ちゃんと言ってる事同じだけど…何か違うような気もする。もう、捨てたんだよね、昔の自分は?
「捨てれないでしょ?っていうか捨ててどーするん?信じるから裏切られるって考え方自体は実際に捨ててないし、ただそんな絶望的な思考じゃなくて…」
 うん、人間として闘うって言った以上は昔とは違うってわかるけど。

 7月23日
『おや、困りましたね、このままでは定員オーバーしてしまいますよ』
 定員?それって3人までっていう?
『あなたのお兄さんにはもう少し外を彷徨いてもらいましょうか』
 ダメェェェ!帰るなら…あっ!
『おやおや、氷深が消えちゃいましたね』
「なんだぁ?今日は祐里か?」
 つい今さっきまでひみちゃんもいたんだけどね。
『いやぁ、まるで呪いの館ですねぇ。3人以上集まると誰か1人消えてしまう』
「ふーん、そっちか?」
 そっち?
「着替えてくるわ」
        :
『何で寝返りました?』
「あ、バレてる」
 バレバレだったよ。
『悠からある程度は聞きましたが納得はいきませんねぇ。あなたはエルフに…魔王に恩はあっても恨みはないはずです』
「お前ら、ウチの両親、人質にとったろ?そんで無理矢理、陽実を氷深にしたろ?」
『といっても、彼らは元々…』
「んな事は関係無い」
 あ、あの…ボクのわかんない話をこのまま続けられると…ボクの台詞がなくなっちゃうなぁとか思ってたりします!
「お前、ポセイダルだろ?」
『外れです』
 えっと…ストーリー性いらないから…祐里帰って♪
「そうだね、帰って」
『このまま、魔力供給絶つことも出来るんですよ?』
「すれば?」
『人間とエルフのどちらが嫌いです?』
「人間♪」
 即答しちゃダメだよぉ。
「ふーん、ま…一緒に闘いましょ…っていうか、お前、魔王だろ?」
『私は魔王ではありませんよ』
 あ、消えちゃった。
「幻体なんだろ…実体だったら攻撃しちゃえばそれで勝ちや、人間の勝利♪」
 祐里の事、魔王だと思ってるんだ?
「んーーーー、魔王の欠片じゃない?」
 それはポセイダルじゃなくてゴールデンドーンだと思う。そもそも何で闘ってるんだっけ、エルフと人間?
「エルフ狩り…つまり世間一般で言われてる魔女狩りでな…」
 あっ、あっ、そーだった。それで全滅する前に異世界に逃げて…それで復讐に戻ってきたんだよね?
「強い力を持った者には憧れ敬うのと同じに畏れも抱く…エルフの魔法は人間にとって恐怖だったわけだよ」
 人間の方が悪いような気がする。
「かといって今さら侵略戦争仕掛けてこられてもねぇ。悪いのはその時代の人間だ。私達には関係ない」
 …何で夢世界で戦ってんのかな?わざわざ人間を召喚してまで。
「なるほどぉ…最後の審判かな?何だろ、確かこの闘いの真意知ってたはずなのに、思い出せないな」
 裏切ったから記憶消されたんだぁ♪
「むぅ、でも…エルフにとって侵略する正当性を主張出来るはずの…何で、それを消される?」
 ストーリーモードは美奈さんひくからやめて話題変えるよ?

7月23日その2
「裏雑記でその2って何か久しぶりな気がする」
 その2にするんだ?
「する!」
 話題はおっそーいけど、ラブひな12巻!
「何かさぁ、最近…漫画の話題多いよな。今まで生きてきた中でこれほど漫画読んだ事ないなぁ」
 そりゃ、ボクが買ってくる分と合わせて2倍になるから…当たり前なような…
「ラブひな12巻ねぇ?読んでない!」
 じゃあ、今すぐ読む!それで雑談!!
「んな、無理してまで…」
 読む!!
「はい…」
            :
 カナコちゃんだよねっ!!
「何が?」
 おーえん対象。
「…なるやろ?何をどーしたって」
 それをどーにかするのが応援の力!
「でも、いもーとだし…」
 兄と妹がくっつくなんて当たり前でしょ?
「当たり前かぁ?」
 みゆきとか…。
「うーん…」
 …ボクとお兄ちゃんの愛もここまでだね…今までありがと、楽しかったよ、さよなら。
「おーい」
 だって、兄妹愛否定するんだもん。
「否定はしてないだろぉ。でも、妹は妹であって…」
 それでお姉さまを泣かせたな。ボクを兄妹愛の世界に引きずりこんでおいて自分だけ逃げる気?
「改蔵にもあったやんか。えてして引きずり込んだ人間が真っ先にその世界からいなくなってしまうって。悠は妹つっても、出会いは他人でしょ?兄妹として育つとやっぱり異性としては見にくいって」
 お兄ちゃんの妹として生まれなくて良かった。妹として生まれてたら妹としか見てもらえなかったんだ?
「かもしれない。でも、わかんないよ、そんな事…悠は可愛いし…兄だからって恋愛感情持たなかったかどうかなんて…」
 でも、辛いよ、こんなの。「好きだよ、妹として」なんて言葉…異性として見て欲しいよ…好きだっていうなら…
「好きって言葉の意味の違いだね…」
 でも!
「悠だって、使い分けてるだろ?もしもだよ?もしも、菅野クンが悠に対して恋愛感情持ってたら…残酷だよな、悠の好きって発言は」
 そうだけどぉ、感情的になんか…カナコちゃんすっごく可哀想で。
「んー、でもじゃあ『嫌い』とでも言えばいいの?たとえばの話、もしも陽実が未だに私に対してどうこう思ってたとして、私も景太郎と同じ反応しか出来そうにないよ。まあ、陽実は祐里の事だけってわけで、私にその心配ないけど…」
 おかしいよ、それ絶対。妹だからって。
「そうだなぁ、もし、あのときに現われたのが悠じゃなくて陽実だったら?それは…陽実に対して恋愛感情を持ったかもしれない。私は前にも言ったけど妹がどーとかそんな事は気にしない。ただね、現時点において私は悠が好きで、他の人に同じ感情を持つことはないって事…出会いの順番かな…もしも浪人景太郎が先に妹と再会してれば…それは多分。妹だから、妹だからって漫画中にはあるけど、ようは景太郎はなるが好きだっていう事で、妹だから愛せないってわけじゃない。むしろ…」
 なるちゃんに次ぐ位置にいる!?
「うん…まあ…漫画の性格上、逆転はないだろうけどね。っていうか見てて陽実思い出しちゃって辛いていうか」
 無闇に強いとこ?
「昔はあんなに強くはなかったっていうか弱かったんだけどなぁ。本性隠してたんかなぁ?」
 確か、お姉さまも…クロスカウンター放ったよねぇ?
「うむ、奴らが書いた雑記が真実ならばそうだな。しかもダブルクロスだ!」
 そうだった、そうだった。クロスしたのは祐里だっけ?
「燃えたよ……まっ白に……燃えつきた……まっ白な灰に…………」
 燃え尽きた時はグローブ貰ってあげるから、安心して。

 7月24日
 あぁ、帰ってきたなぁ。
「な、なんにゃ?」
 あの日記は、な…
「ストップ!お互いの日記の内容に口を挟むのは厳禁!今日1日はそれは悠の日記やろ?口を挟んだらそれはこの日記の意義を失う事になる」
 ふみぃ…お兄ちゃんが正しいです。
「しかし、危ないなァ…悠が読むってわかってても本心が出ちゃうんだよな」
 日記って怖いね。魔力かな?
「…雑記化するから、こっから先は日記の話は無しな。にしても、やけに暑いな、この家は」
 秀吉に倣ってお兄ちゃんが帰ってくるまでに暖めておいたからね…魔法で。
「嫌がらせかぁ!?いつ、秀吉が、んな事した?」
 わらじを懐入れてあっためたとか何とか。
「…涼しくしておけよ、家は。…楽しいか?」
 わ、割と…でもね、暑い外から突然、冷えたとこに入ると体調崩すし、ボクなりの優しさなんだよぉ。
「いらん、そんな優しさ!」
 ふぇーん、お兄ちゃんの為に暑いの我慢して…。
「つうか、イタズラだろ、ただの?嫌がらせだろ、ただの?……………何で、全然汗をかいてない?…暑そうじゃないよな、そーいや」
 ア、アハハ…暑さには強いから。
「魔法で自分だけ保護してんな」
 どーする?晩御飯を先にする?シャワーを先にする?
「貴様…まさか、それを言いたいが為にこんな事をしたとか言わないだろーな?つうかなぁ…ヤキソバはいらん!他に何か作れないのか、他に?…!シャワーにしよう、ただし罰として悠も一緒に♪」
 いいよ。
「いいの?」
 ずーいぶん前に約束したはずだよぉ、一緒にお風呂入るって。
「そんな約束したっけ?あぁ、したな…水着着てどーこーっていう…買ってないやんか、まだ」
 スクール水着がある!海でっていうのはイヤだけど、家でならね。
「ふむぅ…しかし問題はだな…悠はそれでいいとして私の分がない。ここ何年かずっと海ともプールとも無縁だったから」
 じゃあ、裸で!大丈夫、ボクは全然気にしないから!
「私が気にするわ!」
 じゃ、じゃあ…
「つうか、もういいからシャワーさせて、汗が気持ち悪い。その話はまた今度な」
 悠も裸ならいいよ♪とか言い出さないんだ?
「理性を抑える自信がないのと、悠ファンを敵に回す事になるってのと…悠がどうしてもっていうなら」
 何でボクがそんな事言わないといけないかな?
「とにかく…行かせてくれって、凄い汗だろーが!」
 はいはい…じゃ、その間にヤキソバ作ってるから。
「…ま、まあいいか…悠が作ってくれるゆうなら」
 と、止めないの?ボクにこの暑い中、ヤキソバ食べさせる気?って、いなぁい!
「汗で気持ち悪い言ってるだろが」
 あ、声は届いてた♪

 7月25日
「どうした?何か可愛いぞ?」
 …ボクはいつも可愛い…もん。
「そりゃそうだ。で、どうした?」
 …怖…かった。
「雷?」
 うん…それと…
「くぅぅ、雷に怯える悠を見たかった!可愛いんだろーなぁー」
 ボクはいつも可愛いの!
「どーすれば雷に怯える悠を見れるんだろーか?ビデオを隠しておくしかないのか?」
 そーゆー悪趣味な事はしちゃダメだよ。それより…雷もそうなんだけど、変な人が来て…。
「何もなかった!?」
 だ、だいじょーぶ。そんなに焦らなくても…ボクは、ほら…全然平気でいるでしょ、ここに。
「そっか、ならよかった。それで変な人って?」
 暇つぶしに魔法カード作ってたんだけど…。
「誰だかわかんない人なのにドア開けちゃったの?」
 ボクはそこまでバカじゃないって。何か「あなたの為に祈らせて下さい」系な…実際にはもっと何かよくわかんない事言ってたんだけど、覚えてない。
「しゅーきょー系か、怖いな…」
 やっぱり怖いんだ?「ホントにこーゆー人っているんだ!」ってちょっと喜んじゃったボクって、やっぱりバカ?
「しゅーきょー系全部が危ないわけじゃないけど…家に訪問してくる人は99%危ない系だと思ったほうがいい。でも、ドア開けなくてよかった…」
 そ、そーだよね…思い出すとホントに怖い。
「それであんなに可愛かったわけか…帰ってくるなり、あれは可愛かった」
 もぉ、何考えてるかな…ボクはお兄ちゃんにそう思ってもらう為にやったわけじゃなくて…ホントに怖かったんだからね!
「怪しい人おことわりとでも書いて玄関に貼っておくか?んで、そのしゅーきょー系の人どーしたの?」
 祈ってくれなくていーです♪みたいな反応しても、しつこくて…でも、それはそれで割と楽しかったんだけど…。
「お、お前…割と性格悪いな、楽しむなよ、んなもん」
 でも…最後に「あなたにはもうすぐ不幸が」みたいな「呪い」がどうとか、そんな事ブツブツ言いながら帰っちゃって…。
「…邪神教かいな?救いを与える宗教なのに、呪ってどーする。うあ、腐れた宗教だな…つうか、ただのキチガイ?」
 そう言われるとただの変な人だけど…お兄ちゃんがボクと同じ立場だったとして…怖くない?
「…怖いかもな。呪いどうこう言われたら気分良くないし、ただのキチガイだったとしても…それもまた何をするかわかんなくて怖い」
 いなくなったってわかった時は「やっといなくなったかぁ」とか思ってたんだけど、そのちょっと後から急に怖くなっちゃって…もし、あの人戻ってきたらどうしよう?とか…下らない事いっぱい考えちゃって。
「そうかぁ…どうしようかな?」
 明日…明日だけでいいから会社休んで欲しい。一緒にいて欲しい。怖いよ、やっぱり。
「うん?明日…その人が来なければもう安心できる?それから先は1人でも大丈夫?明日は休むとしてそっから先…」
 わかんない、わかんないけど…明日は1人でいたくない。
「悠にここまで恐怖心植え付けるとはなぁ…」
 ボク…弱くなっちゃったのかなぁ?
「いや、こんなもんだろ」
 あぁぁ、バカにしてるなぁ!
「誰だって怖いって、今回のは…悠は今まで1日中1人って事あんましなかったでしょ?」
 …お兄ちゃんが消滅してた頃に結構。あ、そっか、でもあの頃は暗黒悠ちゃんが体を支配してたんだっけ?
「壮絶にぶち壊れてるアレか?過去の雑記読んで戦慄したっていうか…悠の中にあんな人格があるかと思うと」
 あれも…いちおー、ボクの一部分って事で。でも…えと…今日のボクってホントに可愛かった?
「気になるんだ?」
 えっへへぇ、まあ、ボクは今日に限らずいつでも可愛いんだけど…
「暗黒悠ちゃんは可愛くないと思う」
 うん!アレは可愛くないね!!
「自分で認めるか?」
 認めるです。でも悪いのはお兄ちゃんだから別に気にしない。うん、お兄ちゃんもいっつも可愛いよ♪
「可愛いと言われても嬉しくないです」
 明日はどこ行こっか?
「どこって…外行くなら1人でも…あ、いや…1人じゃ怖いか…怖いな、私だったら」
 ちなみに!今日は怖くて外に行けなかったので買い物してません!だから紅茶がないんです!!
「何ィ?…買いに行くか…」
 一緒に行くの久しぶりだね。じゃあ…
「帽子は被らなくていーからなぁ」
 うっ…。でも、アレはお兄ちゃんの愛が…。
「愛用して貰えるのは嬉しいんだけど、コンビニ行く程度で…いらんだろ、おい!」
 汚れちゃうしね。
          :
「そーいやさぁ、夏休み中になんかヤキソバ以外に何か料理覚えるつもりない?」
 やっぱり料理出来ないと女の子失格?
「んな事ないけど」
 お兄ちゃんは覚える気あるの?
「夏休みねーし。料理なんか出来なくても今の時代どんだけでも」
 全部、ゼルがわいてるけどね♪
「うむ、だが気にはしない…でも何でヤキソバなんだ?」
 クリスマスに…。でも…どういえばいいのか…ヤキソバ以外にも作れるよ?
「作れたのかぁ!?」
 なーんか納得いかないから思い出してくれるまでって思って黙ってたけど……お兄ちゃんは…お兄ちゃんは…。
「ま、まあ…待て…コンビニで暴れると恥ずかしいぞ」
 ……おいしいって言ってくれたのに。
「…あ!そうだ…悪い…何で忘れちゃったかな」
 お兄ちゃんってホントに…全然、記念だとか思ってないんだね、あの公園でのデート。
「うぅ、ごめん…」

 7月26日深夜
 師走って何?
「12月」
 それぐらいは知ってる、そうじゃなくて何で師走なのか?
「じゃあ、睦月とか如月とか…そもそも、にょげつって書いて何できさらぎ?」
 あるよね、何でそう読むのかよくわかんない漢字って。
「きさらぎって言ったら真っ先に如月影二なんだけど、間違ってるかな?」
 普通じゃない?ちょっと前だったら誰だっけ、ときめきの?
「…如月未緒だったかな?うわぁ、もう名前さえ覚えてないや」
 彼女って人気あったの?
「一部で。つってもそれ言ったらみんな一部では人気あったって事になるけどな」
 一番人気は虹野咲希ちゃんだろうけど。
「名前が綺麗だしねぇ…何回でも何回でも弁当作ってくるしね…ランダムで」
 虹の先には希望がある!希望が咲く!だから虹野咲希!
「それに対して…女好きな♂だから早乙女好推っつうのは…不幸なネーミングや」
「それっていい人止まり?」
 コナミって未練がましい割に2には一切、前作のキャラ出さなかったり、その辺はいいかも。
「しつこく、ときめき何とかって色んなジャンルで出すけど…確かに続編に1人も前作のキャラいないってのは素晴らしかったな…おかげであんなに人気あった彼女達も今ではすっかり忘れられてる…ときめいてたなあ、あの頃は」
 ホントに?
「初回のプレイは割と…当時は…うん…純粋だった…今では…ときめき2プレイしても登場キャラもみんな「記号」にしか見えなくて…」
 まあ、20過ぎてゲームでときめき♪とかやられてもね。
「というか悠がいるし」
 ありがと♪…ん?あぁぁぁ、師走!
「師が走るんだろ?」
 それは文字をそのまま…。
「というか小学生の時にそう聞いたぞ、小林先生に」
 ビンタする先生だっけ?確か、その先生って…地球を逆回転させると時間が逆転するとか…。
「そう、真顔でウソを…っていうか本人本気だったかもしれない…だから師走の話もホントかどうか知らないけど…年末で…普段はどっしり構えてる「師」も挨拶やら何やらで忙しく動き回る…だから師走だって聞いた」
 もっともらしいね。別にウソでもホントでもいっか、それで。それで。如月は?
「鬼娑羅っていう」
 キサラって…ADKの?
「いやいいや…漢字でボケても通用しないわ、口では」

 7月27日深夜
 んにゃぁぁ。
「どした?」
 なんていうか…。

 7月28日
 雑記を書く気力ないそーです。
「夢世界にそろそろ行って慣れておこっか?」
 といってもどーやって行く?
「……そ、そーいや…知らーん」
 困ったね、どーしよっか?
「行きたい行きたいと願いつつ寝てみる」
 手つないで寝ようね♪
「抱き合って寝るというのは?」
 恥ずかしいし、それ。
「何が恥ずかしいかな?」
 とにかくぅ、ダメ!

 来れた…のかな?
「ふむぅ…」
 お兄ちゃんいないし…はずれかな?
「いるんですけど、ここに」
 …?…キミ?
「私です」
 えぇぇぇぇぇ?ウソ…若い!
「いきなし、失礼だな。私が若くないっていうのか、普段?」
 で、でも…どーみても…中学生か高校生?
「ところでピアは?」
 ピア?
「夢世界では分裂するかと思ってたんだけどなぁ、完全に融合してるのか…」
 そーなのだ!ピアは融合されちゃったのだ!…ずっと、こっちで暮らさない?今のほうがいいよ、絶対!
「本気で失礼だな、お前は」
 でも、どこにも闘ってる人いないよね。どーしたのかな?
「さあ?」
 せっかくだし、遊んで行こうよ。
「いきなりそれで襲撃されて死んだら笑えるな」
 笑えないって、それ。それより行くよ!
「どこに?」
 どこだっていいから。迷子になる心配もないし…ほーらー、いつまでもそんなとこいたって意味ないんだから。
「待ってって…」
 遅いよ、朝陽。
「いいね、体が軽い…」
 それが若さだよ。
「どこまでも失礼だね」

 7月29日深夜
 たっだいまぁ。
「ただいまです」
 何時かな?…えぇぇぇ、もう29日だ!
「疲れたから寝よっか?」
 …体は疲れてないみたいだけど?
「私は疲れてるんだが?」
 実体が精神体を兼ねてると大変だね♪でも、今まで寝てたわけだし、寝れる?
「フッ、趣味が寝る事の人間をなめちゃいけない…」
 でも、寝れない時は寝れないんだよねぇ、これが。
「そうなんだよねぇ」
 とにかく、今日はボクに付き合ってもらう。ボクは…眠くない!
「私も眠くはないけどね」
 …お兄ちゃんはやっぱりこっちの方がいいかも…うん、何かあれだと…。
「勝手な事ばっかり…」
 だって、お兄ちゃんじゃないんだもん、あれだと。
「ところでさ…自分の変化に気付いてる?」
 へん…か?
「呪縛が解けてるんだよ…」
 呪縛?
「そう…お兄ちゃんと同じ年齢でいたい…ていうその思いに縛られて成長が止まってたでしょ?でも、今回のでその呪縛が解けたんだ」
 えぇぇぇ?それじゃ、ボクって…大人になっちゃうの?
「KOFみたいに途中で止まるかも、永遠に高校3年生だったりして」
 あっ、ホントだ…おっきくなってる。呪いが…解けたんだ…。
「もう1回呪いかけよう!貧乳ファンはお怒りだ」
 するなぁ!何でおっきくなってるっていうと、そーいう反応かな、男って人種は。今の発言で敵いっぱい作ったよ。
「ギャグだよ…でも、何が大きくなったん?」
 ………見ればわかるだろ!
「あ、言葉遣い悪いぞ。可愛くないからやめたとか何とか」
 みんな驚くだろーなー。夏休み終わったら、あの可愛かった悠ちゃんが…おっきくなってるぅ!って。
「あんまし変わってねーよ。思い込みによる精神的な呪縛だから…多分、身長もほとんど変わってないはず。立ってみて」
 うん…どうかな?
「…変わったようには見えないね」
 ボクも変わったようには感じない。
「胸だけが太ったか。やっぱり精神的呪縛だからか…あーあ…」
 何で残念がるかな?それ、本気でしょ?やっぱり、お兄ちゃん変態だったんだ…。
「冗談だって…身長計りましょ♪」
 そだね。
「悠がさ…具体的に自分の事を把握してるっていうか、この年齢だったらこの身長!とかって深く考えてたなら劇的に変わった可能性は高いんだよね。今までの悠の体格、そんで今この時の体格はあくまでも悠の思い込みによるものだから…これからは違うんだけど」
 そっか…もっと思い込んでおけば理想の体型になれたんだ!!
「私の理想は今までの悠なんだけど…」
 それも冗談?
「好きにとってね♪」
 そっかぁ…だから体重ばっかり増減してたんだ…。自分で勝手に呪縛してたんだからしょうがないか。
「自分でっていうか陽実の呪縛だけどね」
 どう?
「150…は行ってない…149.………5かな?」
 その程度、誤差あるし150にしよう!
「ダメ!悠はちっちゃい方がいいの!140台にするの!」
 それも冗談?
「150でいーです」
 じゃ、次は体重…っと。
「服着たまま量るんか?」
 大差ないはず。というかお兄ちゃんの意図見え見えだし…。
「ちぃぃぃぃぃっ。美奈さんに発表してやる…えと…え?…お前、この体重はまずいだろ?」
 何で!!別に重くも軽くもないって、これ。
「服が重いのか?」
 だからぁ…服程度で体重は変わらないってほとんど。
「体重40っと。キリいーな…っていうかさ、何が大きくなったの?
 体でしょ?
「さっき、見ればわかる言ってたけど…わからんのですが?」
 胸が太ったとか言っておいて何をとぼけてるんだか…。
「変わってねぇよ!」
 とか言って「見せろ」っていうつもり?服の上からじゃわからないからって。
「違うっての」
 うーん…何か失礼だよね…。
「何が?」
 ボクの体に魅力がないみたいな…。
「わけわからんことゆーな。お前は何も変わってない…あの頃とな」
 に、兄さん!?
「明鏡止水だ!」
 …深夜にバカやるのやめよーよ。
「真っ昼間からやってたら、救いがないバカっていうか…誰かに見られたら変態兄妹としてご近所に顔向け出来なくなるぞ」
 変態はお兄ちゃんだけ♪
「なあ…悠は私にどうして欲しいの?ちょーはつするような事言ってみたり…」
 ボクにもわかんない。
「ところで悠ちゃんはいつからスタンド使いになったんですか?それともバインドですか?」
 バインド?
「ブルーが好きだったんでしょ?」
 もう、その雑記覚えてる人いないって、そんなの。というか、バインドの説明無し?
「バインドォォォ」
 だから、深夜に…っていうか何?
「悠の後ろに何か半透明なのがいるからさ」
 …………じょ、冗談だよね?
「いや、何かね…」
 声、震わせて何言ってるかな…幽霊なんていないって言ったのは………お兄ちゃんだよ
「幽霊じゃないんだよ!」
 ………。
「幽霊じゃないんだよ!」
 …お…お…おに…。
「幽霊じゃないんだよ!」
 …えい!何やってんの!!
「あ、ピアだ」
 もうやめよ…何かピアが分離しちゃうほどにどーでもいー状態だし。おにーちゃん、セクハラって言葉知ってる?
「SNACTHERで何かそんな台詞聞いた覚えあるな」

 7月30日
 参議院って意味あるの?
「あるんじゃないのぉ?小学校で習ったでしょ?」
 小学校なんて知らない。
「まあ、どーでもいーよね…選挙の話題はすまい!と思ってたんだけど…どうにも、ねぇ」
 政治って何だろね?
「大橋巨船氏はまあよしとしよう」
 都知事に批判されてゆうちゃんが逆に都知事を批判しちゃったあの人ね。
「だってなぁ…でも気持ちとちしては私も同感で…選挙期間中、日本にいれないっていうなら立候補すんなよ、とか…まあ、でもいい…問題は大仁田氏だ!失礼だとも失言だとも思わないぞ…実際に知識ないやん、全然。…………なめてんじゃねーよ」
 でも、確か…前に猪木氏が…。
「参議院議員だったっけか?ふぅ…年齢じゃなくてさ知能レベルと知識で立候補者をまず絞ってくんねーかな?…名目上は日本を動かす人達なんだから…」
 知識は…そんなのどうとでも、一夜漬けでも…。
「それでもいーんです。たとえ選挙用の一時的な知識だとしても、それを出来るかどうかでまず振り分けられる。そんでもって、それをする事で全く何もしないよりは知識が身に付く。政治家さん達は無能に見えて…あれで一応、実は頭はいい…というか記憶力は」
 …記憶力は……。
「うん……まあいいや、記憶力の事は言うまい。とにかく、一流大学と呼ばれる大学出身の人が多いわけで…」
 まあ…でも…誰が員になったとして…ボク達に一切影響ないしね。
「一切とまで言い切る?」
 一切は言い過ぎか…でも、日本そのものには影響あっても…実際、国民に影響ってそれほどないんじゃないかな?どんな天才が現れたところで数の暴力で抹殺されるし、逆にどんな無能な人が議員になっても1人や2人、そんな人いたって全然問題ない。国を動かしてるのは…見えない何かでしょ?
「天才の1人がいたとことで変わらないのか…企業レベルだと違うんだけどなぁ。国だとダメか」
 ボクは別に今、不満はないよ…生きてて。
「ふむ…国に不満がないか…理想的だね」
 不満はあった方がいいのかな、国にとって?
「どうかな?問題があるのに不満を感じないとしたら、それは痛覚のない人間と一緒だよな?」
 重傷なのに、それに気付かない。格闘漫画とかで「痛み」を知らない人が負ける原因になったりするアレだね?
「そう、国民の感覚が麻痺して痛みを感じなくなったら、その国は多分終わりなんだと思う…」
 でも…ボクは麻痺してるわけじゃないと思うな…諦め的なとこで不満がないって言ってるわけじゃないし。
「だから、理想的だねって言ったわけだ。たとえば…今の小学生は…日本に不満を感じるのか?っていう問題がある…まあ、感じる人は感じるだろうけどね。生物は生まれた環境に適応する。最初から土台が腐ってるとこに生まれると腐ってない状況を知らない。宇宙…無重力で生まれた生物は重力を知らない。無重力が普通なんだ…重力下で生まれた生物は無重力にとまどうけど、無重力下で生まれた生物はそうじゃない…宇宙での実験結果やな」
 それって…理想的じゃないって、全然!それこそ生まれた時から痛覚が麻痺してるんだから。
「国が自分の理想に合わないならどーする?」
 国を変えるよう努力する!
「素晴らしい!でも、この場合、主要な回答はもう1つあるよな?」
 ……自分を国に合わせる。国に不満を感じないようにする……。
「さて、エルフ達との闘いはもうすぐだ…日本の事は政治家に任せて…今は…」
 そうだね。

 7月31日
『行きますぅ』
       :
「しつもーん、死んだら死にますか?」
『死んだら死にますぅ』
 意味わかんないし、相変わらず、この2人の会話は。
『他の人達はぁ』
「普通にしゃべれ、頼む!」
 翻訳コンニャクでも…
「いや、意味はわかるから翻訳は必要ないんだけど」
『他の人達は眠りという無防備な状態で精神を守れなくなりこの世界に吸引されてるんです』
 普通にしゃばれるんだ?
『でも、つかれますぅ、もうダメですぅ』
「なんでだ!語尾が伸びてるだけだろが、普段は…いや、それより…って事は精神の軟弱な奴らが夢世界で戦ってるって事か?」
『そうです。でもお2人は実体ごとこの世界に連れ出してるので死んだら本当に死んじゃうんです』
 精神だけ死ぬとどーなるの?
『欠片だけでもあれば、そこから…本人の意思次第です』
 ちなみに…氷深さんの台詞は翻訳済みだから。
「誰に何を言ってるんだ?」
 人間の戦士は増加を続けてるって聞いたけど、それってこの世界の力が強くなってるって事だよね?何でわざわざ戦士増やすの?
『………し、知らないです』
 そもそもがエルフ達のやってる事っておかしーよ。何をしたいのか見えてこない。何でわざわざ異世界に敵を召喚しておいて戦うの?何で…
「ストップ、どーせ知らないとしか答えないから、こいつ。聞くだけ無駄」
『そうです』
「何を考えてるかは知らない。けど、とにかく倒せばいい」
 この大会って何?ホントにみんな、了承してるの?だって…だって…同じ種族同士で潰し合う事も有り得るし。エルフは総意かもしれないけど、人間は一部の人しかこの世界に来てないんだよ?勝手に決めちゃっていいの?
『…』
「氷深を困らせない!」
 あぁぁぁ、そーいえば、お兄ちゃん、若返ってない!
「しょーがないだろ」
『明日は…たくさんの人間が召喚されます』
「人間の為に闘うなんてバカな事はしねーけど、エルフ達に好き勝手させるつもりもない」
 氷深さんは…人間、エルフ?どっちにつくの?同じチームなのに分裂してていいの?
『エルフはどこまでいってもエルフでしかないです』
「と、するともし優勝したら内紛だわなぁ」
 だって、いいの?それで!魔法兵器のまま終わっていいの?
『話すのはもうおしまいです』
「行っちゃったか。最大の敵はやっぱりあの2人か」
 お兄ちゃんは何か隠してたりしないよね、まさか?
「隠してない。私もわかんない事ばっかり…人間側はこれを了承してる?明日はたくさん召喚される?全然わからん」
 あの2人は…エルフから、魔王から逃げたんじゃないの?
「何がどーなってんだろーね」
 祐里はすっかり変わっちゃって、イヤな感じだったし。
「偽者だったりして」
 明日になればわかるかな?
「さあね。まあ、わかるのは人間達には氷深も祐里も倒せないって事だね」
 それじゃボク達にも勝ち目ないし。
「氷深をどれだけ揺さぶれるかだね。それに倒す必要はない、説得や!」
 ……そうだね。あとは…他の選手か…注目は?
「この、川本みかるという子が…」
 …どうなの?
「可愛い」
 それがどーしたぁぁぁぁぁ。
「可愛いから闘いたくないね」
 余裕だね…むっちゃくちゃ余裕だね、お兄ちゃんは。
「ふむ…まあね」

旧旧裏雑記 旧裏雑記 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月
ホームへ